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2001年10月

2001年10月31日 (水)

黒澤監督とオタクアミーゴス

今日は天神でうち合わせ。移動の途中、「オタクアミーゴス・ライブ」のチケットを買いに福家書店へ。 新刊のコーナーで「黒澤明 天才の苦悩と創造」というタイトルの本を発見、監督の熱狂的ファンなのでアミーゴスのチケットと一緒に買う。幻と消えた「トラ・トラ・トラ」について、関係者が語ったインタビューがとても面白かった。 この本に載っている黒澤監督の言葉「才能は努力と忍耐だ」というのがグッと来た。 ・・・ここんところずっと脚本を書いているが、最近「このぐらいでいいんじゃない。もうすぐ締め切りだし」なんて誘惑に負けそうになっていたボクなので、この「才能は努力と忍耐だ」という言葉はホント心に響きました。そうだよね、「もう、ここまで」と諦めたらダメだよね、うん、なっとくするまで書き直さないと! 「よーし、脚本ねばるぞー!締め切りが何だー!そんなものボクには関係ないぞー!」という気になってきた。

あのー「締め切りを守ったうえで、ねばらないと・・・」と言う冷静なツッコミは無しでお願いします。まあ、ほら、今日のところは、そのぐらいの気持ちなんだということで・・・ね。

2001年10月30日 (火)

ゲームをやった方、感想を教えて下さい。

任天堂ゲームキューブ用ソフト「ピクミン」のTVCM「ひっこぬかれーてー、戦ってー、食べられてー、それでもついて行くー(・・・確か、こんな歌)」というヤツがすごく気になる。だって、「食べられてもついていく」って、すごい事言ってるし・・・。CMでは主人公にくっついて動いている小さなキャラ達が、大きな怪獣にバリバリ食べられているシーンが流れていた。どうやら、ゲームのプレイヤーに従って行動する味方を、さんざん犠牲にしながら目的を果たすゲームのようだ。ボクは「ひたすらに自己犠牲を続けるキャラ」が出てくる話にスゴク弱いので、ちょっとやってみたい。

「ひたすらに自己犠牲を続けるキャラ」といえば、シルバスタインの絵本「大きな木」とかもたまらん話だったなあ。身勝手な主人公につくす木の話なんだけど、ほんとうに「泣きたくなるぐらいひたすらに」つくすんだよね。

そういえば昔の童話とかでも、「だから、なんなんだー」って言いたくなる話がよくあったなぁ・・・。

2001年10月29日 (月)

ちょっとだけ重大発表・・・

今日は1日、ひたすらに脚本を書いていた。(隣の「DIY大家さん」が静かだったので集中できた!よかった・・・。)もう、このスキにガンガン書きまくった。なんとなく1本目の方はメドが立ったかな。この調子で、もう1本の方も進むといいのだが・・・。もう1本の方は、構成がまだ甘いので「脚本の神様」は当分降りてきそうにない。とりあえずチラシの締め切りに間に合うように、早いところ構成だけでも完成させなければ・・・。

あっ!こう書くと来年2月公演が2本立てなのがバレてしまいますね・・・。

2001年10月28日 (日)

愛すべき「おバカ映画」

映画「キャッツ&ドックス」を観に行く。人間の味方のイヌ族と世界征服を狙うネコ族が、マトリックス並みのアクションをくりひろげながら戦うという「設定からして、もうウソばっかりの映画」なんだけど、CGで強引に「らしく見せている」のがスゴク面白い。予想以上に「実際の動物達」が名演技を披露しているのもよかった。(ボクは特殊工作部隊の「ドーベルマン軍団」が1番気に入った。) 登場する動物達がハイテク機器を平気で使いこなしている姿に、「肉球ぷにゅぷにゅの前足でコンピューターは使いこなせないだろー」なんてツッコミを入れつつ、大いに楽しんだ。

この映画を観て、大好きな作家、カート・ヴォネガット・ジュニアの短編小説「ほら話、トム・エジソン」(早川文庫「モンキー・ハウスへようこそ.1」に収録)を思い出した。もしかしたら元ネタになってるのかな?

2001年10月27日 (土)

ドジな事件は公演中にもよく起きる。

面白いHPを発見、その名もAhoo!JAPAN(アホージャパンと読む)。おバカな情報満載で、色んな人のドジ話を集めた「みゆちの愛すべきAhoo!達」というコーナーがおすすめだ。(http://isweb21.infoseek.co.jp/art/mijuki/ahoo/ahoo) 「飛行機で沖縄に行く途中でやらかした父親の話」「夢にうなされた父親の話」など、父親ネタが面白かった。

ドジな事件といえば・・・イベントで、ある女子大の学祭に行ったときの出来事。クライマックスのシーンで、ボクが決めゼリフを言った瞬間に、ボクの差し歯が客席に「ぴゅー」と飛んでいった事があった。(ボクの前歯は4本とも差し歯なのだが、このイベントの時はまだ「4本がつながって1つになっている仮歯」だったので、まるで入れ歯のような、「前歯4本が1つになったカタマリ」が客席の女子大生たちの間に「ぴゅー」と飛んでいってしまったのだ!) ほら、事故とかで、その瞬間をスローモーションのように感じるって言うでしょう?この時もそうだったね。ボクの口を飛び出した「歯のカタマリ」が、ゆっくりと放物線を描きながら客席の女の子の前に落ちていったもん。その女の子ははじめ「何が起きたんだろう?」という顔をしていて、その顔がだんだん「信じられない!」て顔に変わって、そして最後に悲鳴を上げた・・・。もう全部ゆっくり動いて見えたもんね。 飛ばしたボクが言うのも何だけど、歯がまとめて飛んできたら、そりゃ怖いよねー・・・この時は、本当に恥ずかしかったなー。

2001年10月26日 (金)

「DO IT YOURSELF 」もほどほどに!

ここ2,3日すっかり昼夜が逆転している。原因は隣の大家さん。この大家さんは何でも自分で作っちゃう人らしく、時々すさまじい音を立てて作業を始める。(しかもいったん始まると、もう1日中、工作機械の音をガンガンに響かせている。)ここ1ヶ月程は静かだったんだが、ボクが脚本を書き始めた途端に「ギヨォイーン、ギヨォイーン」と、すさまじい機械の音が響きだした。どうやら隣の大家さんも「何かひらめいて」活動を始めたらしい。せっかく「脚本の神様」が降りてきたと思っていたのに全然集中できない。仕方なく夜中に作業をしているが、昼間は色々あるのですっかり寝不足が続いている。
この隣の大家さんは、朝6時(!)ぐらいから平気で作業を始めるし、日曜日だってお構いなしで「ギヨォイーン、ギヨォイーン」とくる。ある時、あんまりうるさいから一体何をしているのか見に行ったら、何とこの大家さん、大型冷蔵庫を自分で小さく解体して、燃えないゴミ袋に詰めていた!(たぶん粗大ゴミで出してお金を取られたくなかったんだと思う。)まったくかんべんしてほしい、「大型冷蔵庫を小さくバラバラにする」なんてこと、個人でするかな普通?
しかし、ボクが脚本を書こうとするときにかぎって、隣の大家さんも作業を始めるのはナゼだろうか?・・・もしかして「やる気になるバイオリズム」とかが一緒だったりして・・・うわー、もしそうだったら最悪だよね。

2001年10月25日 (木)

自転車から、なぜかパンツへ

掲示板をにぎわせていた「コガキョ自転車盗難事件」が、何だか解決したようだ。コガキョ(スカイマーク役)もそうだが、ギンギラの女優陣は自転車利用者が多い。自転車にでかでかと名前を書く「立石さん」(前回は産休を取った瀬戸さんの変わりに長崎空港を熱演。)もそう。ただし、ギンギラ小さいモノクラブ代表の立石さんなので、自転車に乗る姿は、まるで「小学生が親の自転車に無理矢理のっている」ように見えて危なっかしい。
しかし立石さんの書き込み「でかでかと名前を書く」というコメントには参った。もう一気に小さい頃の恥ずかしい記憶がよみがえったもんね。(詳しくは、掲示板NO・489の書き込みを見るべし。)ところで今どきの子供はブリーフ派じゃなくてトランクス派らしいと聞いたんだけど、本当なのかな?小さい子供がトランクスなんて、なんか生意気な気がしてしまう。自分が中学ぐらいまでは、みんなブリーフだった記憶があるんだけど・・・これも時代の流れというやつなんだろうか? 

2001年10月24日 (水)

どうやら四季の方もギンギラを観てくれているようです。

今日は、九州ウォーカー連載コラムの取材日。今回はライオンキングの舞台裏を探検することになっている。先ずは公演を観ることに。徹夜明けだったので(理由は昨日の日記を)寝ちゃったらどうしようと、内心不安だったんだけど、そんな心配は無用だった。もうオープニングシーンから釘付けで本当に面白かった。
舞台裏を見せてもらうのが、今回の取材の目的なので、いったん外で客出しが終わるのを待ってから再び会場の中へ。制作の方に案内してもらって、セットや、小道具をしっかり見せてもらう。(何と小道具部屋まで見せてくれた!ギンギラでかぶりモノを作っているボクとしては、この時が1番興奮した!!)
取材が終わって、舞台裏を案内してくれた四季の制作の方に、「昔ギンギラで、1分で終わるオペラ座の怪人というネタをやったことがあるんです」と告白したら、「知ってますよ。」と答えが返ってきたので「あっ、ばれてる!」と、ちょっとドキッとしてしまった。でもそのあとに「スタッフにギンギラファンがいるんですよ」と話が続いたのでホッとする。・・・この感じだと、ライオンキングネタをやっても大丈夫かもしれない。
夜は「文化芸術振興財団」というところで打ち合わせ。今日は徹夜明けでヘトヘトになったが、「ライオンキング」の世界を、表も裏も存分に堪能できたんだから文句はない。大満足の1日だった。

2001年10月23日 (火)

ほんとに、降りてくる感じなんですよ。

夜中になって、脚本の作業がグンと進んだ。断片的なシーンや、セリフがどんどん浮かんでくる。まるで「脚本の神様」が降りてきた感じ。思いつく端からどんどんメモしていく。あまりのうれしさに徹夜で脚本を書く。全部ではないが、大事な部分は、だいたいめどがついたかな。いいぞーおれ!久々に自分をほめてやりたい気分。 いつもこうだといいのだが、この「脚本の神様」はなかなか降りてきてくれない。取材して、資料を集めて、自分の作りたい話のイメージを固めて、それを、ひたすら、ひたすら、ひたすらに、頭の中でこねくり回して「ああ、もう逃げちゃおーかなー」ぐらい精神的に追いつめられた頃に、やっと登場となる。あー来年の2月までに、あと2,3回降りて来てくれるといいんだけどなあ・・・。

「脚本の神様」って、なかなか現れずにさんざん振り回すくせに、ひとたび現れれば見事に結果を出してくれる「憎いあんちくしょう」なのだ。 

2001年10月22日 (月)

「ギンギラ好きのおもろい夫婦」

ギンギラ御用達の店「ジャンジャン」はカリーがおいしいエスニック料理の店。(店のオーナー夫婦がギンギラのお客さんだったのがキッカケで、いまではギンギラ本公演の打ち上げは、いつもここでやっている。)今日は、この店のオーナー夫婦のお話。
題して「おもろい夫婦カラオケに行くの巻」
2人はカラオケが大好きで、よく一緒にカラオケボックスに行くらしいんだが、何とこの2人は、1人ずつ別々に部屋を取って歌うんだそうだ。それぞれ別のボックスに入るなり、家であらかじめ書いてきた「歌うリスト」にそって、一瞬たりとも時間を無駄にしないように、ひたすら歌うとのこと。「カラオケに2人で行って、別々の部屋に入るなんて、そんなの寂しすぎる」とボクがいうと、「となりの部屋から壁越しに響いてくる相手の歌声を聞いてるから寂しくない。」とくる。・・・それって、楽しいのか?

大塚ムネトの不定期日記