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2001年11月

2001年11月30日 (金)

「メール打ってるヒマがあったら、会いに行け!」と言いたい。

携帯電話でメールを送ろうとしている人を見ると、よけいなお世話かもしれないが「電話なんだから、話せばいいだろう」と言いたくなってしまう。さらによけいなことだけど、「というか、電話じゃなくて会いに行けよ!」と言いたくなる。 メールにハマっている知り合いに、「メールじゃなくて会いに行けばいいやん?」と言ったら、会うのはめんどくさいと言い返された。 「メールぐらいの距離感がいいんだ・・・」だって。

「なんだそりゃ?」と言いたい。まったく電話の役割って何なのだろう。離れている同士をつなぐのが電話の役割じゃなかったの?どうも、携帯電話というのは、わざわざ人と人の間に入って「距離を遠くする道具」になっているような気がして仕方がない。

「遠くを近くする道具」だったはずが、「近くを遠くする道具」に変わってしまった。 どうしてかな・・・

てなことを考えながら「福岡電話物語」の脚本を書いています。

全然関係ない話だけど・・・交差点で信号待ちをしていたときのこと、隣の若者が携帯でメールを送っていた。やれやれと思ってよく見たら、若者が持っているのは携帯電話じゃなくて、なんと電卓だった。若者は信号待ちしながら必死に何かを計算していたのだ! ・・・・交差点で、必死に計算している人が隣にいるのはちょっと怖かったです。

2001年11月29日 (木)

「ドールハウス王選手権」

TVチャンピオン「ドールハウス王選手権」を見る。ペーパーークラフト王など、「造形作家対決」の時は必ず見るようにしているのだが、今回のチャンピオンはセンス、技術共にぶっちぎりだった。とくに、作品の緻密さは1番だった気がする。

そういえば、ドアとか壁とかのパーツがテキストと一緒になってる「週間ドールハウス」という本があったよね・・・・あれって、まだ本は出てるのかな? ボクの周りで、作ってる人は一人もいないが・・・・・あのハウスは完成したんだろうか・・・だれか作ってる人知ってる? 

2001年11月28日 (水)

ハムレットなオムレット

今日は「外食王オムレット」の脚本作業を進める。タイトルの「オムレット」でわかるように、シェイクスピアのハムレットがベースなのだが、さてどこまでハムレットにしようか、ちょっと悩んでいる。だってハムレットと言えば、「殺し、殺され」で、登場人物のほとんどが死んでしまうし・・・・外食産業の話で最後にみんなが死ぬというのも、なんだかねえ・・・・
とりあえず、狂牛病など、目が離せない事件が次々起こっているので、ギリギリまでの出来事を脚本に落とし込めるように、構成をやり直すことにした。
夜は、田中真紀子そっくりな室井滋をみたいばっかりに、日テレ系ドラマ「レッツゴー永田町」を見てしまった。(漫画が原作の「人物薄っぺら」なドラマ。でも現実の政治もこの程度だったりして・・・・)ドラマの中では、改革派の総理が、守旧派と組む展開になってるけど、気がつくと現実の方でも改革があやしくなってるような・・・。
田中外相の「指輪無くし事件」が、さっそくドラマの中に取り入れてあったので、「このドラマ、一体どういうスケジュールで撮影してるんだろうか」と、ふと疑問に思った。ギリギリまで、何か起きるのを待ってたりするのかな?

2001年11月27日 (火)

今日発売の九州ウォーカーに・・・

今日発売の九州ウォーカーに来年2月公演の情報がでるので、HPの公演情報も最新版に更新、正式なタイトルも発表する。

午後から日下部君と、合作の「電話物語」の脚本作り。今日は2人で話しながら、具体的にセリフをおこしていった。 全体の構成はだいたい出来ているのだが、まだシーンとして弱いところが残っているので、お互いの宿題にして今日は終了。

2001年11月26日 (月)

「藤岡弘パワー」を分けてもらいたい

チラシの作業が終わり、あとは完成を待つだけ。でも、まだDM用の挨拶文、ポスターなど、作らないといけないモノがたくさんある。ぼちぼち作業をしながら、同時に脚本も進める。
夜は、気分転換に、ケーブルテレビの留守録でたまっていく一方の「ダメ映画」を見る。今日は東宝特撮映画「ヤマトタケル」を見た。
ヤマタノオロチ(というか、首が多すぎるキングギドラにしか見えない)と戦う中途半端な怪獣映画だが、この映画の前半45分はオススメだ。前半はクマソの討伐を命じられた主人公がクマソの王を倒すまでのお話。
これが予想以上に面白い。みんなが知らないのを良いことに世界観は何でもアリのまるで日活無国籍映画のようなキャラ達が、ロケシーンを多用した雄大な風景の中で物語を展開する。さらにクマソの王を藤岡弘が迫力満点に演じていて、前半だけで満足。(というか、前半だけしかダメ)だって、後半次々に出てくる怪獣が、どれも「人間・藤岡弘」より弱そうにしか見えないのだ。
まあ藤岡さんの迫力がすごすぎるともいえるけど・・・。以前、藤岡さんと仕事をしたときの事を思い出した。ちょうどタイタニックが公開される直前のこと。藤岡さんは「この前キャンペーンで来日していた、キャメロンくんとデカプリオくんがウチに来てね、寿司が食べたいっていうからボクがご馳走したんだよ」と迫力たっぷりに語ってくれた。
ハリウッドの大監督を捕まえて「キャメロンくん」といえるのは、藤岡弘さんだけに違いない。 

2001年11月25日 (日)

ビミョーに、一方的な日本語

最近、TVのニュースなどの終わり際に、キャスターが、「では、また明日おめにかかります。」とキッパリ言うのがちょっと気になる。

いつから「おめにかかります!」とキッパリ言うようになったんだろう? でも、一方的に「おめにかかります!」ってキッパリ言われても困るよね。そんな「勝手に決めるなよ」とツッコミを入れたくなる。

昔は「明日もご覧下さい」とかの、「お願いですから」というニュアンスのコメントだったような気がするんだけど・・・。

こっちのことなどお構いなしに、「おめにかかります!」って言われると、「明日も見るかどうかを、お前が決めるなよ」て、つい心の中で言い返してしまう。

あとファミレスで「ご注文がお決まりのころ参ります。」って言うでしょう? あれも言われると、なんだか、もやもやーっとした気分になってしまう。

「お決まりのころ」って・・・・・「ころ」ってなに? 「どうして、お決まりのころがわかるの?」

しかし、ほとんどの場合、せっかくボクの心が何を食べるか「お決まり」になっていても、注文を取りに来やしない。結局は呼んで注文を言うことになる。 ボクが悪いのかな?もっと「あっ、あの人は決まったな」って、お店の人にわかるような雰囲気を出さないといけないのかな・・・。 どうすればいいんだろう、「わーい、注文が決まったぞー」って、スゴク嬉しそうな顔をしていればいいんだろうか・・・・。

というか、最初から「注文が決まったらお呼び下さい。」って言ってくれないかな。

2001年11月24日 (土)

夢天神ホール

オタクアミーゴスのライブを見に行く。会場は夢天神。じつは、夢天神に行くのはこれで3回目。(1回目は岩田屋イベントの下見、2回目がイベント当日、そして今日が3回目) 岩田屋のイベントで天神開拓史を上演するまで、夢天神に行ったことがなかった。

下見で初めて行ったとき、見るもの全部めずらしくて、あっちこっち、きょろきょろ見ていたら、ホールスタッフの方に「さては大塚さん、ここ初めてでしょう!」と見破られてしまった。(ご免なさい。別に避けてたわけじゃないんだよ、何だか縁がなかっただけなんだからね。)

岩田屋のイベントで1回使っただけなのだが、スゴク気に入ってしまったので、来年の天神開拓史は、夢天神でやろうと思っている。

2001年11月23日 (金)

映画天国?それとも映画地獄?

朝起きて、今日は久々に予定が何もないことに気がついた。しかし習慣は恐ろしい。何も予定がないのに、ハッとして目が覚めてしまった。まったく、風邪が治ってないんだから起きなくてよかったのに・・・。

今日こそゆっくり休養が取れる。今日こそ風邪を治さなければ!・・・というわけで、今日は1日、家でおとなしく映画を見て過ごすことに決定!ケーブルテレビの番組表を見て1日の予定を立てることにした。

おおー!午後1時から押井守監督の「うる星やつら2」があるぞ! おおー!夜10時からは「スタートレックボイジャー」がある! おおー!夜10時50分からは「エイリアン2完全版」が放送だ!

今日は、なんて素晴らしい日なんだ!さっそく「全てを見る」予定を立てることにする。 まず1時まで寝て、「うる星やつら2」を見ながらご飯を食べて、また寝て10時に起きて「スタトレ」を見て、1時間モノのドラマは45分で終わるから5分でトイレに行って50分から「エイリアン2」を見て、そして寝る。 ・・・いいぞ、映画三昧な上に、風邪も治るという素晴らしいスケジュールが完成した! さっそく実行に移す。

ところが、押井守つながりで、うっかり「パトレイバー2」のビデオを見てしまった。まあ大好きな映画なのでつらくはないが、昼になってしまったのでそのまま「うる星やつら2」を見る。 さすがに疲れたので、今度こそ予定通りに寝る。

なんと、今度は寝過ごしてしまった!せっかく立てた予定が台無しだ。 スタトレを見損なってしまった!(まあリピート放送があるからいいか・・・。) 気を取り直して、途中からになってしまったが「エイリアン2完全版」を見る。これも何度も見ている映画なので、途中からでも大丈夫。 「エイリアン2完全版」が終わったのが、午前1時30分、ここで寝るはずが、ついチャンネルを変えたのがまずかった。

「おおー!戦国自衛隊を放送しているぞ!」

・・・・・・最後まで見てしまった。

あれ?今日は1日ゆっくりしたはずなのに、何だかヘトヘトになっている。 ・・・・今度こそ寝ることにした。「風邪が治りますように!」

2001年11月22日 (木)

ビバ博多!

今日はウォーカー連載コラムの取材の日。今回は書道用品を販売している「平助筆復古堂」という店を取りあげることにした。(この「平助筆復古堂」は、なんと創業が1501年という「超老舗」!もちろん博多で1番古くから営業しているお店ということになる。) 今回は、超老舗のお店がどんなところか探検に行ったというわけです。

しかし創業1501年とは、恐れ入った。室町時代ですよ、室町!キリスト教や鉄砲が日本に伝来するより前から営業していたなんて!

お店の方の話によると・・・ 古くから貿易が盛んだった博多では、中国から伝来した毛筆をお手本にしてすぐれた筆が作られたんだそうだ。博多で作られた筆は「筑紫筆」と呼ばれて全国的に有名なんだって。 (この「筑紫筆」も歴史が古い。記録によれば、1300年ぐらい前にはもう作ってたらしい)この筑紫筆を作る名人だったのが「初代平助さん」、以来ずーっと筆を作ってるんだそうだ。ちなみに今の店主は初代から数えて10代目の平助さん。平助が作る筆だから「平助筆」というわけ。「復古堂」というのは4代目平助の時に、黒田藩から与えられた名前なんだって、両方をあわせて、「平助筆復古堂」というわけだ。しかし凄いよね、筆一筋500年だよ。こんな「超老舗の店」があるなんて、博多って凄い街だよね。

取材の帰りに、那珂川をはさんでちょうど「平助筆復古堂」の向かい側にある屋台「一竜」でラーメンを食べる。食べ終わって外に出ると、あっという間に行列が出来ているのでビックリしてしまった。さすが「行列の出来る屋台」は違う。取材も楽しかったし、おなかも一杯。今日は博多を満喫した1日だった。

2001年11月21日 (水)

門司電気通信レトロ館に大感激!

まさかの徹夜で、風邪がぶり返してしまった。 今日は門司港にある「門司電気通信レトロ館」に取材に行くことになっている。 朝10時30分に博多駅で日下部君と待ち合わせ。徹夜明けで、なんだかどんよりとした気分で待っていたら、日下部君もどんよりとやってきた。聞けば、彼も風邪が長引いていて苦しいそうだ。

どんよりした2人で門司港に向かった。ちょっとなさけない・・・。

JR門司港駅でギンギラを追いかけているドキュメンタリーのスタッフと合流。僕らがどんよりしているのでビックリしていた。「スミマセン、風邪でぼろぼろだったんです。」 TVの取材を受けながら「門司電気通信レトロ館」へ。 「見たいものが何もなかったら、どうしよう」と、ちょっと心配していたが、そんな心配は無用だった。

館内は昔の電話機など、今回の脚本を書く上で、どうしても知りたかったモノたちで一杯。まさに見たかったものばかりなので2人とも大はしゃぎ、朝のどんより気分は、すぐに吹っ飛んでしまった。 さらに、ありがたいことに、この博物館の館長である渡辺さんが、僕らの疑問に1つ1つ丁寧に答えてくれた。もう風邪なんて言ってられない。テンションを上げて、渡辺さんに電話のことをガンガン取材した。 渡辺さんの話を聞けば聞くほど、自分の中で、作品のイメージがどんどん広がっていくのがわかる。スゴクいい感じ。脚本の神様が降りてきそうな感じだ。

「渡辺館長、取材に協力してくれてありがとうございました。」

取材の途中、チラシの修正が間に合ったとの連絡もあり、ホッとする。 えっ、風邪?・・・・休めば治るんでしょうけどねー・・・。 

大塚ムネトの不定期日記