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2001年11月22日 (木)

ビバ博多!

今日はウォーカー連載コラムの取材の日。今回は書道用品を販売している「平助筆復古堂」という店を取りあげることにした。(この「平助筆復古堂」は、なんと創業が1501年という「超老舗」!もちろん博多で1番古くから営業しているお店ということになる。) 今回は、超老舗のお店がどんなところか探検に行ったというわけです。

しかし創業1501年とは、恐れ入った。室町時代ですよ、室町!キリスト教や鉄砲が日本に伝来するより前から営業していたなんて!

お店の方の話によると・・・ 古くから貿易が盛んだった博多では、中国から伝来した毛筆をお手本にしてすぐれた筆が作られたんだそうだ。博多で作られた筆は「筑紫筆」と呼ばれて全国的に有名なんだって。 (この「筑紫筆」も歴史が古い。記録によれば、1300年ぐらい前にはもう作ってたらしい)この筑紫筆を作る名人だったのが「初代平助さん」、以来ずーっと筆を作ってるんだそうだ。ちなみに今の店主は初代から数えて10代目の平助さん。平助が作る筆だから「平助筆」というわけ。「復古堂」というのは4代目平助の時に、黒田藩から与えられた名前なんだって、両方をあわせて、「平助筆復古堂」というわけだ。しかし凄いよね、筆一筋500年だよ。こんな「超老舗の店」があるなんて、博多って凄い街だよね。

取材の帰りに、那珂川をはさんでちょうど「平助筆復古堂」の向かい側にある屋台「一竜」でラーメンを食べる。食べ終わって外に出ると、あっという間に行列が出来ているのでビックリしてしまった。さすが「行列の出来る屋台」は違う。取材も楽しかったし、おなかも一杯。今日は博多を満喫した1日だった。

大塚ムネトの不定期日記