脚本を書きつつ・・・(ホントだよ)
こればっかりと言うのもつらくなってくる。息抜きにゴジラ最新作をレンタルで見た。これ「かなり出来がいい」という評判だったので気にはなっていたのだが、ゴジラシリーズに全然期待をしてないので劇場には行っていなかったのだ。(同時上映がハム太郎ってのも行く気が無くなった理由だけど・・・)。
これまでのゴジラ映画って、画にも工夫が無いし、スト-リーは子供だましな上に破綻しまくってるし、映画を作っている連中の愛情や熱意がぜんぜん感じられなかったから嫌いだったのだ。「とりあえず作りました、みたいなミニチュアセットの中で着ぐるみの怪獣がダラダラプロレスごっこをしているだけ」って感じなんだもん。
「どうせ今回もダメだろう」と諦めつつ見ていたのだが・・・これが、本当に面白かったのでビックリしてしまった。「初代ゴジラ」以外で面白いと思ったのは初めて!ストーリーも、まあがんばっていたし、なにより多くの場面で「俺たちはこんな画を見せたいんだ!どうだ、カッコイイだろう!」って作り手の思いが伝わってきたのが嬉しかった。もちろんハリウッド映画ほど予算が無いから、完成度がいまいちの場面もあるが「見せたい画」がわかるから許せてしまうんだよね。しょっぱなから出てくる宇崎竜童の棒読み演技だって、そのうち「これも役者の味かな」なんて思えてきたし・・・。
いつもはあまりのつまらなさに「途中早送りで」ガッカリしながら見ているゴジラ映画だが、今回は2回続けて見てしまった。