子だくさん危機一髪!?
稽古帰りにコンビニに寄ったときの事。買い物を済ませて外に出たら1匹の猫がじっと座っていた。よく見るとその猫のお腹がだいぶ大きくなっている。どうやらもうすぐ子供が産まれるようだ。が、よく見たのがいけなかった!ボクと目があったとたん、その猫はボクのあとについてくるようになってしまったのだ。
「うわ、しまった、こいつボクの家に転がり込んで産む気だ!」
走ってみたが猫のほうもはぐれまいと必死についてくる。さすが「母は強し」と言うのか、とにかくボクのあとをついてくる。一瞬、部屋の中で子猫たちが走り回っている光景を思い浮かべてゾッとしながら、ひたすら逃げるボク。
困った事に、コンビニから家に帰るには車の往来が激しい大通りを渡らないといけない。でも、うっかり渡って猫が車にはねられたら・・・・なんて思うと渡るに渡れない。どうする事も出来ずにコンビニの前であたふたしていたら、急に猫がボクから離れていった。見ると、ボクが持っている袋より大きな袋を持った人が、ちょうどコンビニから出てきたところだった。
なんだよ・・・もちろんついてこられたら困るんだけど、急に知らんぷりは無いよなぁ・・・。ちょっとだけだったけど、あたふたしていたボクの気持ちはどうしてくれるんだよ!
ほっとしたような寂しいような気分で、大通りを渡って家に帰った。