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2003年4月

2003年4月30日 (水)

一部手直し

去年上演した開拓史は「現在のシーン」だけで40分以上もあった。もともとは10分ぐらいしかなかった場面なのだが、あれこれ新ネタを書き足しているうちにどんどん増えてしまったのだ。

今回は基本的には去年の再演と決めているが、現在のシーンだけは少し短くしようと思っている。で、キャラや、出来事など「シーンを構成している要素」をすべて抜き出して、再構成しようとしているのだが・・・・うーん、どれも捨てがたい・・・。

とりあえず、今週いっぱい時間をもらって悩むことに。

2003年4月29日 (火)

今日は香椎花園でイベント&チケット発売日

たった15分ぐらいだけど、バリバリの新作を上演。公演は11時半と2時半の2回のみ。一回目が11時半と聞いたときには「ああ、1回目は時間が早いからきっと関係者だけだろうなあ・・・」なんて思ってたんだけど、会場が人で一杯だったので驚いた。いやー子供は早起きだねぇ。ただ、作品が「じゃまもの扱いされた人工島が、同じく嫌われ者のケヤキと庭石を乗せて旅に出る」という話だったので、たぶん(というかきっと)観ていた子供たちは何のことだかわからなかったと思う。保護者の大人とボクらだけでワイワイ盛り上がっているうちにイベントは終了。

3時過ぎには片づけも終わったので、「せっかくだし、みんなで香椎花園で遊ぼう!」という事になった。まずは打ち上げと称してビールで乾杯。「昼間っからビールなんて、なんてダメな大人だろう・・・」なんて言いつつ「でも、このダメダメ感がいいんだよね~」とみんなで酔っぱらう。で、パットゴルフをしたり、ジェットコースターに乗ったり、ゲームをしたりと園内で大はしゃぎ。

途中、「チケットを取ってからイベントを観に来ました!」と声をかけてくれるギンギラのお客さんに出会う。遊んでいる間に何回か同じように声をかけられた。わざわざ来てくれるなんて、本当にありがたい。 

2003年4月28日 (月)

買うのを「火の鳥」にすればよかった・・・

コンビニで、梅図かずおの恐怖マンガ「神の左手 悪魔の右手」を発見。最近増えてきた「コミックス2冊分ぐらいを1つにまとめた廉価版」で、上中下の3冊に再編集されてるやつ。

恐怖マンガは苦手なんだけど、「漂流教室」以来、梅図マンガだけは恐怖モノも読んでいるので、つい買ってしまった。

で、読んだらものすごく怖い。理不尽だし、残酷シーンは容赦ないし・・・あまりの怖さに、読み終わってすぐ本棚の奥に隠してしまったほど。ボクには、「漂流教室」や「わたしは真悟」などの、「恐怖とSFが合体した作品」ぐらいが丁度いい。ほとんど全編、残酷な恐怖のみの「神の左手 悪魔の右手」は、刺激が強すぎた。もう全然救いがないんだもんなぁ・・・。

2003年4月27日 (日)

嘉穂劇場へ

今日は嘉穂劇場で予算の打ち合わせ。制作担当の立石、仲、ボクの3人で嘉穂劇場へ。立石、仲の2人は今回が初嘉穂劇場なので、もう騒ぐ騒ぐ。レトロな小屋にキャーキャー、奈落などの舞台の仕掛けを見せてもらってキャーキャー・・・・。うんうん、わかるぞその気持ち!この前のボクも同じ反応だったし。

小1時間ほどキャーキャー言ってから打ち合わせへ。予算、チケットの配券についてなど、どんどん具体的な話が進んでいくのがすごく嬉しい。

「おー、ついに実現するんだなぁ・・・」

2003年4月26日 (土)

土曜の夜は

タイマー録画していた「住宅番組」をまとめてみる事が多い。金曜放送の「完成ドリームハウス」(毎週、一建の家が建つまでを追いかけるドキュメントバラエティ)と、今朝の「建もの探訪」、そして、昼間に再放送の「ビフォーアフター」。

今一番のお気に入りは「完成ドリームハウス」かな。どうでもいいスタジオトークなしで、現場の映像だけで番組が進んでいくので、「設計家や建て主のイメージが具体化するところ」をじっくり見る事が出来る。

今日も稽古から帰ってきてまとめて見た。で、見終わったあとは「賃貸だから家をいじるわけにはいかないし、せめて家具ぐらいこりたいなぁ・・・」と、イームズのカタログを見て「でも、値段がなぁー」といじいじ過ごす。

2003年4月25日 (金)

毎朝やってくる3羽の鳩

最近、毎朝5時から6時ぐらいの間に、うちのベランダに3羽の鳩たちが飛んでくるようになった。で、この連中がうるさいうるさい。カーテン越しにこっそり観察したら、小さな1羽を巡って大きな2羽が争っている。

「おいおい、朝から人んちのベランダで恋のバトルかよ!」

眠りをジャマされてむかついているボクの横で、バサバサ羽ばたきながら「ポーポーハボー!ハボー!」と大騒ぎが続く。最初は「争う大きな2羽」に怒っていたが、ここ数日、鳴き声を聞いていてある事に気がついた。「小さな1羽」の鳴き方が「ほらほら、どっちがあたしをものにするの?さあ、あたしのために戦いなさいホホホ・・・」と、まるで戦いをあおっているような鳴き方なのだ!

とりあえず、うちのベランダを舞台にするのはやめてくれないかなぁ。「なるほど、これが強い相手を求める種の本能なのだねぇー」なんて感心する余裕、寝起きのボクにはないぞ!

2003年4月24日 (木)

都市交通のあり方

西鉄広報誌の取材を受ける。事前打ち合わせの時には3人ぐらいだった人数が、今日は10人ぐらいギャラリーがいてちょっとビックリしてしまった。ちょっと緊張しつつ、ギンギラの事や天神について思う事を話す。

話をしている中で、「もし今の天神からバスがなくなったら・・・」という話になった。ある調査によると、バスが天神に運んでいる人数を、一般乗用車で運ぶとした場合、今の3倍の車が必要との事。今の3倍の車が入って来たら天神がパンクするのは目に見えている。

この先、天神はどうなってしまうんだろう?

次々開発が進んで、新しい建物が出来る事にワクワクしていたけど、ちょっと開発が落ち着いて気がついてみたら、車が増えて渋滞はひどくなる一方。今やオーバーストアー状態といわれるほど百貨店が出来、商圏が福岡都市圏から九州全体まで広がっている以上、集まる人数が、天神のキャパを越えてるのは明らか。

昔から天神界隈の道路の渋滞は言われていたが、まだ人が少なかったから何とかなっていただけで、ずっと問題が先送りされてきたんだよね。これといった対応策もないまま流入する人や車が増えてるんだから、そりゃ車で街が一杯になるよなぁ。

思い切って、天神へ一般車両が進入するのを禁止したらどうだろう。渡辺通りを歩行者天国にして、中央にバスが走る道だけを造る。で、いずれは、無公害の燃料電池式バスにするか、あるいは段階的に路面電車にかえていく。

都市の中心部をバスや路面電車だけが走るってのは、すでにヨーロッパの都市では実施されている。(まあ、ヨーロッパの場合は、背景として市民の環境意識が高く、選挙でも環境問題が中心になってたりするからって理由があるんだけど・・・)全国に先駆けて福岡が「ヨーロッパ方式」を採用して、日本中に「福岡モデル」がひろがるなんてなればものすごくカッコイイと思うんだけどなぁ。

・・・・なんて事を話しているうちに取材終了。

2003年4月23日 (水)

音響の遠藤さん

今回は遠藤さんという方が音響をしてくれる事になっている。(じつは、こっちのスケジュール調整ミスで音響のTKが参加出来なくなってしまい、アラマッキーの紹介で遠藤さんにやってもらう事になったのだ。)で、今日は顔合わせと音響引き継ぎを兼ねた打ち合わせ。

遠藤さんはギンギラにお客として来てくれていて、本番中に知り合いがキャラに絡まれた事もある、いわば「ギンギラのノリを知っている方」なので、安心してお任せしている。

2003年4月22日 (火)

本屋にて

昔の「科学と学習の教材」を復刻した「大人の科学」を発見。復刻版の教材と雑誌のセットで1600円と、値段の方も「大人向け」になっている。

科学と学習といえば、小学校低学年の頃は毎月学校に業者が売りに来ていた。(もちろん我が家では「おもちゃは買わない」という決まりがあったのでボクは買ってもらえなかった。)「おもちゃじゃないよ、教材だよ。きっと勉強にだって役に立つし・・・・」とか何とか言って必死に頼んで、やっと買う事を許してもらったのを覚えている。おもちゃを買ってもらえなかったボクは、月に1度の教材を本当に楽しみにしていた。

どうやら「大人の科学」は月イチで発売になるようだ。まいったなぁ・・・きっと、毎月買ってしまうだろうな。

2003年4月21日 (月)

もちろん黒澤映画も大好きだけど

このところ、BSで昔の時代劇映画を放送している。今日は、昭和34年に東映京都が制作した映画「風雲児 織田信長」だった。当時東映のスターだった中村錦之助(後の萬屋錦之介)が主役の織田信長を、兄弟の中村嘉葎雄(魔界転生では柳生十兵衛の父を演じている)が木下藤吉郎を演じ、豪華な出演陣、セットの大きさ、エキストラの人数など、今の時代劇からは考えられないような壮大なスケールのエンターテインメント映画だった。

ボクは、これら昭和30年代のチャンバラ時代劇が大好きだ。「戦前からの大物俳優の貫禄のある演技」と「今やバリバリ主役を演じている俳優の若い頃の初々しい演技」の両方がみれるし、なにより、テンポがよくておもしろさを追求している姿勢が好きなのだ。当時は子供から大人まで、みんながチャンバラ映画に熱中して映画館に詰めかけていたんだよね。

海外で評価されているせいか、時代劇といえば東宝制作の黒澤映画と思われがちだけど、当時の東映時代劇にも面白いモノはたくさんある。今時代劇ブームなんだし、再評価してもいいと思うんだけどなぁ。

大塚ムネトの不定期日記