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2003年4月24日 (木)

都市交通のあり方

西鉄広報誌の取材を受ける。事前打ち合わせの時には3人ぐらいだった人数が、今日は10人ぐらいギャラリーがいてちょっとビックリしてしまった。ちょっと緊張しつつ、ギンギラの事や天神について思う事を話す。

話をしている中で、「もし今の天神からバスがなくなったら・・・」という話になった。ある調査によると、バスが天神に運んでいる人数を、一般乗用車で運ぶとした場合、今の3倍の車が必要との事。今の3倍の車が入って来たら天神がパンクするのは目に見えている。

この先、天神はどうなってしまうんだろう?

次々開発が進んで、新しい建物が出来る事にワクワクしていたけど、ちょっと開発が落ち着いて気がついてみたら、車が増えて渋滞はひどくなる一方。今やオーバーストアー状態といわれるほど百貨店が出来、商圏が福岡都市圏から九州全体まで広がっている以上、集まる人数が、天神のキャパを越えてるのは明らか。

昔から天神界隈の道路の渋滞は言われていたが、まだ人が少なかったから何とかなっていただけで、ずっと問題が先送りされてきたんだよね。これといった対応策もないまま流入する人や車が増えてるんだから、そりゃ車で街が一杯になるよなぁ。

思い切って、天神へ一般車両が進入するのを禁止したらどうだろう。渡辺通りを歩行者天国にして、中央にバスが走る道だけを造る。で、いずれは、無公害の燃料電池式バスにするか、あるいは段階的に路面電車にかえていく。

都市の中心部をバスや路面電車だけが走るってのは、すでにヨーロッパの都市では実施されている。(まあ、ヨーロッパの場合は、背景として市民の環境意識が高く、選挙でも環境問題が中心になってたりするからって理由があるんだけど・・・)全国に先駆けて福岡が「ヨーロッパ方式」を採用して、日本中に「福岡モデル」がひろがるなんてなればものすごくカッコイイと思うんだけどなぁ。

・・・・なんて事を話しているうちに取材終了。

大塚ムネトの不定期日記