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2003年10月

2003年10月21日 (火)

ギリギリセーフ

今日は久々の人形講座(どういうワケか、ずっと火曜日が忙しくて全然行けなかったのだ!トホホ・・・)。今日はやっと行けたのでとても嬉しい。

家でコツコツ作って完成させていた原型を先生に見てもらってから、内側の粘土をくりぬく作業。今日はくりぬく作業だけで終わってしまったので、持ち帰って作業の続き。で、全てくりぬいてから、改めて「くりぬくためにバラバラにした原型」を1つに貼り合わせて、継ぎ目をきれいに修正する。

あとは乾燥させて炉で焼くだけ!

もう人形が焼き上がっている人もいてちょっと焦ったが、一応今月中に原型を仕上げればいいとのことだったので、ホッとする。焼く前に追いついてホントよかった。 

2003年10月20日 (月)

早くも取るか・・・

竹中直人主演のドラマ「ライオン先生」第2話を見る。「ライオン先生」というのは、昔は熱血教師でライオンのたてがみのような髪型をしていたことからついた主人公のあだ名。で、この主人公の教師役を竹中直人が演じているが、「今ではすっかりしょぼくれてしまい、自慢のライオンヘアーがカツラになっている」という、いかにもクセのある設定にしてある。

さて、このドラマがどこに向かって進んでいくのか(当たり前の教師モノなのか、それとも教師モノのフリをしたヘンテコドラマなのか)興味があって第1話から見ているが、早くも2話目でカツラを取ってしまった。あれ、普通のドラマになっていくのかな?

水戸黄門のように、毎週「最後にカツラを取って解決」なんて事になったりして・・・。

2003年10月19日 (日)

にしてつ電車祭り

一回目は11時からだったが、会場は親子連れが一杯で、立ち見までてるほどだった。「かぶりモノキャラ」が登場すると会場がどよめいていたので、初めての方が多いのがわかる。いつもと違う会場の反応が新鮮で、とても面白かった。

ただ、小学生ぐらいの子たちは、ちゃんと集中して観てくれるのだが、「0歳から3,4歳」ぐらいの子たちは、大きな音がしたり、照明が暗くなっただけで泣き出してしまったので、これには困った(たしかに、物語の後半「福岡大空襲の場面」は、チビッコには怖かっただろうなぁ・・・)。で、一人が泣き出すと、連鎖反応が起きて、また別の子が泣き出す・・・。通常の公演だったら入場をお断りするのだが、まあ、お祭りのイベントなので、今回は仕方がなかった。

幸い、最終の4回目は、0歳児ぐらいの子があまりいなかったこともあって、会場がしっかり作品に集中してくれているのが伝わってきた。最後の一回だけだったが、しっかり集中して観てもらえる回があったのでホッとする。集中してくれていたおかげで、逆に、一生懸命観ていたチビッコが、「力が入って、思わず持っていた風船を割ってしまう」というハプニングが起きたが、ま、これは「そのぐらいしっかり観てくれた」ということなので、みんなで笑って許した。

しかし4回とも満員で、ものすごい賑わいだった。3回目までは、役者のハプニングもあって(詳しく書くと本人がへこむと思うので、まあ「大笑いの事件があった」という事で・・・)、何だかワイワイやってるうちに今日1日が終了。途中の休憩時間で会場を見学して、ギンギラメンバーも祭りを大いに楽しんだ。

観に来てくれた皆様、どうもありがとうございました。

2003年10月18日 (土)

イベントの準備など

BSで始まった「プラネテス」をまたしても見損なってしまった。だいたい土曜の朝8時05分なんて半端な時間に放送なんで、うまくタイミングが合わないんだよなぁ・・・。結局第1話からずっと見損なっている。でも今日は惜しかった。昨日から徹夜で脚本を書いていたので「よし、このまま起き続けて見てから寝よう!」と、今週こそ見れると思ったんだけど・・・朝7時30分で力尽きてしまった。こんな事ならタイマーセットしてとっとと寝ればよかった。

ちょっと寂しい気分で昼から倉庫へ行って、明日の「電車祭りイベント」の準備。夜はイベントの稽古。

明日上演するのは、「天神開拓史に登場する電車の場面」を抜き出して、約10分にまとめた寸劇。作品の対象は、会場に来る子どもたちなので、あまり難しくならないように途中で案内人が解説を入れるように構成してみた。

さてさて、子どもたちの反応はどんな感じだろうか? 

2003年10月17日 (金)

超バカ映画「地獄甲子園」

シネリーブルで今日まで上映だった「地獄甲子園」を観に行く。物語は、野球の名を借りて殺戮を繰り返す「外道高校野球部」を倒すべく、ケンカ野球番長の野球十兵衛が地獄甲子園で死闘を繰り広げるという「超バカバカ」ストーリー。

なぜか爆発する選手や体中にバットが刺さって倒れている選手など、変な連中が続々登場。で、血まみれになったかと思うと、突然ミュージカルのように歌い出したりする、もうバカパワー全開の映画だった。うん、思った通りの映画で大満足。

今日で上映が終わりと知って、「脚本をほっぽり出して慌てて観に行った自分」を、ほめてやりたい。

バカパワーといえば明日、土曜の夜「モーレツ大人帝国」が放送される。こっちは清く正しいバカ映画なので泣けること間違いなし。特に昭和30年~40年代に生まれた連中には絶対オススメだ。

2003年10月16日 (木)

ハマっている漫画家

久々にシティ情報ふくおかの編集部へ。1月公演について演劇担当の方から取材を受ける。ついでに地元劇団の話などして、だいたい1時間ぐらい過ごす。そのあとは印刷所の方と待ち合わせてポスターの仕上がりを確認。チラシと同じように「つや消し黒」を背景に使うので、仕上がりが楽しみ。

帰って来たら福岡吉本のマネージャーさんからFAXが来ていた。NHKでの仕事以来、劇場のスケジュールを送ってくれ「いつでも観に来てください」とコメントまでつけてくれている。さすがマネジャーさんだ。華丸・大吉コンビの漫才をぜひ生で観たいので、11月こそは劇場に行きたいと思っている。

今週は「プラネテス」が載っているので買ってきたモーニングを読んで息抜き。読むと言っても「ジパング」と「プラネテス」だけなのでもったいない気もするが、「ジパング」だけでも買ってよかったと思うぐらい味わいのあるエピソードだった。「太陽の黙示録」に「ジパング」と、最近すっかり「かわぐちかいじ」にハマっている。 

2003年10月15日 (水)

新シーズン開始

CSで放送中のSFドラマ「バビロン5」が、今日から新シーズンに突入。物語の中心人物が「果たして死んでしまうのか?」というので引っ張っていたので、一体どう解決するのか期待していたのだが、今日の放送では解決するどころか「更に他のレギュラーキャラもどんどんピンチに陥る」という展開で、結局どれも解決しないまま1時間が終了。

新シリーズといえば先週の土曜から「ザ・ホワイトハウス」も第2シーズンに突入。こっちも「大統領の暗殺未遂事件」で引っ張っていたので放送を楽しみにしていたのだが、全て解決せずに次回に続いてしまった。

あーもう!どっちもずるい構成だよなぁ。これじゃあ次回も見るしかない・・・と、まんまと作り手の思惑にハマっている。

2003年10月14日 (火)

T・P・Oってやつ

昼から今泉にある岩田屋本社へ。広報の方と「挨拶がてらお茶でも飲みましょう」という事になっていたのだ。きっと、社員休憩室かなんかの一角でワイワイ話すと思っていたボクは、ついいつものラフな格好で行ったのだが・・・これが失敗だった。

エレベーターで上がってドアが開いたときには、すでに社員の方が待っていてくれてて、休憩室どころか、ちゃんとした応接室に案内されたのだ。なのにボクときたら、いつも通りの短パン姿だし名刺も持ってないしで、もう最悪。「ああ、ボクだけ場違い・・・ボクだけ場違い・・・」とオロオロする始末。そんなボクの様子を見て逆に「こちらこそ、お茶会といってたのがちょっと大げさになってスミマセン」と、気遣ってくれる岩田屋の方々。ホントスミマセンでした。

出だしは焦ってしまったが、いざ話してみれば皆さんギンギラを観てくれた方ばかりで、芝居の話、天神のことなど楽しく話をさせてもらった。最後に「これからの新しい岩田屋を見ていてください!」と力強く言われたのが印象に残っている。

夜はあんみつ姫へショウを観に行く。残念ながら、とまとママは休みだったが、その分今月参加している中村タクジとコガキョの出番が増えていたようで、頑張っている2人を見ることが出来た。昨日のCVRとは対極にあるようなエンターテインメントなショウを観たおかげで、ようやく昨日の衝撃が落ち着いたような気がする。

昨日も書いたけど、心を揺さぶるような作品から、みんなで楽しめるエンターテインメントな作品まで、幅広いジャンルの作品が福岡で成立したらいいなと思う。

2003年10月13日 (月)

CVR チャーリー・ビクター・ロミオ

イムズで上演されたCVRを観る。この芝居は、実際に起きた飛行機事故の「コクピットボイスレコーダー(CVR)」に残された記録を舞台で再現するというモノで、全部で6件の「事故までの瞬間」が演じられる。

どれも極限の状態を描いていて、当然の事ながら、事故の瞬間に一瞬の轟音と共に全てが終わってしまう。この終わり方が、これでもかというぐらい容赦ない。例え、どんなに頑張ろうと、励まし合おうとも、全ては一瞬で断ち切られてしまうのだ。この容赦なさは、現実だからこそなんだろうけど、かなり衝撃的だった。

ギンギラの作品はエンターテインメントなモノなので、見終わったあとは、満足感とか、心地よさなどの「気持ちの収まりどころ」が絶対必要だと思っている。CVRの場合は、思いっきりボールをぶつけて「あとは自分で感じてください」と、突き放しているようだった。

ボクは、舞台を観るという習慣が圧倒的に少ない日本の、更に少ない地方の福岡で芝居をやる上で「まずは間口が広いエンターテインメントで戦うしかない」と思って活動しているので、こういう作品が成立しているのがスゴクうらやましい。

もちろんエンターテインメントが大好きだからこそ、今のような芝居を作っているんだけど、理想はもっと幅広いジャンルの芝居が成立して欲しいと思っている。そんなわけでこのCVRを観て、内容もさることながら色んな意味で考えさせられた。

芝居としての出来は見事だし、音響効果もスゴイし、思いっきり心を揺さぶられた作品だった。ぜひ、もう1度観たい。

2003年10月12日 (日)

普通だと部品交換するしかないが

トイレのレバーがバカになって水が流れなくなってしまった。で、タンクを分解して中を調べたら、水を解放する栓とレバーをつなぐ部分が折れていたのが原因だった。折れたのは、ちょうど金属の棒がプラスチックの中に埋め込まれている部分で、よく見ると金属棒の表面がサビている。どうやらサビて表面が膨張したことで、密着していたプラスチックに亀裂が走ったらしい。

応急処置として、接着剤で折れた部分を貼り合わせる。もちろんこれだけでは強度が足りないので、周りをトイレットペーパーで包み、浸透性の高い瞬間接着剤をトイレットペーパーにしみこませて、ぐるっと固める。いわば骨折をギブスで包むようなもので、これで当分大丈夫なはず。

造形の仕事をしていると色んなテクニックが身に付くので、ちょっとした修理なら自分ですぐに出来るようになる。「便利屋さんでも始めるかな・・・」と、しばし現実逃避してから再び脚本へ。まあ、ちょうどいい気分転換になったという事で・・・。

大塚ムネトの不定期日記