今日の稽古は、天神にあるアクロス地下の練習場。で、自転車で稽古場に向かっていたら、途中で雨が降ってきた。「おいおい勘弁してくれよ!」・・・寒いし、風は強いし、その上雨まで降ってくるとは・・・・。「もう稽古に行くのをやめて家に帰ろう」と、弱気になる自分と戦いながら、自転車をこぎつつアクロスへ。
と、今度は雪が降ってきた!これはもう、自分の意志が試されているに違いない。「くそー負けんぞー!雨にも雪にも負けずに稽古をしてやるー!おりゃー!」。あまりに過酷な状況に、今度は逆に燃えてきた。
早く着きたい一心で必死に自転車をこぐのだが、スピードが上がるほど、雪と風と「時々雪に混じって降ってくる雨」が顔にバチバチとぶつかってくる。はじめは痛かったが、そのうちあまりの寒さになにも感じなくなってきた。「寒いーうう・・・うげおあいぃー」と、自分でも何だかよくわからない雄叫びをあげながらひたすらに自転車をこぐ。
稽古場に着いた時には、急に暖かい室内に入った事もあって、鼻水が出てくるわ、顔がほてって真っ赤になるわで、まるで「冬のマラソン大会のあと」みたいな感じだった。寒いのに汗だらけだし、きっとボクの自律神経が悲鳴を上げていたと思う。「寒いの?暑いの?冷やすの?暖めるの?一体どっちなの!」って。
周りを見回すと、同じように顔を真っ赤にしてボロボロになっている役者が多数。そう言えばギンギラは自転車率が高いんだった。