江口寿史復活?
中学の頃から江口寿史のギャグマンガが大好きなのだが、とにかくこの漫画家は「連載を途中で投げ出す」事が多い。で、最近はほとんどマンガを書かなくなり、たまに書いても1ページだけのショートストーリーで、しかもその連載さえ休みがち。ついには「マンガを書かない漫画家」としてすっかり有名になってしまった。
この江口寿史が、昔投げ出していたボクシングマンガ「エイジ」が週刊誌に掲載されていた。「お!漫画家復活か?」と読んでみたら、過去に書いていた未発表分を載せただけとのことで、ちょっとガッカリ。最後のページには、これ又おなじみの、サインペンで走り書きしたような「作者言い訳マンガ」がついていて、「長いマンガの書き方を忘れてしまったんだよぅ・・・」なんて書いてる始末。
まあ、ある漫画評論家に言わせると「江口寿史は、作品完成度のハードルを自分で高くしすぎて、書きたくてもかけない孤高の世界で苦しんでいるんだ・・・」という事らしいんだけどねぇ・・・。今さら週刊誌に連載しろなんて言わないから、せめて「1年に1作」ぐらいマンガを書いてくれないかなぁ。