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2004年5月

2004年5月11日 (火)

ある意味サバイバル

昼から天神でナレ録り。ある劇団の女優さんと一緒になったので、ブースでの待ち時間に芝居の話を色々する。お互いにいい歳だったので、「大人な芝居をもっと増やしたいよねぇ」なんて話になった。まあそのためには、「大人な役者」が増えないと無理なんだけどねぇ・・。

若い劇団は、(福岡の環境がいいこともあって)ほっといても次々出てくるが、問題は、その子たちが長続きしないという事。経験を積んで「味が出てきたなぁ」と思う頃には、やめていく子が多いんだよねぇ。ボクも何度かやめようと思ったことがあったから気持ちはわかるんだけど・・・続けるって大変だし。

「こっちも頑張るから、お前も頑張ってくれよ!」と思う今日この頃。

2004年5月10日 (月)

九大でギンギラ

九大での講義2回目。今日は、いよいよ生徒の前でギンギラを見せる事になっている。で、まずは「他県から来て福岡のことを知らない学生」の為に、天神と博多の歴史を簡単に説明。

続いて約10分の短編を上演。

そのあとは学生との質疑応答の時間で、出演したメンバーにも参加してもらい、学生からの質問に答えてもらう。元気のいい学生ばかりなので、次々質問が出てあっと言う間に講義が終了。話し足りない子もいたらしく、引き続いての親睦会でもかなり盛り上がっていた。

次回はいよいよ最終回。学生たちに課題を出しているのでとても楽しみ。課題の中身は「自分たちで街を調べて2キャラ作り、約5分間、お互いの思いを語り合いなさい」というやつ。さて、どんなキャラが出てくるやら・・・。 

2004年5月 9日 (日)

「低俗は論外だが、良い意味での通俗を求めた」

NHKの日曜美術館で、写真家・秋山庄太郎の特集をやっていた。で、週刊誌の表紙を飾る女優の写真などで人気のあった秋山のことを、「芸術というよりは大衆に向けた写真だ」と批判する声もあったことが紹介されていた。今日のタイトルは批判に対しての秋山のコメント。

しかし、「お客様に喜ばれる」のを大切にすることを、どうして批判するんだろう?

どこの世界にも「表現とは○○でなければならない」と、一元論的にしか語れない人がいるんだろうなぁ。

ボクは今エンターテインメントを追求しているが、だからといって「エンターテインメントが1番で他はダメ」なんて全然思わない。他のジャンルでも素晴らしい表現はいくらでもある。

「違うこと」を否定するんじゃなくて、楽しむ方が豊かに生きていけると思うんだけどねぇ。

2004年5月 8日 (土)

いかん・・・・ついていけてない!

天神のビックカメラでプリンター用紙を買おうとしたら・・・あまりの種類の多さに戸惑ってしまった。なんか全然ついていけていないぞ。他にも記録メディアとか、外付け機器とか・・・結構凝り性のはずなんだけど、コンピューターだけはどうもよくわからない。

どれがいいのか悪いのか、高いのか安いのか?

ちゃんと勉強していない自分がいけないのだが、このHPを管理してくれている藤尾君など「マシンに強い人」がまわりにたくさんいたので、つい甘えちゃてたんだよねぇ。

2004年5月 7日 (金)

打ち入り

天神でギンギラの稽古。来週の九大の授業で短い作品を上演する事になっているのだ。何度かセリフをあわせて、そのあとは7月「お蔵だし公演」のミーティング。上演候補の脚本をみんなで読んで、大体の内容を決める。

稽古場が10時までだったので、親富孝通りのお好み焼き屋へ移動してミーティングの続き。で、「せっかくだから7月公演の打ち入りにしよう」ということになる。ここのお好み焼きはおいしかった。

途中で制作の立石さんから、CMオーディションの参加希望者を捜しているという話が出たが、先方が欲しいのは「キル・ビルな女性」とのこと。なんだそりゃ?

2004年5月 6日 (木)

食い物に走るしかないか?

熊本に通っている間にたまった新聞の整理がまだ終わらない。終わらないと言うより、日々の新聞もあるので「どんどん増えていく」という感じ。やばい、切り抜いても切り抜いても全然ゴールが見えてこない。まるで内職か何かのように、ひたすら新聞のスクラップ作業が続く。

最初は脚本作業の気晴らしだったはずなのに、あまりにも新聞の量が多くてスクラップ作業が辛くなってきた。で、仕方なく脚本に戻って、煮詰まって・・・ああ、辛い。

いかん、楽しい事を探さなければ!

2004年5月 5日 (水)

何がでるかな

7月に「お蔵だし公演」を企画している。これまでギンギラのイベントで上演したものなど、「一般に披露していない作品」を集めて、約1時間ほど上演しようとしているのだ。

で、これまで上演した各種イベントの脚本を読み直しているのだが、上演時間が5分ぐらいのものから1時間のものまでと、「よくこれだけやったなあ」と自分でも思うぐらい作品がある。

とびっきりのヤツを選ぶのでお楽しみに!

2004年5月 4日 (火)

買っちゃった!

バカ映画「地獄甲子園」のDVDを買ってしまった。ダビングしたヤツは持っていたのだが、DVDコーナーで見つけてしまい衝動買い。いやー何度観てもバカすぎる。いい、スゴクいい。ボクの中の「バカメーター」は思いっきり振り切れてしまった。

忙しい日が続いた時は、「バカメーター」が振り切れる作品を観て気分転換。

2004年5月 3日 (月)

どんたくパレード

昼過ぎに福岡駅に集合。駅2階の「空き店舗」を控え室としてパレードの準備をする。部屋の中には背が高いテーブルがいくつか置いてあったので、元々は立ち食いの何かだったのかな。

ギンギラからパレードに参加するのは10人。天神のど真ん中で着替えての移動だったので何だかテンションが上がってしまった。

昨日から激しい雨が続き、パレードを辞退する団体も相次いだが、西鉄バス軍団に「辞退」という文字はない。大雨の中、バスキャラ53人とギンギラ10人の行進がスタート!

雨のせいでコンディションとしては最悪だったのだが、逆に「雨なんかに負けるか!」と、みんな大盛り上がり。きっと、悪条件が逆にみんなの心を一つにしたんだと思う。(パレードをしたみんなが何だか戦友のように思えてきたもんね。)

で、パレードのあとは社長(ボクらと一緒に雨の中行進したのだ!)をはじめ参加者たちと握手。みんなが口々に「楽しかった」といってくれるのが嬉しい。記念写真を撮って、じゃんくうでの打ち上げに突入。さらに何人かで2次会のカラオケへ行く。今日は1日大騒ぎの日だった。

2004年5月 2日 (日)

プロット完成

最初に考えた話は「不法駐輪日本一の天神を舞台に、一台の捨てられた自転車が色んな人に乗られながら冒険していく物語」だった。

自転車を野良猫に見立てて、その「ノラ自転車」がビルや乗り物に出会って成長していくという、ギンギラらしい話にしようと思っていた・・・が、すぐに「他人の自転車に乗るのは犯罪なので・・・」と設定変更が必要になり、さらに「モノだけでなく人間ドラマも入れて欲しい」と要望が出てきた。

で、色々変更が出だした時は、正直、この先どうなるやらと不安にもなったが、担当ディレクターも一緒になってアイデアを出してくれたおかげで、「人間とモノが語りあう世界の話」という、今までのギンギラとも違う「新しい物語」が見えてきた。

これから脚本にしていくのが大変なのだが、今までにない話が出来そうなのでとてもワクワクしている。

大塚ムネトの不定期日記