言い張りつつも
舞台の転換がよりスムーズにいくように場面の順番を修正。脚本の前半は、それぞれのキャラが登場する場面で、それほど互いの場面に影響はないので置きかえがしやすい。問題は後半の場面。ストーリーの展開上、どうしても場面の順番が決まってくる。
スタッフには、「あっと言う間に舞台が変わる、ミラクル場面転換でよろしく!」とワガママを言いつつも、どうしたらスムーズな転換が出来るか脚本の構成で考える。
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舞台の転換がよりスムーズにいくように場面の順番を修正。脚本の前半は、それぞれのキャラが登場する場面で、それほど互いの場面に影響はないので置きかえがしやすい。問題は後半の場面。ストーリーの展開上、どうしても場面の順番が決まってくる。
スタッフには、「あっと言う間に舞台が変わる、ミラクル場面転換でよろしく!」とワガママを言いつつも、どうしたらスムーズな転換が出来るか脚本の構成で考える。
裏方スタッフで嘉穂劇場へ下見に行く。嘉穂劇場が初めてのスタッフもいたので、まずはざっと劇場内を見せてもらう。感動して声を上げているスタッフを見て、初めて劇場内に入ったときの自分を思い出した。うん、この劇場を見たら血が騒ぐのはよくわかる。
舞台、照明、音響など、それぞれの担当部署ごとにまずはチェックをしてもらって、その後問題点について相談。次から次に「現実的な事情」の攻撃をうけるも、ひるまずに自分のイメージを守るべく「何とか実現可能のライン」を探す。いつも書く事だが、本当はボクも悪いなぁと思っているんだけど・・・ボクが諦めると終わりなので言い張る。
ただ、さすがのボクも「回り舞台」については修正止むなしとなりそう。というのも、嘉穂劇場の回り舞台は人力で動かす仕組みなのだが、何と回り舞台だけで重さが6トンもあるのだ!とりあえずボクも含めて下見に行った8人で回してみたが、重たいのなんの・・・。
当初のプランよりは回り舞台を使う回数が減りそうだ。
舞台プランの権藤君と打ち合わせ。前回話していたプランについて、より具体的に中身を詰めていく。今回は「ギンギラ史上最大規模」が目標なので、衣装・照明・音響など、どの打ち合わせの現場でも「とにかく派手にしたい」と言いはっているが、ボクが想像していた以上のプランを立ててくれていたので嬉しくなってしまった。
予算や人手など、これから次々と現実的な事情が押し寄せてくるが、「実現に向けてどこまでも言い張るぞー!」と改めて闘志がわいてきた。
今日の授業は「他の人との関係性」がテーマ。まずはいくつかのグループを作ってグループ対抗のゲームから。ゲームに勝つにはお互いのコミュニケーションが大切になる。
いつものごとく、理屈よりまずは体を動かして体験からというわけ。で、今日もワイワイ騒いでいるうちに授業は終了。
今回はボクも立ち回り場面がある。ずっとやりたかったからとても嬉しい。「自分が作・演出なんだから好きなだけやれるだろう・・・」と思うかもしれないが、作・演出だからこそ、自分の「役者としての希望」より、まずは全体を考えないといけない。というわけでなかなか機会がなかったのだ。
今日はあんまり嬉しくて、つけてもらった殺陣をすぐに憶えてしまった。「ちょっとした場面なので手数が少ないから」というのもあるが、やる気の表れという事で。
短いながらも「ちょっと変わった立ち回り」になるはずなのでお楽しみに。
今回、無限塾の役者と一緒に稽古していて思うのは、基礎訓練の大切さ。無限塾では日頃から殺陣の練習をしているので、女子も動きが様になっている。
「マイ木刀」と、着物での所作に慣れるための「浴衣」をもって稽古場に来る無限塾の役者達。「それが当たり前ですから・・・」と自然な彼らがすごく頼もしい。
まずは、クラッシックカーの様な形に驚いた。「あれ?これ小型料金かな?」と不安になるボクに、車内から運転手さんが「普通の小型タクシーですから大丈夫ですよ」と声をかける。なんと、偶然ボクが止めたタクシーは「車体から足回りまで全てを改造したカスタムカー」だったのだ!世界に1台しかないカスタムカーなんだから、見た事ないはずだ。
運転手さんは「5ヶ月かけて改造して、まだ乗って4ヶ月なんですよ・・・」と笑顔。自分の車が大好きでしょうがないのが伝わってくる。車内もすごかった。高級カーオーディオからはジャズが流れ、張り替えた特注のシートは座り心地満点。
おしゃれなファッションに身を包み、全てが「オレ流」の運転手さんが格好良かった。
日曜昼と土曜夜は、すでに残席が100をきっている(ちなみに販売数は、各回1000席から1100席ぐらい)。いつも書く事だが、「お客様が切符を買って待っててくれてる」なんて、本当に幸せだ。
ギンギラは本当にお客様に支えられている。
なお、日曜の夜公演分だったら、まだ良い席もあります。ギンギラ史上最大規模の今回をお見逃しなく!
20日の日記にも書いたが、現在脳みそはすっかり「脚本モード」。脳みその全てを脚本にぶつけている感じ。体はヘロヘロだが、どんどん筆が進むので、精神的にはとても気持ちがいい。ただ・・・・日常生活にはかなり支障をきたしている。常に、「頭の中の劇場」でみんなが演じている舞台に見とれているので、他の事が全然頭に入らない。
例えば、風呂に入って頭からお湯をかぶったところでふと我に帰り、「あれ?石けんで体洗ったっけ・・・いや、今から洗うのか?」と、本当にわからなくなったりする。これって、かなりやばいよね。
でも、こんなのはまだいい。だって身に危険はないし。この前自転車で走っていて、交差点の真ん中まで行ったところで赤信号に気づいたときは死ぬかと思ったもんね。もちろんその時も、頭の中は脚本の事で一杯だった。
とりあえず脚本が落ち着くまで自転車はやめる事にした。
何でもっとパラリンピックについて放送しないのだろう。前回大会では40コ近いメダルを取った日本。今回も次々とメダルを取っている。オリンピックの時は、タレントがうるさく騒いで「全然インタビューになっていないもの」まで含めて、ほぼ全局同じような切り口で、しかも同じ映像素材を同時に放送など、無駄使いかと思うぐらい放送していたのに・・・・最近何かとNHKが叩かれているが、唯一放送してるのはここだけ。やはり、いざとなると頼りになるのはNHKということか(と言っても、放送時間はオリンピックより圧倒的に少ないけど)。
見えて当たり前、歩けて当たり前が前提になった「全然優しくない社会」の中で、戦っている方々が、みんな笑顔で行進する開会式で感動し、国によっては、障害のキッカケが戦争である事も多いという解説で考えさせられた。
車いすの陸上競技で金メダルをとった方が、25歳で歩けなくなって、30歳から車いすで陸上を始めて、39歳で金メダルを取った姿に感動した。そして、その金メダルを、同じ病気で「いずれ歩けなくなるだろう」と医者から宣告されている自分の娘に捧げ「勇気を持ってもらえば」と語った姿に泣けてしまった。
オリンピックや、野球のストより、断然パラリンピックに注目している。