「打ち上げ」改め「お疲れ会」で言ったこと
結局公演時間中には大きな余震がなかった。こうなると、「余震がないなら無理にでも公演をやっておけば・・」と思わずにはいられないが、全て終わったから言えること。高層階にある劇場で、もし大きな余震が起きたらと思うとやはり中止しかなかったと思う。お客様の安全が第一だ。
さすがに打ち上げという気分にはなれず、お疲れ会と言うことで関係者みんなで飲む。いつもはすぐに乾杯するのだが、この状況なので「まじめなことを言います」と前置きして少し話をした。以下、みんなに話したことを書く。
今回、思いもしなかった地震で公演が中止になった時、きっとみんな嘉穂の水害のことを思い出したと思う。水害の次は地震かとボクも信じられない。でも嘉穂の時を思い出して欲しい。確かに水害で中止になったが、結果的には劇場が完全復活し、とまとママや華丸・大吉、無限塾のみんなと、当初の規模をはるかに超える芝居を作ることが出来た。さらには、西鉄からDVD製作の話も来て、そこにローソンチケットも参加し、何とDVDが全国発売と、地方の劇団でここまでやるのかという伝説が出来たと思う。こんな劇団他には無い。水害による中止は辛く悲しいことだったが、それがキッカケで伝説が生まれたのだ。
今回の公演は、各地をまわる計画を立てている。すでに大分、宗像は決まっていて、まだ増える予定だ。こうなったら、各地をまわった最後に、凱旋公演として西鉄ホールで公演をしたいと思う。今回中途半端なところで終わるしかなかった無念さを、思い切り旅公演にぶつけたいと思う。ボクは「作品をやり倒す」気マンマンだ。
もう一度言う。水害がキッカケでギンギラの伝説が出来た。今度の地震は、次の伝説のスタートにしなければならないと思う。「ギンギラ太陽’sは、ただでは転ばない!」必ず次の伝説を作る。だから今日の飲み会は、新たな伝説へ向けた「決意の会」にしたいと思う。
・・・・みたいなことを話した。その後はもうガンガン飲みましたよ。夕方6時に始まって夜中の2時まで飲んだかな。というわけでボクは燃えている。ひとまず払い戻しに決まったけど、早ければ秋には旅公演を開始したいと思っている。