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2005年3月29日 (火)

地震の日の警固公園

午後からエージェンシーで打ち合わせ。今日はDVDの販売について。嬉しい事に、お菓子メーカーの中には「店でDVDを売ってもいいよ」と言ってくれているところもあるので、実現に向けて作戦会議。

帰りに警固公園を歩いていたら、地震の日を思い出した。ソラリアステージビルにいたボクらは、警固公園に避難するように指示が出ていたからだ。

その日の警固公園は、不思議な光景だった。公園の敷地内は人であふれていて、いくつもの小さな輪が出来ていた。きっとそれぞれの職場の人たちが不安から寄り添っていたからだと思う。販売員の輪、コックさんの輪、きっとソラリアプラザから逃げてきたであろう「結婚式の途中の方々」の輪。

途方に暮れていた花嫁と花婿の顔。今思うと、きっとボクも同じように途方に暮れた顔をしてたんだろうなぁ。

不謹慎と怒られるかもしれないけど「イラク派兵反対」という垂れ幕を、「ひろげようか、それともやめようか」と悩んでいた平和運動の方々の姿がおかしかった。外国の事より、今は自分たちの地震の方が大変だろうと悩んでたみたい。

あと空が青かったのもやけに印象に残ってる。姿は見えないんだけど、たえずヘリの音が響いていた。で、「雨じゃなくてよかったねぇ・・・新潟みたいに雪だったら本当に大変だったよね・・・天気がよくてよかったねぇ・・・うん、生きててよかったねぇ。」と、何とか「よかった事」を見つけてお互いに励ましあっていたっけ。 

大塚ムネトの不定期日記