« 2005年3月 | メイン | 2005年5月 »

2005年4月

2005年4月30日 (土)

たまねぎ

稽古帰りにタマネギが食べたくなったので深夜まで開いているスーパーへ。ロイヤルのオニオングラタンスープ、オニオンスライスなどタマネギは大好物。時々むしょうに食べたくなるのだ。

お菓子大好きで「甘いモノのとりすぎは体に悪いでしょ」といつも怒られるボクが、「この食材ならいくら食べてもいいでしょう」と胸を張れるのはタマネギぐらいかも。あ、あとバナナもあるな。まあバナナの場合は、食材と言うよりは、芝居の時に必ず食べる「戦闘食」と呼ぶ方が近いかもしれない。公演の時にはいつも食べてるし、ボクをよく知ってる人はバナナを差し入れてくれる。

本当に出番の直前にバナナを食べて気合いを入れてるんだよ。

2005年4月29日 (金)

オリーブ少女とか言ったんでしょ

タイムスリップグリコ「思い出のマガジン」を買う。これは、昔の雑誌をそのまま縮小した豆本がおまけになっているやつ。目当ては、当時読んでいた「男の子向け雑誌」。

で、まず最初に買ったやつに入っていたのは、ファッション雑誌「オリーブ 1985年1月号」の縮小版。表紙の見出しは「オリーブ少女のドキドキ情報」「いいこと予感の星占い」・・・うーん、一番興味ないのが出てしまったなぁ。いや、よく出来てるんだよ。中を見るとかなり小さな文字まで読めるし、懐かしい広告もあるし。

何が悲しいって、3つ買ったのに、おまけが全部オリーブだったこと。うぅーいらないよー!ちっちゃいオリーブが3冊。早くも「おもちゃリストラ箱」行きか。

一応片付ける前にざっと目を通して見た。「オリーブ少女のドキドキ情報」ってのは、「ペイズリーのガウンがロンドンで大流行」とか「まぁるい帽子の箱には夢がいっぱいつまっていそう」とか・・・「つまっていそう」って言われてもねぇ。当然のことながら、オヤジのボクは全然ドキドキしない。「占い」にいたっては、20年前で、しかも女の子向けだからなぁ。

そう言えば昔、何気なく読んだ雑誌の占いで、「階段で見知らぬ男性に後ろから抱きしめられるかも」って書かれていて、ゾッとしたことがある。だって怖いでしょう?知らないやつに後ろから抱きしめられるんだよ。これはかなり怖い。

あとからその占いが女の子向けで、しかも「出会い占い」だったとわかりボクには関係ないとホッとしたが、でも、この状況は女子でも怖いよね。こんな出会いアリか?

と、すっかりおまけのことがどうでもよくなったところで今日はおしまい。

2005年4月28日 (木)

あとは本番

どんたくの稽古も今日で最後。かぶりモノをした50人がひたすら踊るのは、何度見ても楽しい光景。今年は、しゃもじ代わりのバス停を両手に持って踊ることにしたので、振り付けた動きも大きく見える。「今年は去年よりバージョンアップさせる」というのが目標だったが、十分いい感じに仕上がってきた。本番のパレードが楽しみ。

予定では、曲を繰り返して10回ぐらい踊ってゴールかなという話になっているが、踊り続けるのは大変かもしれないので、手を振りながら歩く「休憩部分」部分も作ることになった。

2005年4月27日 (水)

2回目のどんたく稽古

今日もとまとママの指導で踊りの稽古。「理屈じゃなくて体で覚えるのよ」というのがママの考え方なので、ひたすら踊る。約3分ほどの曲(今年はサンバ!)が鳴っている間は踊りっぱなし。何度か踊っては休憩を取るのだが、みんな息も上がって、中には座りこんでしまう人もいるほど。楽しくへとへとになったところで約2時間の練習は終了。

ギンギラメンバーは解散して、ボクは引き続き無限塾の稽古へ。で、稽古の後はあんみつ姫で今後の打ち合わせ。予算と企画の話をする。実務的なことは立石さんと石川さんが話を進めてくれるので本当に助かる。ボクがひらめいたことが実現していくのも、こうして2人が現実的な裏づけをしてくれるからこそ。おかげで、ボクの仕事は「ワクワクするような企画」を考えることだけになっている。ありがたい。

で、ボクが心がける「ワクワクする企画」というのは、演じる側とお客様の両方に喜んでもらえるもの。例えば、「嘉穂劇場でひよこ侍やったら面白いでしょ」とかね。

まずは関わっているみんなをワクワクさせるところから始まるのだ。

2005年4月26日 (火)

役作りは楽し

今日は朝5時起き。場所の都合で収録予定(24日の日記を)が朝10時からなので、逆算して「体と頭がばっちり目を覚ます時間」に起きたのだ。寝起きの1時間ぐらいはコーヒーを飲んだり、シャワーを浴びたりしながらゆっくりして、6時から部屋で自主稽古。

今回収録するのは約5分ぐらいだが、すべて1人で喋る長台詞なので、まずは全体の流れを体に慣れさせる。小さな声からはじめて、最終的には本番のつもりぐらいまで声を出して各パートの感情の確認。感情の確認ができると、おのずと表情とか、体の反応速度(イライラしてると早くなるとかの基本的なこと)が決まってくるので、それぞれのパートを確定させていく。この作業はとても楽しい。まずはひらめきで演じつつ、それを理屈で修正。「ここで怒鳴りたいから、じゃあ、その前は違う怒り方をするか・・」とかね。

右脳と左脳を行ったり来たりって感じかな。

組み合わせは無限でありながら、しかし、出来上がってみれば「なるほど、その人物ならこうするだろう」という答えにたどり着かなければならない。類型的な人物ではまずいが、かけ離れすぎても伝わらない。脚本を書くときと同じで「ちゃんと伝わりつつオリジナル」を目指す。・・・と書きつつ、これが一番難しい。まあ、だから楽しいんだけど。

部屋で汗だくになりながら、何度も繰り返し演じる。楽しいのでやめられないのだ。「たった一人で何をやってるんだ」って、ハタから見るとちょっと気持ち悪いかもしれない。小屋に行く時間になっても、いくつか確定できないパートがあったので、収録場所に行ってからも確定作業の続き。立ち会ってくれていた関係者からもアイデアをもらいながら、時間ぎりぎりまで粘ってひたすら稽古。

収録は一発OKだった。なかなかやるでしょ。

2005年4月25日 (月)

マシンが・・・

突然作動しなくなる。今まで何事もなく動いていたのに一体なぜ?トレンドマイクロとは関係ないし(うちのウイルスソフトは別会社)、なぜ動かないんだ!

こういうときに限ってバックアップをとってないんだよねぇ・・・。「稽古か寝るか」なんてウキウキしている場合ではなかった・・・ショック。で、覚悟を決めてリカバリをする。あーもう、リカバリって嫌い。だってせっかくカスタマイズして慣れ親しんだマシンが、急に出荷時の「他人マシン」に戻ってしまうし。

何とかCドライブだけで済んだのでよかったが、メールアドレスやメールはすべて消えてしまった。

※というわけで業務連絡。 大塚のメールアドレス帳がすべて消えてしまいました。関係者の皆さん、空メールでかまわないので、ボク宛にメールを出してください。久しぶりの方もお待ちしてます!・・って何人ぐらいメールをくれるんだろうと、ちょっと不安になったりして。

2005年4月24日 (日)

ひたすらこもる

週明けの火曜日に、ある芝居の一場面を収録することになっている。まだ企画の途中だが、試しに一場面演じているところを収録して、この先の進め方を検討することになっているのだ。で、今日はひたすら家でその芝居の稽古。

3ページほどの長ゼリフを覚えて動いてみる。あー難しい。でも楽しい。

へとへとになりながら稽古。疲れて眠くなったら寝て、また起きたら続き。さすがに夜中になって力尽きて寝ていたようで、気がつくと夜が明けていた。「稽古か寝るか」という、役者大塚としては、本当に幸せな一日の過ごし方だった。日々のことに追われているので、いつもとはいかないが、たまにはこうして過ごしたいなぁ。

2005年4月23日 (土)

倉庫の大掃除

3月公演が終わってそのままになっていた倉庫をメンバーで大掃除。衣装はだいたい片づいたが、問題はかぶり物。毎回60個以上増えているし、3月公演も再演というよりは改訂版だったので、さらに30個ぐらい増えている。本来は奥の2部屋をかぶり物、玄関横の1部屋を衣装、そして6畳の台所を事務所にと考えていたのだが、台所もかぶり物で一杯。今日の作業は夕方までだったが、途方に暮れている状況のまま終了。

さて、どうしたものかなぁ。

悩みつつ無限塾の稽古へ。今日の稽古場は初めての「夢アールおおはし」。室内の照明が丸い蛍光灯で、しかも49灯(7列×7列)もついていたので、ちょっと変な感じだった。省エネってことなのかなぁ・・・。

終わった後、別の部屋で稽古だった川原君と田坂君に会う。「西鉄の時の3人が久々にそろったね」としばし歓談。怪しいユニットを作ろうという話をずっとしているので、その話もちらっとする。

2005年4月22日 (金)

どんたく初稽古

今年も西鉄パレード隊のプロデュースをすることになった。西鉄の社員50人がバスのかぶり物をして、天神ど真ん中を堂々と行進するのだ。いやー痛快痛快。

今年は振り付けをとまとママに頼んだので、去年よりもかなりバージョンアップした踊りになっている。

今日は別件の打ち合わせが西鉄本社であったので、そのままどんたく関係を仕切っている総務部にご挨拶をして、本社ビルの中にある大会議室へ。本社の中でバス軍団が踊りの稽古をしてるのが、何とも楽しい。

5月3日をお楽しみに!

2005年4月21日 (木)

永久保存版に

TVチャンピオン「コロコロからくり装置王選手権」を見る。コロコロからくり装置というのは「簡単な動作を、わざわざ複雑な仕掛けをつくっておこなう」こと。最近で言うと、ピタゴラスイッチでおなじみだが、ボクとしては、やはりトムとジェリーに登場したねずみ取りマシンの印象が強い。後セサミストリートにも出てきたなぁ。

決勝が、勝負というよりは、「無事最後まで動いてくれ」と、敵味方なく応援しながら見守っていたのが素敵だった。優勝した装置は、そりゃあ見事に「ちょっとしたこと」を大げさにやってくれてましたよ。

ちなみにトムとジェリー「失敗は成功のもと」に登場するコロコロ装置は、まずジェリーがひもの付いたチーズを引っ張る→ひもの先に目覚まし時計のスイッチがあり、引っ張られることでスイッチが入り目覚まし時計のベルが鳴る→ベルをたたくハンマーに結ばれたひもがのこぎりにつながっていて、ベルの動きにあわせてのこぎりが丸太を切っていく→丸太が切れて下に落ちる→下にあるはさみの上に丸太が落ちてひもが切れる・・・・と、まだまだこの後に10以上の行程を経て、ようやく最後に「ジェリーの上に大きな金庫が落ちてくる」という仕掛け。くだらないでしょう?でもそれがたまらなくいいんだよねぇ。

小さい頃初めて見たとき、次に何が起きるかわからないワクワクと緊張感で画面に釘付けになった。当時はビデオなんかないので、チラシ裏の白い面に一生懸命思い出しながら書き写したのを覚えている。本当に衝撃だった。小学校でこのからくりを考えるのがブームになったほど。

続きを知りたい方はDVD「トムとジェリー」の9巻に収録されている(9巻では最後に収録されている「ひげも使いよう」もオススメ。これに出てくるペコスおじさんの歌がいいのだ)。

ああ、からくり装置を作りたくなってきたなぁ。

大塚ムネトの不定期日記