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2005年4月26日 (火)

役作りは楽し

今日は朝5時起き。場所の都合で収録予定(24日の日記を)が朝10時からなので、逆算して「体と頭がばっちり目を覚ます時間」に起きたのだ。寝起きの1時間ぐらいはコーヒーを飲んだり、シャワーを浴びたりしながらゆっくりして、6時から部屋で自主稽古。

今回収録するのは約5分ぐらいだが、すべて1人で喋る長台詞なので、まずは全体の流れを体に慣れさせる。小さな声からはじめて、最終的には本番のつもりぐらいまで声を出して各パートの感情の確認。感情の確認ができると、おのずと表情とか、体の反応速度(イライラしてると早くなるとかの基本的なこと)が決まってくるので、それぞれのパートを確定させていく。この作業はとても楽しい。まずはひらめきで演じつつ、それを理屈で修正。「ここで怒鳴りたいから、じゃあ、その前は違う怒り方をするか・・」とかね。

右脳と左脳を行ったり来たりって感じかな。

組み合わせは無限でありながら、しかし、出来上がってみれば「なるほど、その人物ならこうするだろう」という答えにたどり着かなければならない。類型的な人物ではまずいが、かけ離れすぎても伝わらない。脚本を書くときと同じで「ちゃんと伝わりつつオリジナル」を目指す。・・・と書きつつ、これが一番難しい。まあ、だから楽しいんだけど。

部屋で汗だくになりながら、何度も繰り返し演じる。楽しいのでやめられないのだ。「たった一人で何をやってるんだ」って、ハタから見るとちょっと気持ち悪いかもしれない。小屋に行く時間になっても、いくつか確定できないパートがあったので、収録場所に行ってからも確定作業の続き。立ち会ってくれていた関係者からもアイデアをもらいながら、時間ぎりぎりまで粘ってひたすら稽古。

収録は一発OKだった。なかなかやるでしょ。

大塚ムネトの不定期日記