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2005年6月

2005年6月20日 (月)

稽古第2週

今朝は6時に勝手に目が覚めた。さすがに昨日一日ぐったりしていたので寝飽きたか?よし、このまま本番まで朝型でいくぞー。

せっかくの早起きなので、たまっている色んな事(内容を詳しく書くと、「コラ、まだやってなかったのか!」と怒られるので書かない。ごめんなさい。)を次々片づけていく。

午後からは稽古。もがく日々が始まった。とまとママは長ゼリフで、ボクは先週の「何でもあり」から「役の必然」への絞り込みで。でもこうして存分にもがけるのも、演出の泊君をはじめ頼りになる方々がいてくれるから。これが、自分が作・演出の現場だったら「役者として」もがく暇なんか無いもんねぇ。

と言うわけで、今週もよろしくお願いします。

2005年6月19日 (日)

ぐったり

連日、15時半から22時までで稽古は終わりなのだが、家に帰ってきても何だかテンションは上がりっぱなし。全然眠くならないこともあって、部屋で一人稽古の続きをしている。その日の復習をしながら翌日の作戦を立てているというわけ。当然寝るのはすっかり夜が明けてから。ときには稽古のあとに関係者でご飯を食べて、軽く飲んで帰ってくる時もあるが、そんな時もやっぱり朝まで稽古してから寝ている。

と、こんな生活を6日間過ごしたら、さすがにバテてしまった・・・当たり前か。「悔いはないけど体はヘロヘロ」。で、今日は1日ぐったり過ごす。来週からは、夜はすぐ寝て早起きして稽古する「朝型人間」に切り替えなければ。

それと、今日6月19日は「福岡大空襲があった日」。今年は60年目と言うことで、新聞各紙でも大きく伝えていた。出来れば61年目も、62年目も、たとえキリが悪い数字であろうとも大きく取り上げてほしいと思う。天神開拓史も上演したいんだけどなぁ。

2005年6月18日 (土)

意味ある中断

稽古中、とまとママからセリフが出てこなくなった。どうやら「感情が腑に落ちないセリフ」があったのが原因らしい。ママは「中断してごめんなさい」と謝っていたが、ボクは「なんて純粋に演じているんだろう」と衝撃を受けてしまった。

実は、ボクも「役としての必然への絞り込み」で、腑に落ちていない部分があった。でも、腑に落ちないながらセリフを言おうとしていたのだ。ママはしきりに止めてしまったことを反省していたが、いえいえ、ボクの方こそ「腑に落ちないまま演じようとしていたこと」を謝らないといけない。

なにより2人で稽古を止めてしまったことが演出に対してとても申し訳ない。でも、泊君は「じゃあ30分休憩しましょう」と、どーんと構えてくれている。さすがだ。結局、今日はバカ話などをワイワイやって一日が終了。稽古らしい稽古はしなかったが、しかし今日と言う日は、稽古と同じぐらいボクにとって重要な日だった。

明日は休みなので、猛反省して役の見つめ直しだ。

2005年6月17日 (金)

お楽しみコーナーの次は

今日は4場に突入。「お楽しみコーナー」の3場のあとは、解釈が色々分かれる4場に突入。途中何度も「解釈」について相談。稽古場には演出だけでなく、プロデューサーをはじめとする制作スタッフも何人かいるので、その方々の考えも聞いてみる。

4場はクライマックスと言うこともあって難しい場面だ。もちろん演じる側としては、その「難しさ」も、挑戦しがいがあって楽しみなんだけどね。

2005年6月16日 (木)

演出が「お楽しみコーナー」と命名

今日は3場に突入。3場は今回の芝居で一番にぎやかな場面となっている。ちょっと下品な場面もあって、ボクもとまとママも「下品」は嫌いじゃないので(むしろ好きと言うべきか・・・)ノリノリで稽古。途中、ふと我に返って照れているとまとママがとても可愛らしい。

出ているボクが言うのも変だけど、今回のとまとママは必見だと思うよ。

今日は3場を徹底的に稽古して、1場から3場までを通す。通しが終わったあとは倒れ込んでゼーゼー言ってしまった。すごくキツイけど、でもすごく楽しい。お客様に喜んでもらえるようにさらに磨きをかけなければ! 

2005年6月15日 (水)

火に油を注ぐ感じ

今日は1場と2場を繰り返し稽古。だんだん演出からの指示が細かくなってきた。でも、キャッチボールがうまくいっていない場面だけで、「2人が気持ちよく演じてる場面」は、まだ見逃してくれている。

火が消えそうなときだけ油を注いで、自力で燃えているときはその火を楽しんでいるというか・・・そんな感じの演出。これでまた調子に乗っちゃうんだよねぇ。さすがだなぁ。

2005年6月14日 (火)

1日1場?

昨日は1場で今日は2場の稽古。「これは5日で完成か」と冗談を言いつつ、とにかくまずはざっくりと。でも今日1日だけで2場がだいぶ固まったような気がする。まあ1日あたりの稽古時間が長いから、ある程度出来るのは当然か(稽古は基本的に15:30~22:00までとなっている)。

実は稽古が始まる前は、「1日がちょっと長いかなぁ」と心配していたのだが、いざ始まってみるとすぐに時間が経つ。今日もあっという間に稽古が終わってしまった気がする。きっと集中出来ているんだろうなぁ。いいことだ。

2005年6月13日 (月)

本稽古開始

プレ稽古の2回で、ざっと全体の読み合わせは終わっていたので、今日はさっそく1場(演出が便宜上、全体を5場に分けている)の立ち稽古。まずは約10分ほどの1場をざっと通す。事前に「まずは役者がどう演じるかを大切にしている」と演出の泊君から言われていたので、とにかく思いっきり、ちょっとやりすぎかなというぐらいまでやってみる。何度か繰り返していると、さっそく演出からの指示が飛ぶ。指示と言っても具体的なことではなく、2人の関係性のヒントなど。「細かいことは先々言うから」とのことだったが、ヒントが的確なので、具体的な指示を1つもらうより遙かに色んな事が伝わった。

夜はエキストラ出演してくれるメンバーが見学。せっかくだからと言うことでみんなの前で1場を通す。多少荒いところもあったと思うけど、何しろ今日作った場面だから許してね。

稽古のあとは見学のみんなと一緒に飲む。打ち入りみたいなものかな。しかし演出の希望していた人数が集まったので本当に良かった(メンバー集めはFPAPの高崎君がやってくれている。高崎君本当にありがとう)。熊本からヒデが来てくれてたのも嬉しかったな。

2005年6月12日 (日)

まるで「翼をくださいっ!さらばYSー11」のような新聞

今日の西日本新聞朝刊に「福岡市が雁ノ巣を新空港にする独自案を発表」という記事と、「YSー11が来年勇退する」と言う2つの記事が出ていた。

今日の朝刊は、「翼をくださいっ!さらばYSー11」を観てくれたお客様にとっては、「芝居の続き」のようで、楽しんでもらえてるんじゃないかな。

もし雁ノ巣に新空港が出来たら、芝居のラストに「雁ノ巣さんが再び飛行機達の役に立つ」という、とっても嬉しいラストシーンを書き加えることが出来る。まだ空港を作るかどうかわからないらしいが、もし作るんだったら是非雁ノ巣であってほしい。きっと雁ノ巣さんも喜ぶはずだ。

雁ノ巣さんに再び飛行機達が集まる場面・・・あー想像しただけで泣けてくる。

ただ、なぜ「来年消えるYS11」の記事が一緒に載ってるのかが、ちょっと気になる。もしかして、担当記者の方も芝居を観てくれてたりして・・・。

2005年6月11日 (土)

「特賞が田んぼ」って・・・

今年の新天町の福引きは、ちょっと面白い。「天神名物新天町抽選ロマン」と言うタイトルで、特賞は「石油一年分」か「田んぼ」か「スペイン旅行」。旅行はよくあるが、「石油一年分」と「田んぼ」というのは面白いよね。

新聞の広告などを見ると、新天町の福引きが面白いのは昔からで、昭和37年が「火星の土地10万坪」、昭和35年が牛(もちろん生きた牛を1頭!当時大当たりしたのは女子中学生で辞退したらしい)とある。どうやら、今年はその懐かしいイメージを再現したようだ。うん、これ面白い企画だよ。この宣伝コンセプトを考えたプランナーもさすがだが、「良しこれでいこう」と決めた新天町も素敵だ。

大塚ムネトの不定期日記