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2005年6月23日 (木)

記者発表&まさに劇的空間

稽古前の午後2時からギンギラパルコ公演の記者発表。会場は稽古場でもある市民会館の練習室C。マスコミ各社から20人ぐらいが集まるので、ずらりと長机が並べられている。昼過ぎには東京からパルコの大竹さんも到着。軽く打ち合わせをしていよいよ記者発表へ。ピクニック代表の武藤さん、パルコの大竹さん、そしてボクの順で公演に対する想いを語る。約1時間の質疑応答のあとはギンギラメンバーもキャラに扮してみんなで写真撮影。なお、今日の発表は明日の朝刊各紙に載るとの事。

記者発表のあと単独取材を1つ受けてから引き続き稽古へ。今日はギンギラメンバーや取材関係者など、いつもより見学が多い中での稽古。あとから思えば、このギャラリーが多かったのが良かったのかもしれない・・・。

稽古は昨日に引き続き4場。「クライマックスのぶつかり合い」になかなか到達出来ないので、まずは「ぶつかり合いの直前まで」をやってみる。何度か繰り返してみたが、やはりもう1つ壁を越えられない。ちょっと諦めつつ「とりあえずもう一度やってみようか・・・」とスタートした瞬間、ママがものすごいテンションでボクに感情をぶつけてきた。手元にあったシーツを思いっきりボクに投げつけて感情を爆発させる。その瞬間、ボクのスイッチも入った。一気に迷いが吹っ切れてママにぶつかっていく。「クライマックスの前まで」と言う事だったが、もちろん演出も止めようとはしない。結局、そのままクライマックスまで全て演じきった・・・強烈な体験だった。終わったあとは、エネルギーを使い果たしたような脱力感で立てなかったほど。でも、こんな心地良い疲労感なら大歓迎。「今日の4場の稽古はこれで終わりにしよう」と泊君も満足そう。

まさに劇的に場面が変化する瞬間をみんなで体験した日だった。

大塚ムネトの不定期日記