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2006年1月

2006年1月31日 (火)

第一稿の味は?

2月5日から始まる稽古に向けて、1月は週一でミーティング。今日が最後のミーティングでなので、第一稿を持って稽古場へ。みんなで読み合わせ。脚本は、まだ準備稿なので、ごった煮のまま。とりあえず材料全部をぶち込んで、「さて、みんなはどの味が気にいったかな?」と質問。

ボクとしては、材料(エピソード)の選択ぐらいのつもりだったのだが、かなり根本的な部分(そもそもの世界観・・・調理法というか)にもツッコミが入る。

ダメ出しはへこむが、このツッコミが一番大切。脚本を読むみんなが、ボクにとっては「最初のお客様」なので、みんなが喜ばなければ、お客様にまで届くはずがない。

書きたい材料は山ほどある。今日の意見を踏まえて、調理法から変えてみることに。

2006年1月28日 (土)

新感線なウルトラマン

今日は中島かずき脚本のウルトラマンが放送。「やたら熱血になってしまうウイルス」をばらまき、過剰に燃え上がる人間の生体エネルギーを吸い取る宇宙人が登場。ウイルスでやる気に燃える一般市民は、素手で(八百屋は大根を持って)怪獣に向かっていく。やる気になりすぎたウルトラマンは、エネルギー代謝が早くなりすぎて3分持たずに力尽きてしまう。

「理屈はおいといて絵で見せる」おバカですばらしい話だった。

ちゃんと初代マンへのリスペクトもあるし、光線だけで倒せる怪獣を、まずは切り捨ててから光線と、ケレン味もたっぷり。熱血バカテイストは、島本和彦の「炎の転校生」のよう。ホント面白かった。

中島さん、またウルトラマン書いてください。それとパルコでは、ご来場ありがとうございました。

2006年1月25日 (水)

天神南のやつ

夕方から市役所の文化振興課へ。新しい劇場の話など。ボクなりに思っていることなどを話す。隣はオリンピック準備室。最近の報道では、オリンピックをキッカケに、一気に天神北側を再開発の思惑も見えている。

新都心構想委員会の委員だった時、「せっかく海のそばなのに、北側を生かし切れていない」と話したのを思い出す。財源のことさえ解決できるなら、こういう「祭りのノリ」で進める開発は、福岡らしい気もする。

2006年1月24日 (火)

打ち上げ成功!

H2Aロケットの打ち上げが成功。よかった・・・ちょっとしたトラブルが続いて何度も打ち上げ中止になっていたので、「もしや失敗するのでは・・・」とハラハラしていた。地上波ではどこも放送していなかったが、CSのニュースチャンネルで中継していたので、脚本作業を中断してテレビにかじりつく。

確実性の目安として、「3回続けて成功すること」というのが最低限の条件らしい。今日で2回連続成功なので、あと一回成功すればOKとなる。

頑張れH2Aロケット!

2006年1月21日 (土)

クォリティーを上げていく

昼にあんみつ姫の劇場に集合。中1日という短い時間だったが、撮影に必要な衣裳は全て完成していた。「毎月新作を上演」というスケジュールにあわせて衣裳を作っているだけあって、あんみつ衣裳部の動きは早い。しかも出来も良い。さすが!

照明も、注文を出すとすぐに対応してくれる。撮影はゲンさん。プロデューサーも進行を見守ってくれている。「どのパートもプロばかり」なのでとても心強い。ボクは安心してイメージを追求出来る。

2時間ほどで撮影は終了。今日は昼からDM作業をしているので、役者たちはそっちに合流。ボクはその場で写真を選んで、脚本作業に戻る。

夜はジャンジャンで打ち入り。酔っぱらいつつも、4月にやりたいことを、各スタッフに課題として相談。2月の稽古開始に向けて、着々と進んでいる。あとは脚本だよ、脚本!

2006年1月20日 (金)

寂しい金粉ショウ

明日の撮影に向けてかぶりモノ作り。新作では、「¥」の形が、武器やペンダントなどを象徴して登場する。まずはひたすら「¥」の形を切り抜いていく。この形は、切り出すのがめんどくさくて大変。

あと作るのは、敵方として登場する「安売りを許さない問屋側の武将」がつける兜。「問の字」をかたどった、今までにないパターンのかぶりモノなので作っていて楽しい。時間はないが、試行錯誤を楽しみながら製作。面取り(エッジを落とすこと)を、わざとデコボコにして味わいを出したりと、凝りまくる。

夜中の3時過ぎに、ようやく全ての製作が終了。あとは塗装。真夜中のベランダでスプレーで塗装して仕上げていく。寒いし、風は強いし、暗くてよく見えないしと最悪の塗装環境・・・うう・・・辛い・・・。

何とか塗装を終えて部屋に戻ったら、自分が金粉まみれになっていることに気がついてへこむ。暗い中で塗装していたので気がつかなかったが、風にあおられた塗料を全部かぶっていたみたい。

お気に入りの「黒い上着」が、蛍光灯できらきら光っていたよ・・・トホホ。

2006年1月19日 (木)

4月の情宣写真

昼からあんみつ姫へ。今日は、土曜に撮影する情宣写真の打ち合わせ。メンバーは、プロデューサーの石川さん、衣裳デザインのとまとママ、衣裳の津方さんなどスタッフの方々。

新作なので、まだ衣裳もかぶりモノもないが、かぶりモノは土曜までに作る気でいることを話すと、とまとママも「何とか衣裳も作ります」と言ってくれた。ありがとうママ!おかげで「チラシ通りの写真」を撮ることができそう。

早速、とまとママ、津方さん、ボクの3人でサンカクヤへ行って、衣裳に使う生地と色の確認。そのあとは2人に衣裳を託し、ボクは帰って夜までかぶりモノ作り。

2006年1月18日 (水)

全体の物語は出来ている

昨日のミ-ティングを踏まえて脚本作業。「コタツの天板をコンパネ板(90×180)」に取り替えた巨大机の前でひたすら悩む。延々と、「各場面を書いたメモ」の並び方を変えて、何通りもの物語をシュミレーション。

短くしないといけないのだが、ひらめいた場面が増えたりして、どうにも短くならない。「サブストーリーが多すぎ」という原因はわかっているんだけどねぇ・・・。ああ・・・どれか諦めないと・・・・でもどのエピソードも気に入っているし・・・ああ・・・。

悩ましい日々。

2006年1月17日 (火)

脚本ミーティング

2月からの稽古開始に向けて脚本ミーティング。まずは事務的な打ち合わせをしてから、いくつか場面を抜き出した脚本をみんなで読む。もちろん、役のイメージはあるのだが、今日のところは、「あえて偶然に任せて」順番にまわしていく。

偶然のおかげで、思ってもいなかった役を読む役者が何人かいた。これがなかなか面白い。新たな発見。

ある程度読み合わせをしたあとは質疑応答。部分脚本なので、全体を説明しながら疑問に答えていく。早くも良いアイデアが出てきたよ。

2006年1月15日 (日)

チラシ作りは楽し

明日の入稿を前にチラシの仕上げ。タイトル文字の大きさは、「100%」が良いのか「95%」か、それとも「90%」か・・・・背景色はどの程度の赤にするか・・・などなど、延々と悩む。ある程度までは理屈で作って、最後は感覚の世界。だからキリがない。でも、それが楽しい。

あまり目立たないが、今回は背景にもこだわった。古い屏風の折れシワ、金箔を貼ったあと、石の質感の3つをスキャナーで取り込んで合成し、さらに「光の当たり方」を微調整。

庄ちゃんのイラストの雰囲気も新しいし、全体の構成デザインもかなり気に入っている。我ながら、いいチラシが出来たと思うよ。来週DM作業をするので、今月中に手元に届くはず。お楽しみに!

大塚ムネトの不定期日記