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2006年2月

2006年2月10日 (金)

第三稿

自分でも「くだらないなぁ」と思うことから、「これは絶対採用だろう」というアイデアまで、山のように盛り込んだのが第一稿。そこから、厳しいみんなのダメだしを乗り越えたアイデアだけが生き残っていく。

今日の第三稿は、そうやって生き残り、磨かれたアイデアの集大成。

でも、ボクはまだ満足出来ていない。みんなのオーダーを踏まえた書き直しには、ちゃんとなってるんだけどなぁ。うん、もうちょっと・・・。

2006年2月 8日 (水)

轍「福博桜館」

夕方からぽんプラザへ。絶賛ロングラン中の「福博桜館」を観る。おわった後にアフタートークを頼まれているので、ちょっと早めに行ってまずは打ち合わせ。

始まる前にステージをのぞかせてもらったら、思った以上にセットが作り込んであって、「うわ、この舞台に出たいぞ!」と、役者魂が騒ぐ。いいなぁ・・・この空間で演じるのか・・・。しかも一週間。これは役者にとって、とても充実した時間だろうなぁ。

「福博桜館」を観るのは2回目。以前、この作品を観て合同公演を決めたぐらいボクは気に入っている。今回も、全編の音楽を生演奏にしたり、立ち回りや太鼓演奏など、「お客様に楽しんでもらう工夫が一杯の舞台」だった。しかもその工夫の一つ一つがレベルが高く、「ちゃんとお客様に魅せるレベル」まで達していた事に、素直に感動した。

ただ、「当時の歴史エピソード」が、ちょっと盛りだくさん過ぎだったように思う。ボクはギンギラ用の取材で、知っている話も多かったので楽しんだが、今のことしか知らない人は、ちょっと戸惑ったかも。

今回の作品では色々と相談を受けていたこともあって、衣裳と小道具について気がついたことを演出の日下部君に話す。いくつかの意見は採用となって明日から変更するとのこと。

ロングランって、こんな風に日々手を入れていけるのがいいよね。

2006年2月 5日 (日)

稽古初日

いよいよ4月公演の稽古が始まる。初日に第二稿まで進んでいるのは初めて。このペースで本番まで行けるといいのだが。今日は第二稿を読んでからダメだし会。

前回のダメだしを踏まえつつ、「でも、もっと効果的な、新たなアイデアでの書き直し」は好評。というか、中4日で「ここまで書き直してくるとは!」とみんなが驚いていた。ボクにしてみると、山ほどある書きたいことを、どう切り取るかだけの違いなので、実はそれほど違っていないんだけどね。

簡単に言うと、より三国志らしくなったかな。

でも、まだまだみんなのハードルは高い。今日のダメ出しで、一番心に響いたのは「ギンギラらしさとは?」というやつだった。うん、この第二稿をベースにもっと突き詰めよう。

稽古後は行けるメンツで軽く飲みに。1時間ぐらい騒いで帰宅。そのまま朝まで脚本。

2006年2月 4日 (土)

きららを観に熊本へ

昼から堀さんと一緒に熊本へ。行きの特急の中で、今朝まで、というか集合直前まで書き続けていた分を堀さんに見せる。ボクは、この移動で睡眠を取る作戦だったので爆睡・・・のハズが、やはり反応が気になって、あまり眠れない。が、堀さんが改訂を気に入ってくれたので、「体はきついが、心は満足」という感じ。

さて、明日のミーティングでのみんなの反応はどうだろうか?

今回、野生の沸点を上演するのは県立劇場の「ステージ上に作った小劇場スペース」。中に入ると、ちゃんといつものきららの劇空間になっていた。公演前にアフタートークの打ち合わせをしてから観劇。今回の作品は、ネット社会に生きる若者たちが登場し、人とのつながりを考えさせる。

ネットだ携帯だと、つながるツールに囲まれ浮かれる登場人物たちが、実は誰ともつながらずに、ただ画面を見ているだけの亡霊のようで、何とも切なくなる話だった。いつもながら、きれいで、テンポがよくて、胸が締めつけられる「きららワールド」。

アフタートークは、池田さん、北九州在住の作家である福澤さん、ボクの3人でネット社会の話など。脚本が途中なので、打ち上げに参加せず福岡に戻る。ああ・・飲みたかったなぁ。

2006年2月 3日 (金)

気がつくと一日一食&先行の結果

昨日の夜から書き続ける。せっかくノッてるし、「よし、力尽きるまで行くぜ!」と書いてたら、日が変わってしまったのだ。それでも書き続けていて、ふと、全然食事をしていないことに気づく。が、気づいた時には遅かった、近所のコンビニに行く力もないぐらいヘロヘロ。

救援隊を呼ぶような気持ちで、デリバリーのピザ屋に電話。こんな生活してたら絶対長生き出来ないよなぁ・・・うちの役者に、「大塚さんは絶対早死にする」と力説されたのを思い出す。でも・・・出来れば「死を力説する」んじゃなくて、「普通に心配」してほしいなぁ。

先行の報告があり、先行分の、土、日の6回がほぼ売り切れとのこと。他の各曜日も売れている。きっと公演まで2ヶ月以上あるので「とりあえず土日を押さえよう」と買ってくれているのだと思う。色々と魅力的なコンテンツがあふれている状況で、真っ先にギンギラの予定を入れてもらえるなんて、本当に嬉しい。

「お客様がチケットを取って待ってくれている」これが一番ボクの支えになる

2006年2月 2日 (木)

いよいよ今日は先行予約の日!

ただいま絶好調脚本モード。頭の中でキャラたちが喋りまくっている。書くのが全然追いつかない状況。ミーティングで、方向がはっきりしたこともあって、一気に関係あるキャラたちが喋り出している。

夕方から取材。福岡市が作っている「アジア向けHP」のインタビューを受ける。

脚本モードな事もあって、作品をいくら語ってもキリがない。今度ラジオで喋ってくださいということに。取材が終わった後は速攻で家に戻って脚本の続き。

調理法を変え最初から書き直す。書きたい材料はあるので、その表現の仕方を変える作業。

大塚ムネトの不定期日記