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2006年6月

2006年6月11日 (日)

「震電(しんでん)プロジェクト」に参加

京都の美術作家、中ハシ克シゲさんの「震電プロジェクト」が今日から始まった。このプロジェクトは、太平洋戦争末期に福岡で作られていた幻の戦闘機「震電」を、地元のボランティアと共に制作するというもの。

面白いのは制作の方法。震電のプラモデルをフィルムカメラで拡大接写して、現像したサービス版の写真約25、000枚を貼り合わせて「ほぼ実物大」を作るのだ。さらに制作だけでなく、戦争体験者の方を招いた当時の話を聞くシンポジウムもある。

「翼をくださいっ!」で取り上げて以来、「地元の航空史」はボクのライフワークになっているので、迷わずボランティア参加を決めた。忙しいのであまり行けないかもしれないが、出来るだけ制作に参加したいと思う。

2006年6月 9日 (金)

わらび座&フリンジに感謝

稽古のあとに「劇団わらび座」の方と食事。新作の告知で来福していた取締役の是永さん、九州事務所所長の小澤さんに劇団のことを色々聞く。わらび座というのは秋田から全国に発信している老舗の劇団で、劇場と温泉施設が一緒になった「たざわこ芸術村」には年間25万人が訪れている。もらった資料によると、5つのチームで年間850ステージステージをこなし、観客年間50万人、春からは四国に坊っちゃん劇場(何とわらび座の専用劇場)を作り、さらに1チーム増えるとのこと。

成り立ちや運営など、「地方の演劇のあり方」としてずっと注目していたので、食事そっちのけで質問。3人で創立してから55年でここまでの規模になった話に圧倒される。とても貴重な時間だった。これは秋田に見学に行かなければ。

ところで・・・今回、是永さんと会うキッカケは、ボクがフリンジで「わらび座に注目しているんです」とコメントしていた記事を是永さんが見てくれたことだった。ありがたいことにわざわざ連絡をくれたのだ。

フリンジの記事がギンギラとわらび座を結んでくれたというわけ。感謝。

2006年6月 6日 (火)

ARASHIの稽古で思うこと

今日も駆け回ったり瞬発力を試されたりとヘトヘトだけど充実。自分の現場と違うことがとても刺激になる。

常々書いていることだが、ボクは、「芝居の正解はたくさんある」と思っているので、自分がやっていない表現に出会うと嬉しい。これは元々役者だけをやっていたから身に付いた感覚なのかも知れない。違うことを否定して終わらせるより、ちゃんと良いところを感じられる方が豊かだと思うのだ。

あと、「わからないことを否定にすり替える」ようなことも絶対しない。頭でわからなくても、感覚で「いいなぁ」って思う芝居もたくさんある。

大塚ムネトの不定期日記