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2006年11月

2006年11月16日 (木)

通し稽古は続く

今日は「お蔵だしネタ」と「震電」を通す。今回のギンギラ博覧会のコピーは「おバカからシリアスまで」。通常の公演では、一つの作品に、おバカからシリアスまですべてを盛り込んでいて、その幅広い表現がギンギラの特徴。

今回は、お蔵だしコーナーに「おバカ」を集約し、震電に「シリアス」を集約。「女ビルの一生」は、おバカとシリアスがほどよく混じった、ギンギラらしい作品。

両極を一度に通して、自分でもその幅広さが楽しい。

2006年11月15日 (水)

今日も通し稽古

まずは「女ビルの一生」を通す。今回マダム役は、立石さんと、久々の瀬戸さんのダブルキャストなので、通しも2回。2回といっても約20分ほどの短編なので、あっという間。つづけて通すと、「それぞれの持ち味」が出ているのがわかって面白い。良い感じに仕上がってきた。

ちょっと休憩をとって次は「幻の戦闘機 震電」を通す。「演出チェックの目線」と「自分の役への集中」の狭間で一苦労。まあ、これはいつものことだけど。通すことで、各場面がくっきりしてくる。こっちも良い感じ。この調子で行けば大丈夫。

帰ってきてから、YSに会いに行った映像の編集作業。ざっと編集はしていたが、思い切って短く編集し直す。で、テープに書き出そうとしたら音声がとぎれて何度やっても、うまくいかない。朝方までかかって何とか終了。この時期に徹夜は辛い・・・。

今日の西日本新聞に、岩田屋の速水社長と新天町の理事長の対談が出ていた。途中、速水社長が70周年記念公演のことを「大好評だった」と語ってくれていた。お客様はもちろんだが、登場キャラを支えている現場の方にも喜んでもらいたいと思って芝居を作っているので、こうして喜んでもらえるのは本当に嬉しい。

「11月公演もお客様に喜んでもらうぞ!」と、気合が入った。

2006年11月14日 (火)

忙しさピーク

午前中コンパス新連載の写真撮影。西鉄100周年に向けての第1回目は渡辺通りについて。なので天神で撮影。一応、北側と南側の両方をロケハンして、やっぱり南側かねぇということに。人の量も全然違うし。

撮影のあとは家に帰ってかぶりモノの追い込み。そして夕方から稽古。今日は通し稽古。 うー・・・忙しさピーク。

2006年11月13日 (月)

稽古は休みでも大忙し

昨日から徹夜で作業。昼間に仮眠をとって夕方から音響打ち合わせ。いくつか仮で決めていた部分を決めていく。いつもながら遠藤さんは、PowerBookから次々音を出していく。いいなぁMac。アラマッキーもカメラマンのゲンさんもMac使いだし。ちょっとMacBookの黒が気になってるんだよねぇ。

夜はソウタが来てかぶりモノ製作。

途中デリバリーのカレーを食べながら休憩。NHKの特番見る。「チャップリン映画のNGフィルムが大量に見つかった」ってやつ。これが面白かった。病院のコントで、最初は看護士として登場するが、どうもうまくいかないので酔っぱらいに設定を変えて撮り直してるのとか、撮影中に役者へのダメ出しで怒り撮影を止める姿など、貴重な映像が次々と登場。

一つのシーンを完成させるまでに何度もテイクを重ねる、凄まじいまでの「笑いへの執念」。

最後までじっくり見て、さらに巻き戻して繰り返し見たかったが、今日は作業がメイン。しっかり録画しているので、本番が終わってからゆっくり見ることに。気分的には、このままチャップリン映画大会を開催して徹夜したいぐらいなんだけど。で、ひたすらかぶりモノ製作。

2006年11月12日 (日)

部分通し

震電を場面ごとに通す。立ち位置や動きなどを細かく確認。脚本の段階では、「細かく計算して場面構成」しているが、実際に動いていると、別のアイデアが浮かぶこともある。そうすると、自分の中で、「計算重視派」と「ひらめき重視派」がぶつかり合う。

で、最終的にはみんなの意見も聞きながら場面を確定させていく。

ただ、すごく早いテンポで「自分の中会議」が進んでいるから、次々みんなにアイデアを投げる事が多い。うける方はかなり大変だと思うけど、のってくるともう止まらないんだよねぇ。

今日も別件あって早く稽古を抜けるはずが、全力疾走で忘れてしまい、稽古場を出るのがギリギリになってしまった。次の現場へ急ごうとしばらく走ったところで、自転車で来ていたことを思いだす。ああ、始まった!芝居が近づくと、日常のことがどんどん抜けていく・・・。「自分の中会議」で頭をいっぱいにしながら、日常を「なんとなくやり過ごしているから」だろうなぁ。熱中しすぎ病とでも呼べばいいのか・・・。

へこみながら稽古場へ戻リ、改めて自転車で移動。

2006年11月10日 (金)

特効打ち合わせ

ひたすらかぶりモノ。今日は舞監松元さん、特効の新名さんと打ち合わせ。毎回必ず新しい仕掛けを使うことにしているので、今回の仕掛けを相談。あと定番のスモーク演出について。新名さんとは、嘉穂公演で仕事を発注して以来だが、「演出意図にそった煙」を見事に出してくれる、頼りになる方なのだ。

プロってのは、「出来ません」を言わないんだと感動させてくれた人。

2006年11月 9日 (木)

デザイン家電

お気に入りのデザイン生活雑貨メーカー「ダルトン」のHPを発見。 http://www.dulton.com/contents/contents.html ちなみに、ここ何年かメインで使っているアームライトはこれ↓ http://www.dulton.com/lighting/lighting_d/lighting_c/lts133.html

このHPは知らなかった。シンプルでメタルぽいのや、レトロ風なものなど、商品リストを見ていたら欲しいモノばかり。で、ペンダントライトに一目惚れ。そう言えば今使っているアームライトも雑貨屋で見つけて衝動買いしたものだった。悪いなぁと思いつつ、それまでメインで使っていたライトと取り替えたんだよなぁ。

2006年11月 8日 (水)

ルールブック

稽古前に取材。市長選がらみで「天神のあり方」についてのインタビューを受ける。今の天神は、「人が快適に過ごせる許容量」を超えているのではないかという話をする。ここまで人が増えると、もはや、それぞれがバラバラなことをしていられる状況ではない。快適に過ごすためにも、各世代が少しずつ我慢するルールが必要なのでは・・・みたいな話など。ちょっと話が脱線して、「団塊の世代に「ガンコ親父の会」を作ってもらい天神のあちこちでルールを守らないやつを叱りとばしてもらったら」とか。

記者さんからの、福岡は支店が多く外から人がどんどん入ってくるが・・・との問いには、有無を言わさず福岡のルールに従ってもらえばいいのだと、なんなら「これが福岡・博多の快適ルールだ」みたいな分厚い本を渡せばいい・・・と、これまた勝手なことを喋る。おしかりの声もあるかもしれないが、ボクはかなり本気でこう思っている。

2006年11月 7日 (火)

全力疾走中

昼はかぶりモノ夜は稽古の日々。もう一日中全力疾走してるみたい。夕方からは印刷所の方とパンフの打ち合わせ。何しろ今回のパンフは「ちょっとおバカ」なので相談しながらの作業。稽古前に皆でパンフ見本の文字チェック。みんなも見本を喜んでくれていた。うん、いいぞ。お客様も喜んでくれるといいなぁ。

稽古の途中で無性に腹が減る。そりゃそうだ、一日全力疾走中、いくらエネルギーを補給してもすぐに足りなくなる。が、疾走中のため買い出しに行く暇がない。しかたなく休憩時間に「だ・・だれか・・・食べ物を恵んでくれ・・・」とせがんでみたら、ユッキーが「ドーナツが2つありますから両方食べていいですよ」と言ってくれた。迷わずもらいバクバク食べる。

みんなに、「最若手から食べ物をせがむ主宰なんて・・・」と笑われてしまったが、おかげでいい感じにエネルギー補給が出来た。後半の稽古もバリバリ進んだよ。

2006年11月 6日 (月)

パンフもおバカに

今回は、パンフにも遊びの要素を入れている(どういう遊びかは当日もらってからのお楽しみ)。大変なのは、文字レイアウトを担当してくれた劇団轍の杏野さん。ボクが絶好調で徹夜作業をしていたら、早朝5時過ぎにパンフの見本データが送信されてきた。ホントお疲れ様でした。

頼まれている原稿を今のうちに片付けつつ、夜はスタッフ会議。舞監松元さん、照明アラマッキー、音響遠藤さんとボクの4人。打ち合わせは、7時から始まり、途中メシを食べながら深夜0時まで。舞台の仕掛けにも毎回新しいことに挑戦しているが、ちょっと今回の案は無茶(そしておバカすぎる)かも。さてどうなるか、こっちも楽しみ。

大塚ムネトの不定期日記