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2007年12月15日 (土)

ブレードランナー三昧な一日

ネットで注文していた、ブレードランナーファイナルカットが昨日届く。嘉穂公演前に頼んでいた「公演を頑張るご褒美」の最後を飾るのがこのDVD。ご褒美なので、映画を見る前にまず「11月公演頑張ったよなぁ・・」と、しみじみ振り返るところから。特典グッズを手に取り、解説を読んで夜長を楽しんだ。

そして今朝から1日ブレラン大会。何しろDVDは5枚組。本編だけでも、1982年公開のオリジナル劇場版から5種類。さらに製作秘話を追った長編ドキュメンタリーなど、全部で15時間ぐらい収録されている。今日のところはファイナル・カットを見て、劇場公開版、メイキングのインタビューを楽しむ。CM出身の監督が、映像とイメージに固執しながらも、キャラの肉付けはかなり役者任せで、ラストのボクが大好きな、そして名場面と名高い場面でも、ほとんど役者任せだったのは驚いた。

ファンの間では好みが別れているが、もともと見たのが劇場公開版なので、ファイナル・カットとどちらも甲乙つけがたい。色々なバージョンが楽しめるのは嬉しいところ。

しかし、この映画にはずいぶん影響を受けた。もともとSF好きで原作のディックも大好きだったからなおさら。何度観たか数え切れない。ヴァンゲリスのサントラも聴き倒したなぁ。

今やDVDを家で観るなんて当たり前だけど、25年前と言えば、ちょうどビデオレンタルが普及し、映像の楽しみ方が変わっていく過渡期。まだ劇場公開を逃すと、簡単には観れない時代だった。日本でもビデオで評判となり、名画座で再上映があったが、ボクが観た時は、なぜかオールナイト3本立てで、しかも残りの2本が「ブレイクダンス1」と「ブレイクダンス2」というあまりにも違いすぎる組み合わせ。「おい、タイトルの出だしが「ブ」というところしか共通点がないだろう!」と、ツッコミつつも、大画面で観たいが為に劇場に行ったっけ。いよいよテレビ初放送という時には、一番高いビデオテープで録画体制も万全だったが、途中ニュース速報の字幕が入りガッカリした。

この作品もいつものごとく、ベータ録画版、VHS版、S-VHS版、DVD版と、各メディアがそろっている。悲しい性。

今日は、そんな自分のブレラン史を振り返りつつ映像三昧。ひたすら映像に浸り吸収する一日。

大塚ムネトの不定期日記