なぜ「さん付け」なのか
札幌の老舗百貨店「丸井今井」は、地元では「丸井さん」と呼ばれている。地元経済を支えてきたことに敬意を払ってのことらしい。実は、この丸井さんと我らが岩田屋さんが、面白いぐらいに境遇が似ている。
どちらも「地域一番店」で「一時、経営危機に陥り」、そこを助けたのが「伊勢丹さん」。その援助のおかげで「再び地域一番店に戻った」・・・ね、そっくりでしょ。さらに札幌も福岡も三越があるので、伊勢丹と三越の経営統合が「さてどう影響するか」と話題になっている。札幌の人気スポットである「駅前」は2011年の新博多駅を思わせるし、「大通り」は天神のよう。
今日は地元シンクタンクの方に会い、ここ2日で一気に取材した札幌について、間違いがないかの確認。その後は図書館の郷土史コーナーへ。見つけた「丸井今井」の社史で泣いてしまった。読むとなぜ「丸井さん」と敬称なのかよーくわかる。開拓時代、戦中、戦後と、道民が苦しいときに必死に支えていたのが「丸井さん」だったのだ。
今日も時間がなくてマックのテイクアウトを事務所で。あーせっかく来たんだから札幌ラーメンが食べたい。食の話だったら真っ先に食べてるんだけどなぁ。
とにかく取材時間が足りない。そりゃそうだよね、ギンギラは「ボクが福岡で育った長年の想い」がこもっているんだから。
WS3日目は、「怒濤の取材」で書いている脚本を6ページ持っていく。全体で20分ぐらいにする予定なので大体半分ぐらいか。
夜はホテルに戻って後半を書き上げる。「丸井さん」だけは、ト書きにも「さん」をつけてしまう。すっかり虜になっている。
WSを企画したコンカリーニョの斉藤さん日記にもギンギラのことが書かれてます。 http://www.concarino.or.jp/theater/dir/blog_chizu.htm