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2008年3月27日 (木)

謎が解けていく楽しさ&挑戦する楽しさ

昨日いくつか集めた資料から、まず最初の疑問だった「大丸とJRの微妙な関係について」理由がわかった。JRは京都、名古屋と駅ビル再開発で、一気に街の中心を塗り替えたが、どちらの核テナント百貨店もJRが出資していた。しかし札幌は100%大丸が出資。つまり札幌の大丸は「場所を貸してるおばちゃんビル」みたいなモノなのだ。

あと意外だったのが若者でにぎわっていたロフト。ここはその昔「五番館」と言う地元百貨店で、創業は明治39年(日本最初の百貨店三越が東京に開店したのは明治37年。何とわずか2年後に誕生しているのだ!)。すごい、一番年配の店が若作りしていたとは!全然わからなかった。ああ面白い。

商店街の会長さんに駅から離れていて栄えているわけを聞いたら、昔は市電が集まるところで、そもそも明治時代の開拓の時に商業地として設定されたからとのこと。あとビックリしたのが「札幌だけで雪かきに150億円かかるんだよ」って話。何も残らないことにそんな大金がかかるとは・・・。赤字で苦しむ七隈線を博多まで延長する工事費試算が1600億だったから、10年ちょっとで足りるよね。それが消えるなんて・・・。他にも商店街のこと、会長さんの小さな頃の思い出話など、時間の限り聞き倒す。

その後はナックスが所属する事務所へ挨拶。東京公演では森崎リーダーがアフタートークに来てくれたのでそのお礼など。社長(水曜どうでしょうの大泉さんの相方)と色々内緒話。その後、森崎リーダーとオススメのスープカレーの店へ。リーダーにも街のことをあれこれ取材。

ワークショップ2日目は、街作りを担当している方に来てもらい、WS参加者の前で取材の様子を見せる。終わった後は一緒に飲みに行って引き続き街の話を聞く。

深夜ホテルへ戻り脚本を書き始める。今回の挑戦(楽しみなこと)は2つ。「北海道でどんな物語が出来るのか」と、「かぶりモノも衣裳もない、素の役者が座って脚本を読むだけのリーディング公演で、果たしてどこまで伝わるか」ということ。

大塚ムネトの不定期日記