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2008年3月26日 (水)

取材魂のスイッチが入ってしまった。

午前中はホテルでチラシ作業。予定より進んだので午後から市内探検。札幌市には2ヶ所人気スポットがある。デパートが集まり昔から栄えている「大通り」と、再開発が終わった「JR札幌駅前」。

まずはJR駅前の再開発ビルを歩く。核テナントは大丸で、専門店街とホテル。核テナントのわりには何だか大丸が離れているような気がした。続いて駅前のデパート巡り。駅そばのビックカメラは「元そごうビル」。駅の向かい側にはロフト。さすが若者でにぎわっている。

全ての店を巡り、今度は「大通り」へ移動。駅前通を歩いて約5分ほどのところ。周辺のデパートを全て探検。「駅から離れているのになぜ栄えているのか」とても興味がわく。そのまま雪祭りでお馴染みの大通公園へ。途中にある資料館でざっと歴史をつかみ、市電、地下鉄、バスと全ての交通機関にも乗ってみる。

今日の探検は「チラシが進んだから、ふと思い立っただけ」だったのだが、実際に歩いていたら、札幌に猛烈に興味が湧いてきた。こうなるともう止まらない。札幌ラーメンを食べるのをやめて中央図書館に向かう。目的は「郷土史コーナー」。ところが図書館が休館日。事前に調べなかったのが失敗だったが、まさかここまで気持ちが盛り上がるとは思ってなかったんだから仕方がない。じゃあと街の本屋に行き、郷土史コーナーで「札幌街並み今・昔」と言う写真集と、「札幌の商い」と言う流通史の本を購入。

時間がないのでマックでハンバーガーを買って事務所へ移動。ワークショップ1日目へ。今日は制作の話。

WSを企画したコンカリの人に「予定外の探検でがぜん取材魂が燃え上がってしまったから、ぜひ街の人に話を聞きたい」と頼んで、急きょ聞かせてくれる人を捜してもらう。ボクも先日対談の依頼を受けた九経調の方に電話して「北海道のシンクタンクを紹介して」と頼む。ありがたいことに九経調の方がすぐに動いてくれて、明後日に「北海道21世紀研究所」と言うシンクタンクの部長さんに会えるよう手配してくれた。

夜はホテルでひたすら流通史を頭にたたき込む。明日の昼は「地元商店街の会長さん」に会えることになったので事前に街のことを知っておかなければ。

当たり前だけど、調べてみれば、どの店にも、それぞれの歴史がある。さすが北海道だなと思ったのは、「日本唯一の金物店から生まれたデパート」や「農機具販売店から生まれたデパート」があること。面白いでしょ。

大塚ムネトの不定期日記