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2008年7月14日 (月)

全力おもてなしのはずが

朝9時に倉庫へ集合し衣裳とかぶりモノを車に積む。ゲイツ到着は10時。午前中で楽屋の準備やかぶりモノの確認を済ませ午後からキッカケ。ゲネまで2時間しかないので、道具がらみの転換、スライド上映の段取り、始めと終わりの歌(そう、女優陣が歌うのだ!)を確認してゲネへ。ある程度12日に済ませておいて本当に良かった。

会場の狭さや客席の近さを確認しながらのゲネ。この狭さがワクワクする。ゲイツ7は、ギンギラ初期のスポ-ツバーを思わせる空間で、今後も定番化出来ればいいのだが。

一回目の本番は18時半。1時間前から開場なので、始まってすぐにオマケ「会場でパイロットを捜すスカイマーク」を上演。さっそくお客様を巻き込む。さらに開演前には恒例の強制記念写真大会。役者の着替えも大変だけど、「開場時間を楽しく過ごしてもらう」事を目指し、みんなで大暴れ。実は始まる前でかなりエネルギーを使うが全て覚悟の上。今回、上演時間としては40分だけど、ボクらキャストの心意気は「開場時間の1時間とあわせた1時間40分をおもてなしするのだ」と燃えている。

開場時間からにぎわい、本編も順調。途中で追加した「ブラジレイロさんが解説する福博懐かしの写真コーナー」も大盛り上がり。スクリーンに画像が出るたびに会場からは歓声が上がっていた。そしてクライマックスの「長年博多を支えてきた玉屋が最後のバーゲンに向かう場面」では会場全体が玉屋さんのことを感じてくれたと思う。

2回目も会場は一体化して、さすが頑張ってチケットを取ってくれたギンギラファンのお客様だなと嬉しくなる。オマケCD付きの特製パンフレットも好評で、頑張って作った甲斐があった。

で、「全力おもてなし」を実現出来たと喜んでいたら、公演が終わった後で大変なことを知った。何と用意していた食事が売り切れてしまっていたのだ!「飲んだり食べたりを楽しんで下さい」と宣伝しての公演でありながら、何名かのお客様は食事が出来なかったのだ!絶対あってはいけないことで、「くれぐれも品切れがないように」と事前にゲイツ側にも念を押していたのだが・・・。これ大ショック。しばらく一人でへこんでから緊急ミーティング。

ゲイツの方々は「想定していた数よりも注文が多かった」と猛反省。改めてお客様の導線を含めて検討すると、「注文をする行列が食事とドリンクに別れているのがわかりにくい」「メニューに書かれている開演前15分でオーダーストップを気がつかないお客様がいた」「事故がないように入場を少人数ずつにしたことで外で待たされる時間が増えた」など、改善点が判明。

明日からは、「食事については多すぎるぐらい準備する」「ドリンクと食事の注文も同時に受けてもらう」「15分前オーダーストップは会場でくり返しアナウンスしてもらう」と、全ての面で改善を約束してもらう。さらに、お客様の入場数を増やし、外での待ち時間を出来る限り減らしてほしいと制作に要望(もちろん、安全確保が最優先なので出来る範囲で)。

これで明日のお客様には全力おもてなしが出来るはず。

ああ・・でも、ボクの気持ちは、残念な思いをされたお客様のことで一杯。せっかくチケットを取って楽しみに来てくれたのに・・・。反省。猛烈に反省。 

大塚ムネトの不定期日記