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2009年6月

2009年6月30日 (火)

ミニドラマ後半ロケスタート

朝から雨。これが連日の雨なら諦めもつくが、さんざん「カラ梅雨だ、雨が降らない」とさわいでいたのに、ロケの日に限って雨なので愚痴りたくもなる。しかし前回、冬のロケでも吹雪中の奇跡的な晴れ間を狙って撮影したので、雨がやむ瞬間をひたすら待つ。午前中に2回だけ雨がやんだ瞬間があり、必要な場面をなんとか撮り終えた。

午後からは大手門での撮影。ここでは第8話を全て撮ることになっている。全編雨が降っている設定にして、開き直って撮影を始めたら、ありがたいことに雨が止んでくれた。

晴れていないことを悔やむより、雨をやませてくれたことに感謝しなければだよね。しかし、この時期のオールロケはつらい。

2009年6月28日 (日)

はかた探検隊が行く

まずはボクの前説から。ギンギラらしくダンボール紙で作った「川上音二郎像」になって登場し、ワークショップのことを話す。子供たちが取材し、キャラ、セリフ、かぶりモノも自分たちで作ったことや、子供たちのかぶりモノが、ダンボール紙で作っている理由を作品の途中で発表することなどを説明。

前説のあとは、子供たちと「はかた探検」に行った時を再現。この探検の様子と、4つのグループの店物語が交互に進んでいく。途中、博多塀の探検場面で、焼け落ちた瓦や石垣を再利用して作った博多塀が「元祖リサイクル」である話をし、だからかぶりモノも捨てられていたダンボールを再利用したのだと会場に説明。

最後は「山笠をイメージした音」を、それぞれが声と手拍子などで表現し、飾り山のような立体を全員で作ったところで終わり。

たった10回のワークで、ここまで出来るのかと予想を超えた作品だった。会場のお客様も温かく見守ってくれていたので、子供たちもリラックス出来たんだと思う。

終わった後は全員での振り返り会。泣き出す子、ホッとしてさわいでいる子など様々。きっとこれからそれぞれの道を歩んで行くであろう子供たちに、「ギンギラは今後もずっと福岡で芝居を作っていく。自分らはずっと変わらずにここにいる。だから、何かあればいつでも遊びにおいで」と声をかけた。

お菓子とジュースで打ち上げをして解散。これから先が楽しみだ。

2009年6月27日 (土)

明日は発表会

今日は朝からグループワーク。それぞれで考えている物語の確認。取材、登場するキャラ、喋るセリフも子供たちが自分で決めた。ボクは物語の段階で構成に関わったぐらい。

午後からはかぶりモノ作り。ここもデザインは子供たちにまかせ、ボクは仕上げを手伝うサポ-トのみ。ボクだったら絶対作らないようなデザインもあり、それがまた楽しい。

最後に全体の構成を練習して解散。朝10時から夕方5時までという時間を、今日ほど短く思ったことはない。それぐらい密度の濃い、そして作業量の多い一日だった。

面白かったのはワークショップあとの大人反省会で、参加しているギンギラメンバーが「ギンギラって、取材して、物語を作って、そしてかぶりモノも作る・・・本当に大変なんですね」としみじみ語ったこと。

「そう、その通りなんだよ」。でも、ボクは楽しくやっているので心配なく。

2009年6月26日 (金)

かぶりモノ作業

午後からソウタとかぶりモノ作業。後半撮影分のかぶりモノを仕上げる。全10話ともなると、本公演と同じぐらいの数のかぶりモノが必要になる。企画が同時進行中なので作業時間の確保に苦労。何とか今日で終了出来そう。

途中で主役の林雄大も来て、ソウタと3人でクライマックス部分の打ち合わせ。脚本の、「いよいよラストシーン」という部分を、まさに「その場面に登場する役者」と共に仕上げるのだ。

もちろん、まずはボクがラストまで書き上げるのだが、「全体の上演時間とか、制作としての現実的な状況」なども考えながら書いているので、どうしても「作家としてワガママなボク」が犠牲になる事が多い。

そこで、ラストに登場する役者達に集まってもらい、それぞれ「キャラとしての立場」から意見をもらうことで、「作家のボク」に味方してもらうのだ。仕上げの前にもう一度「作家側」と「制作側」のバトルをするというわけ。

こうして皆が納得した上で作るとグッと一体感も増すし、作品のイメージがぶれることもなくなる。ただし「制作側」も「作家側」も同じボクなので、とてもエネルギーは使うのだけど。

2009年6月25日 (木)

企画がゾクゾク進行中

午前中にギンギラ倉庫で取材を受ける。午後からはau携帯電話キャンペーンイベントの稽古と撮影。ボクは出演しないが、作・演出として撮影に立ち会う。出演するのは今回が初ギンギラになる役者達。よくやってくれている。イベントは7月から大型商業施設などで開催されることになっていて、auのHPでも公開するとのこと。約10分ほどの作品。

撮影のあとはワークショップの打ち合わせ。いよいよ発表会が近いので気合が入る。

夜は震電の稽古。稽古の後半は来週から始まるミニドラマ撮影打ち合わせ。いよいよ残り5話の撮影が始まるのだ。

2009年6月24日 (水)

ロケハンは続く2

今日は長崎までロケハン。徹夜が続いていたので車内では爆睡していた。

長崎ロケは1シーンのみ。たった1つの場面のために長崎まで行くのかと、近場で出来ないかと制作から頼まれたが、イメージにあった画はどうしても長崎でしか撮れない。

せっかく監督がやれるのだ。こんな機会めったにない。ちょっと大げさだけど、撮りたい画は絶対に諦めないのだ。

2009年6月19日 (金)

6月19日「福岡大空襲」を空から体験

今日はポンキッキの収録があり、しかも明日は別番組の収録があったので東京日帰り。最終便で福岡に戻る。

たまたま収録があったおかげで、「空襲があった6月19日という時別な日に、飛行機の窓から夜の福博を見下ろす」という初めての経験をした。眼下に広がる街を見ていると、どんどん想像がひろがり「現実の光景」が「燃えている街」に変わっていく。全て焼けた廃墟から、ここまでに成長したのだ。ぐっとくる感情がわき上がってきた。

貴重な体験だった。

2009年6月15日 (月)

ミニドラマ前半5本スタッフプレビュー

撮影、編集、イベント、ワークショップと日替わりで大騒ぎ。今日は前半5話分のスタッフプレビューの日。本編集の前に、つないだモノをみんなで観るのだ。明日からはメディア21での本編集。

プロと仕事をするのは本当に楽しい。

2009年6月10日 (水)

ギンギラDM着きましたか?

お待たせしました!まずは8月の美術館30周年記念公演。そして秋はギンギラ初の全国ツアー!

と、その前に8月1日にマヤ北島さんを追悼したイベント「漂流画祭」もあるのでお見逃しなく!なお、このイベントでは地元ネタではなく、ライフワークの下品コントを上演するので好きな方のみ来てもらえればと・・・このことはちゃんとチラシにも書いてますので。

漂流画祭は一回限りで400人規模のお祭り公演だが、あえてギンギラDMの全てに同封して約7千通を送っている。「少しでも多くの方に、マヤさんという人がいたこと、そしてギンギラをはじめ、地元の劇団がずいぶん励まされたこと」を知ってもらいたかったのだ(マヤさんのことは、2008年9月1日の日記を)。

大塚ムネトの不定期日記