かぶりモノ作業
午後からソウタとかぶりモノ作業。後半撮影分のかぶりモノを仕上げる。全10話ともなると、本公演と同じぐらいの数のかぶりモノが必要になる。企画が同時進行中なので作業時間の確保に苦労。何とか今日で終了出来そう。
途中で主役の林雄大も来て、ソウタと3人でクライマックス部分の打ち合わせ。脚本の、「いよいよラストシーン」という部分を、まさに「その場面に登場する役者」と共に仕上げるのだ。
もちろん、まずはボクがラストまで書き上げるのだが、「全体の上演時間とか、制作としての現実的な状況」なども考えながら書いているので、どうしても「作家としてワガママなボク」が犠牲になる事が多い。
そこで、ラストに登場する役者達に集まってもらい、それぞれ「キャラとしての立場」から意見をもらうことで、「作家のボク」に味方してもらうのだ。仕上げの前にもう一度「作家側」と「制作側」のバトルをするというわけ。
こうして皆が納得した上で作るとグッと一体感も増すし、作品のイメージがぶれることもなくなる。ただし「制作側」も「作家側」も同じボクなので、とてもエネルギーは使うのだけど。