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2010年7月

2010年7月27日 (火)

こころの遺伝子

NHKの番組「こころの遺伝子」。今回は、旭山動物園元園長の小菅さんと、到津の森公園の園長である岩野さんが登場。それぞれの苦しい時期、そして人々に支えられての復活までを、スタジオトーク、再現ドラマ、資料映像でたっぷり紹介していた。

両動物園にとってのキーワードとして、「到津遊園の林間学校」が出てきたり、あの有名パークが出てきて「テーマパークブームで苦しくなった」「絶叫マシーンがあっという間に飽きられた」などの時代背景の説明もあり、「遊園地3兄弟」を観てくれたお客様には、より楽しめる番組だったと思う。 

2010年7月26日 (月)

アンケートは全て読んでますよ!

アンケートには全て、公演当日中に目を通している。会場内のエアコンの効き具合、公演中の不備など、何かあればすぐに翌日から対処するためだ。今回も少ないときで6割、多いときは8割近くのアンケートが戻ってきた。400キャパの劇場で300枚ぐらいのアンケート。袋には入りきれない、ギンギラへのメッセージ。

いつも書くけど、これは本当に宝物だ。

終演後の時間がない方のために、「郵送でもどうぞ」と書くようにしてからは、公演後も日々アンケートが届く。今届いているだけでも、地元福岡はもちろん、長崎、宮崎、愛知、名古屋、千葉、と全国各地からアンケートが。そして、どれも時間をかけて丁寧に思いがつづられている。手紙を同封してくれている方、一緒に撮った写真を送ってくれる方なども。

ボクは何度もアンケートを読み返し、自分たちの作品をしっかり受け止めてくれたことに感謝している。お客様との信頼関係、これが表現者としては一番の宝。

2010年7月23日 (金)

地デジ侍続編「画面の忍者ビル影参上」が、明日24日(土)放送

明日24日(土)に、地デジ侍の続編「画面の忍者 ビル影参上」が、NHK総合にて放送されます!放送は午前と午後の二回。

1回目 午前11:20~午前11:30 2回目 午後13:50~午後14:00

前回ボクが作った「地デジ侍2分バージョン」を紹介し、さらに新キャラの「画面の忍者 ビル陰」が登場。

そう、この「ビル陰」のモデルは「仮面の忍者赤影」。曲の使用許可を取り、地元の児童合唱団で「ビル陰の歌」も新たに録音と、かなりこだわったミニ番組です。

お見逃しなく! 

2010年7月17日 (土)

お詫びと感謝と決意と

今日の2回で公演が終了。稽古自体は2月から、脚本は去年書き直していたのでずいぶん長い時間をこの作品と共にした。全ては自分が原因なので、ギンギラメンバー、関係者、そしてお客様に本当に申し訳なく思い、だからこそ、体調を万全に全力で暴れるぞと誓った公演だった。残る力がないぐらい出し切りました。

最終日があまりに短いのも何なので、カーテンコールについて書こうと思う。

今回は、カーテンコールの時に「現在の到津を紹介する映像」を上映した。約5分の映像を、ワイワイガヤガヤとキャストが解説をし、会場が笑いの中で進行する楽しい時間。物語を共有したお客様に同じ気持ちで観てもらえているのがとても嬉しかった。

最後のあいさつでは、「今日上演した作品は、「男ビルの一生」も「遊園地」も、もちろん「カッパ」も東京地方公演で、そのまま上演しましたよ」という報告をした。お客様からは、これをそのままやったのかと笑いが起き、とても誇らしい瞬間だった。

さらに、「実は、NHKBSが東京公演を収録しました」と言うと、会場から拍手が起こるのだが、すかざずボクは「ただし今日作品を観てもらった皆様には、おわかりだと思いますが、きっと放送できない場面ばっかりです。もしかしたらかなり短くなるかもです。放送がないかもです。でも、収録しようと決めたNHKの心意気に感謝しています」というと会場がさらに盛り上がった。

そして、あいさつの締めくくりは、「これからも地元の方にしかわからない物語を作り続けます!」とお馴染みの言葉。

もちろん東京でもこれで締めくくってきましたよ。で、「それでもよければ来てね」と。

2010年7月16日 (金)

平日昼しか追加できなくて・・

今日は平日だが、追加公演を入れるところが初日と今日の2回しか無くて、需要は少ないかもしれないけれど、あえて平日昼に追加公演を設定。でも、思った以上の来客。終わった後のアンケートでは「今日の追加があったから来れて良かった」と言う声も多数。やっぱり、平日の昼も一度ぐらい入れていくべきだなと思った。

本編の最初は、ボクのあいさつから始まるのだが、半分冗談のつもりで「平日昼公演なので、今日仕事をさぼってきた人」と聞いたら、手が上がる上がる・・・。慌てて「いいんですよ、正直に言わなくて。よし、今日は会場の皆さんとボクらだけの内緒にしましょう」と会場の皆で大笑い。

満員とはいかなかったが、「秘密を共有した仲間感」と、「平日にわざわざ来てくれた、感謝の思い」で、全然辛くない。むしろ、少ないからこそ、いつも以上に、一人一人に徹底的に楽しんでもらうぞと燃えてくる。

芝居が始まってしまえば、大盛り上がりであっという間の2時間。

夜はすでに完売していた回。バス軍団記念写真では安産祈願で盛り上がり、そのまま本番へ。今回、安産祈願は東京を含めてかなりあった。「最初の子も安産祈願で無事生まれて、今回2人目です」と言う嬉しい方もいた。こっちの祈願も力が入る。こういうイベントはめでたくていいよね。

ギンギラベイビーが続々誕生だ。

2010年7月15日 (木)

本来の初日

本来なら今日が初日。チケットを真っ先に買ってくれたお客様ばかりの会場。バス軍団の記念写真大会中から「今日は楽しむぞ」と言うお客様の熱気が伝わってくる。次々に声をかけてくれる方々。まさにホームな感じ。ありがたい。

ホームで、ファンが多い回だからこそ、はじめてのお客様を置いていかないように、撮影会の時から注意をする。記念写真を撮りたいけど、どうしようかと迷っているお客様には、こちらから声をかけ、はじめてで緊張している親子のお客様には、子どもたちにこちらから抱きつき、ちょっと強引だけどスキンシップ。せっかく会場まで来てくれたのだ。作品を楽しく観てもらえるように空間を共有してもらうのがバス軍団の役目。

お馴染みのお客様とは、本番前にコミュニケーションを取る楽しい時間で、「今日は親を連れてきたよ」とか、「大阪から来たんだよ」など、写真を撮りながらの楽しいやり取り。

そして本番。直前に「楽しもうと思ってくれているお客様ばっかりだからこそ、決して芝居がおろそかにならないように身を引き締めていこう」と役者たちと話す。

楽しいのが、東京地方公演との反応の違い。東京では、知らないから当然反応が少なかった「地元ならではのオマケキャラ」が福岡では大ウケ。逆に「東京ご当地キャラ」の反応は薄い。この辺の事は、全国ツアーも経験しているので想定済なのだけど。

オマケには「地域差の揺り幅」をあえて入れて、本編に関しては、有無を言わさない世界作りを目指した今回なのだ。

2010年7月14日 (水)

追加公演&園長さん来場の日

本来なら、今日は仕込み2日目。ありがたい事に福岡公演が即完売で、ならば追加公演をしようという事で今日が公演初日となった。

東京で何度もやっているので、今日はゲネは無し。段取りが複雑な部分だけ確認して、そのまま本番の準備へ。

そして本番。考えてみれば、ギンギラとしての今年の舞台は今日が最初。開演前の記念写真大会で「お待たせ、そしてただいま!」とバス軍団で会場に声をかけると、客席から歓声が上がる。

今回上演する作品は、オマケまで含めて「お客様に支えられて復活した物語」。それは、たくさんのお客様から励ましの手紙やメッセージをもらったボク自身にも重なる。もうエネルギー全開で暴れ、途中のマル秘キャラで笑わせたよ。

ありがとうの気持ちを込めて大暴れ。

今日は、到津の森公園の園長さんが観に来る日でもあった。ボクらが演じる到津の物語を、お客様が笑ったり泣いたりして楽しんでくれている。それを客席で感じつつ「自分の物語」として園長さんに観てもらう。とても嬉しくて光栄な時間なのだ。

2010年7月13日 (火)

我がホーム

西鉄ホールへ。今日は一日舞台作りと照明など。途中舞台チームの休憩時間に、入れ替わりで役者が舞台へ。出入りや、早替えの場所確認などを確認する。

ボクが舞台に立って最初に喋った言葉は「やっぱりホームが一番だなぁ」。Gロッソ、パルコ劇場をはじめ、各地にも素敵な劇場はあったけど、やっぱり自分たちが育った劇場が一番安心する。声の響きもわかっているし。

海外旅行で、さんざんあちこちに感動するけど、家に帰ってくると「やっぱり我が家が一番ね」みたいな感じかな。

午後の空いている時間にNHKの地デジミニ番組の打ち合わせ。前回の地デジスポットは自分でコンテを考えて監督までしたが、今回は公演直後の収録なので、ボクは脚本構成だけで監督はNHK側に頼んでいる。ちょうど役者もそろっているので、全員で撮影スケジュールの確認など。

明日の初日に備え役者は夕方で解散。

2010年7月12日 (月)

休み

明日からの西鉄ホールに備え今日は休み。午前中ゆっくりして、午後からかかりつけの耳鼻科で先生に声帯をチェックしてもらう。その後は整体で全身のケア。

さすがに45歳ともなるとね・・。

それに、体調を壊したあとの復活公演ですから、自己管理をきちんとして万全でお客様に観てもらいたいわけです。 

2010年7月11日 (日)

楽日

会場は満員とはならなかったが、来てくれたお客様と一体となって大騒ぎなのは相変わらず。さすがに本番3日目とあって、早変わりや、大道具の仕掛けもスムーズ。

ドームの方から聞いた話では、「公演前は10分待ちのジェットコースターが、公演後は40分待ちになる」とのこと。芝居を観たお客様が、存分に遊園地を楽しんでくれているのだ。「物語を観て、そして実際に体験する」・・・これが街を舞台にしたギンギラの醍醐味。東京ドームから「ウチで公演しませんか」と誘われたとき、「遊園地なら、遊園地の物語を上演だ!」と、すぐに決意したもんね。

夕方で公演が終わり、バラしてトラックに荷物を積み込む。「もっとやりたかったねぇ。盛り上がったねぇ・・・」とドームの方々としみじみして空港へ。8時の最終便で福岡に戻る。

大塚ムネトの不定期日記