いろいろ検討
昼から市民会館についての第一回目の会議。半分ぐらいは知っている顔で安心したせいか、調子に乗って喋りすぎたかも。
夜は長谷川先生のアトリエで、先生の原案を元に僕が書き上げた脚本の検討。時代ならではの言い回しをどこまで残すべきか、どのぐらい明治の世相を解説するか、あれこれ悩む。
しかし、この悩むのが楽しくもある。何と言っても、地元の方がほとんど知らない音二郎の事を芝居に出来るだけで幸せなのだ。
ちなみに「時代の言い回し」を一つ紹介すると、明治の頃は芝居の事を「しばや」と呼んだりもした。音二郎の舞台を見た観客役に「こんなしばやは観た事がない!」と言わせているのだが、これだって悩むところ。「しばい」か「しばや」か。たった一つの言葉だけでもこうなのだ。
全て考証にこだわって伝わらないのでは困る。説明だらけでもしらけるし。時代考証をふまえた上で、現代風に伝わるようにしようかと。