朝イチで東京から福岡に戻り、さっそく会議で提案
午後からアクロスで、市民会館建て替えについての会議。さっそく地元に関する、美術、芸能、演劇などのアーカイブを作ってはどうかと提案。
昨日の今日なので、熱く語った。大谷の梁木先生も、昔からアーカイブの必要性を唱えていた方なので「とりあえず自分たちで何か始めたいよね」と帰り道に盛り上がった。
« 2010年8月 | メイン | 2010年10月 »
午後からアクロスで、市民会館建て替えについての会議。さっそく地元に関する、美術、芸能、演劇などのアーカイブを作ってはどうかと提案。
昨日の今日なので、熱く語った。大谷の梁木先生も、昔からアーカイブの必要性を唱えていた方なので「とりあえず自分たちで何か始めたいよね」と帰り道に盛り上がった。
まずは早稲田の演劇博物館に。音二郎に関する資料は収蔵しているが、展示はほとんど無し。まあ、ここは坪内先生の記念館なので仕方ない。展示されずに保管されているだけなら、いっそ福岡で受け継いで音二郎の展示が出来ないものかと思う。地元のボクらが語らずして誰が語ってくれるのか。
夕方からは音二郎の研究をされている倉田先生の事務所に。「30年目にして、ようやく博多から話を聞きに来たか」と、ズシリとくるお言葉が。倉田先生は、明治時代の新聞を記録したマイクロフィルムを丹念に調べて、音二郎に関する記事を抜き出して収集している。事務所の中は出力した紙であふれていた。「ああ、ここに1週間ぐらいこもって読みたいなぁ」と長谷川先生。ボクも同感。
倉田先生の案内で、音二郎が作った劇場「川上座」の跡地を見学し、再び事務所で色々話す。本当は日帰りの予定だったが、あまりにも良いお話を聞けたので急きょ泊まりに変更してギリギリまで取材。
倉田先生、本当にありがとうございました。
12月の上演予定時間は、15分の途中休憩をあわせて2時間30分。配分を考えると、第1部85分、15分休憩、第2部50分の計150分という目標になる。
で、現状どうなっているかというと、第1部で100分を超え、さらに第2部も60分を超える勢い。つまり、30分はカットしないといけない。30分となると、ちょっとずつ削ってという作戦では無理。
ずっと悩んで悩んで・・・・。そして、ついに深夜に決断。「思い切った短縮化」に着手することに。
先生のアトリエで脚本会議。「このままでは上演予定時間に収まらない」という問題について、どう解決するか話し合う。
悩ましいのは、脚本家の僕としては、長いあいだ先生と一緒に物語を作ってきたので、全てを実現させたいと言う思いがあること。「上演時間なんか気にするな!」と心で叫んでいる。
しかし、制作、演出の僕は、「現実問題として上演できる本」にしなければならない。ああ・・・本当につらい。だって一緒に考えた物語だし、僕だって短く切りたくない。
ああ・・脚本の「どこを短くするか」がなかなか決まらない。
ずっとこの日記で「某お店」と書いていたのは、福岡パルコのこと!そう、ギンギラとパルコのコラボイベントが決定なのだ!
題して「ギンギラ太陽’sファクトリー」。かぶりモノ倉庫紹介や、飛び出す年表、記念写真コーナーなどなど。
何と言っても目玉は、「新キャラパルコ」を一般から募集するという企画。携帯電話からの一般投票でキャラを作ろうというギンギラとしても初の試み。パルコ公認でキャラを作るのだ!ぜひ参加して欲しい(詳しくはイベント情報を!)。
今回募集する新キャラパルコは、来年4月からの「流通新シリーズ」に登場する。
なんといっても、来年はいよいよ新博多駅が誕生する2011年。きっと天神と博多の間で色々な事が起きるはず。そこで「ギンギラ原点回帰」と題して、タイムリーな街ネタをおバカに連続上演する予定で、そこにパルコが登場なのだ。
もちろん、流通以外の作品も上演しますよ!予定は来年2月、しかも劇場は・・・おっと、これについてはまだまだ内緒。改めて発表しますので。
昼からアクティブ事務所でスタッフ会議。音響全般についてみっちり3時間ほど。使う音の世界観、楽曲について。今回はアクティブの沼口さんと初仕事なので、細かなイメージまで色々話す。
音楽の後は演出部でキャストの最終打ち合わせ。何しろ登場人物が膨大なので、まだ決まっていなかった配役を決め込んでいく。打ち合わせ用に、各場面とそこに出る役名を書いたリストをつくたら、全10pにもなってしまった。
まあ、100年に一度のお祭りだし。
大阪で一緒に芝居をした知りあいから「映画の撮影で福岡にいる」とのメールが。ちょうど僕も一段落ついていたので、2人で夜ご飯。一緒に芝居をしたのが12年前。最後にあったのが渋谷のパルコ公演だったから、5年ぶりの再会。
肉系がいいと言うことで、お馴染みの「煮込み」へ。
12年前に初めて会ったとき、気持ち悪いぐらい趣味が同じで盛り上がったが、久々に会った今日も、やはり趣味の話で盛り上がる。最近、それぞれが始めた趣味まで一緒だったことがわかり、「離れているのに何だか同じようなことをしているよねぇ」と笑う。
途中、煮込みの大将も来て3人でワイワイ。こういう時間も大切だなと。
大阪で一緒に芝居をした知りあいから「映画の撮影で福岡にいる」とのメールが。ちょうど僕も一段落ついていたので、2人で夜ご飯。一緒に芝居をしたのが12年前。最後にあったのが渋谷のパルコ公演だったから、5年ぶりの再会。
肉系がいいと言うことで、お馴染みの「煮込み」へ。
12年前に初めて会ったとき、気持ち悪いぐらい趣味が同じで盛り上がったが、久々に会った今日も、やはり趣味の話で盛り上がる。最近、それぞれが始めた趣味まで一緒だったことがわかり、「離れているのに何だか同じようなことをしているよねぇ」と笑う。
途中、煮込みの大将も来て3人でワイワイ。こういう時間も大切だなと。
事務所でNHKチームと打ち合わせ。トンコツTVスペシャルで、「地デジ侍ミニコーナー(5分ぐらい)」をやることになっているのだ。去年で司会は卒業させてもらったので、今回は「地デジ侍出演者」として僕も登場。
番組の収録は17時から19時の2時間。このどこかに地デジ侍が登場する。ギンギラコーナーは5分ぐらいだけど、番組は公開収録なので、全体を楽しんでもらえれば。
10/3(日)、アクロス横の天神中央公園特設ステージで17時からの公開収録。
キャスト。スタッフが集合しての初顔合わせ。ついにこの日が来た。
音二郎との出会いは、江頭光さんが書かれた「博多 川上音二郎」という本だった。博多出身で、世界を相手に演劇で挑んだ人がいたことを知りとても嬉しくなり、「明治という大きく変わる時代にも全力でぶつかった姿」に、同じ演劇人として、ずいぶん励まされた。
そして、いつか芝居にしたいと。
この本との出会いが10年前。来年が没100年という事はわかっていたから、具体的な準備は5年ぐらい前からスタート。そして準備の過程で、長谷川法世先生が音二郎の研究をしていることを知る。僕は思った「うーん、先生の力を借りれないかなぁ・・・」。
先生と知り合うキッカケを探していたある日、県の文化賞をもらうことになり、先生も受賞と聞き、しかも式の当日にはお客様を集めた対談も予定されていることがわかり、「よし、たくさんのお客様の前で共同作業をお願いすれば、断られないだろう・・」と公開協力依頼をする。ちょっとあざとい方法だが、きっと音二郎さんも味方をしてくれるはずと、思い切ってお願いし、「一緒にやりましょう」と言ってもらえたのが、今から3年前。
なぜ音二郎さんが味方をしてくれると思ったかというと、授賞式が、音二郎さんの命日、11月11日だったから。これは、音さんが「行け」と言っているに違いないと。
命日が授賞式だったのは、きっと必然だったんだと僕は思っている。
こうして始まった脚本作り。最初の一年は、まず長年研究されてきた「先生の音二郎への想い」を僕が一方的に聞くことからだった。最初は知らないことばかりで、必死にメモをとりながらの、まるで、「先生からのボールを受け続けるキャッチャー」のような感じ。先生から渡された本を全て読み、自分でも新たな資料を探し出しという作業が続いた。2年目になり、僕もずいぶん先生にボールを投げ返せるようになって、いよいよプロット作りがスタート。そして3年目に具体的な脚本作り。今に至っている。
今回の芝居では、面白おかしく描かれがちな、川上音二郎を、地元の方にきちんと知って欲しいというのが一番の願い。もちろん、僕としては長年作ってきた「エンターテインメント性」も大切にしたいので、史実と、楽しさの両立に戦っている。
これまでは脚本作業と言うことで先生と2人での戦いだったけど、これからは、キャスト、スタッフも力を合わせた「良い芝居にする戦い」が始まる。
今日の顔合わせで、心強いメンバーがそろったよ!