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2010年9月29日 (水)

音二郎の取材で長谷川先生と東京へ

まずは早稲田の演劇博物館に。音二郎に関する資料は収蔵しているが、展示はほとんど無し。まあ、ここは坪内先生の記念館なので仕方ない。展示されずに保管されているだけなら、いっそ福岡で受け継いで音二郎の展示が出来ないものかと思う。地元のボクらが語らずして誰が語ってくれるのか。

夕方からは音二郎の研究をされている倉田先生の事務所に。「30年目にして、ようやく博多から話を聞きに来たか」と、ズシリとくるお言葉が。倉田先生は、明治時代の新聞を記録したマイクロフィルムを丹念に調べて、音二郎に関する記事を抜き出して収集している。事務所の中は出力した紙であふれていた。「ああ、ここに1週間ぐらいこもって読みたいなぁ」と長谷川先生。ボクも同感。

倉田先生の案内で、音二郎が作った劇場「川上座」の跡地を見学し、再び事務所で色々話す。本当は日帰りの予定だったが、あまりにも良いお話を聞けたので急きょ泊まりに変更してギリギリまで取材。

倉田先生、本当にありがとうございました。

大塚ムネトの不定期日記