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2010年12月10日 (金)

いよいよ博多座

朝9時から小屋入り。役者はそれぞれ、1階から5階までの楽屋へ。ボクは舞台上手そばの楽屋へ。高田先生、鈴木さん、二橋さん、山下君、雄大が同室。まあどうせ演出なので、ほとんど楽屋にいる時間はないけど。

午前中で照明を仕込み、続いて大道具を第1場から舞台に飾っていく。全部で30以上の場面があるので、この確認だけでも大変。さすがなのが博多座の大道具さん達。普段は歌舞伎や商業演劇をこなしているだけあって、テキパキと見事な動き。約20人ぐらいのスタッフが、ベテランチーフの指示で次々場面を作っていく。

で、このベテランチーフが職人さんでとても素敵なのだ。父親が建築業だったこともあり、昔から職人さんと一緒にいるのが好きだったボクなので、もう安心して全てをこの方に任せていた。このチーフはとても律儀な方で、ボクなんかよりも経験と知識も豊富なのに、何かあると、必ず「演出、ここはどうしますか?」と聞いてくれる。ボクが具体的に答えられない時は、「こうしてみたら」とすぐにアイデアも出してくれる。まさにたたき上げの職人。本当にボクはこういう職人さんを尊敬する。今回大ファンになった。

夕方からはキッカケあわせ。今回は演出部ということで伊集院さん、日下部君に、進行をまかせる予定だったが、時間が読めないので、とりあえず最初はボクの指示でスタート。何とか10場面ぐらいまでは出来たかな。後は明日の午前と午後で残りの20場面のキッカケあわせをして、夜はゲネの予定。

退館後にアクティブの事務所で、演出部で明日の作戦会議。明日からは、伊集院さん、日下部君に進行を任せて、ボクは役者に徹することに。

大塚ムネトの不定期日記