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2011年8月21日 (日)

テオ・ヤンセン展に行けず&「自分を表現する手法との出会い」の大切さを思う

テオ・ヤンセン展が9月末まで大分で開催中。8月中に何とか行こうと考えていたが、映画の編集仕上げ、福岡、東京でのマスコミ取材、11月DM作りと忙しすぎて断念。今月はじめの休みで行くべきだったと悔やむ。何としても9月のどこかで行かなければ!

テオ・ヤンセンがゲスト出演の「たけしのアートビート(BS・NHK)」を見て、行けなかった想いを癒す。(この番組は本当に面白い、毎回録画してみるぐらい気に入っている)。

テオ・ヤンセンを簡単に紹介すると、オランダの彫刻家で、アートと科学を融合した作品で知られている。番組では、風の力で生物のように動く作品「ストランドビースト」と、そのビーストの誕生から今までを本人が紹介。まるで、生物が進化するように、自分の作品を紹介する視点が素敵だった。

初期のビーストは、アイデアこそは今と変わらないが、「その作品を実体化するための良い素材」に出会えてなくて苦戦していたとのこと。プラスチックチューブに出会って加工、強度の問題が解決したと語り、さらに関節や曲げ加工などがだんだん洗練されていく過程を、「生物の進化に例えて話す視点」が面白い。

ボクも、最初にテストで作ったかぶりモノはダンボール紙製だった。その後、造型用の素材に出会い、樹脂を溶かして接着する道具で作業が飛躍的に早くなり・・・と言う具合に「イメージそのままを現実化する」事を磨いてきた。だから、思い通りになる素材との出会い、支える技術の革新が、いかに大切かよくわかる。

もちろん大前提として「自分がやりたい表現」が無ければ始まらないのだけど。

大塚ムネトの不定期日記