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2012年1月28日 (土)

市川春子&島田佳代

去年、作品に出会いとても刺激を受けた作家2人。

第14回手塚賞を受賞した市川春子の「虫と歌」。「感性」と「人生の営みなんだから仕方がない」というような突き放した世界観に、とても引かれる。第2作品集「25時のバカンス」も面白かった。

去年、大野城のリーディング公演「四畳半の翅音(はおと)」で出会った、劇作家島田さんの作品世界も、「生きる重力の中でもがく様」を、時には突き放しつつ、悲しいほど美しい場面ではっとさせられたりと、とても面白い作品だった。

今日の西日本新聞朝刊に島田さんのコラムがあり、自身の祖母が亡くなる話を、島田さんらしい世界観で表現してあった。読み終わったあと、しばらく余韻で楽しんだよ。

大塚ムネトの不定期日記