ギンギラ新体制での初イベントが、この講演会で本当に良かった
夕方から福岡市赤煉瓦文化館にて講演会。限定70名様のイベントにつき入場出来なかったお客様も多数いたそうで、まずは、入れなかったお客様にお詫びを。わざわざ来てくれたのに御免なさい。
ボクは1時間前に入ったが、着いたときにはすでに会場は満員。行列が昼過ぎから出来て整理券が無くなり予定より早く入ってもらったとの事。何と東京からのお客様もいるそうで、これは「何としても楽しんでもらうぞ」と気合が入る。
講演会は、まず新体制への説明から。作・演出・かぶりモノ製作のボクが引き続き活動をするので、作品世界は何も変わらない事を話して安心してもらう。
次はプロジェクターで取材現場の写真を紹介しながら脚本作りについて解説。今回は一般のお客様が対象なので学生対象の技術論ではなく、取材での面白話を中心に笑いと共に楽しく話を進めていく。話だけでなく、かぶりモノに実際触ってもらったり、さらにスペシャル企画として、11月に上演した小ネタ集から「博多阪急ラッピングバスの叫び」を実際に演じたりもした。
小さな会場でギュッとお客様に囲まれている感じが、初期のギンギラ公演をしていた頃の空間を思い出させる。「ああ、このお客様との近さからスタートしたよなー」と、とても心地よい。お互いの息づかい迄わかる距離感が、やっぱり一番いいね。
予定の90分はあっという間に過ぎて終了。最後は出口に立って、お客様と握手をしながらお見送り。この見送りも初期のギンギラではお約束だった。「9月公演を楽しみにしてますよ」と声をかけてくれる方、手紙やお土産を渡してくれる方など、お客様からたくさんのエネルギーをもらったよ。
新体制での最初の企画が、初期のギンギラを思わせるお客様とのひとときで本当に良かった。「待ってくれているお客様がいる」これほど支えになるモノはない。