« おいしいお酒 | メイン | 福島県立いわき総合高等学校演劇部福岡公演「FinalFantasyforⅩⅠ.Ⅲ.MMⅩⅠ」 »

2012年2月26日 (日)

熊本にて脚本ワークショップ

朝から九州新幹線で熊本へ。今日は高校演劇部の生徒たちを対象にした脚本ワークショップ。午前中は、ざっとギンギラの世界観を説明し、昼食をはさんで午後からは公演映像をみせながら細かく解説。場面ごとに映像を止めて、脚本の組み立て、暗転を入れない照明の工夫、演出の狙いなどの技術論を。ボク自身が高校演劇出身で、経験として「当時知りたかったこと」がわかるので、地区大会で生徒たちがすぐに実践できるようなこと心がけて話した。

朝から夕方まで、あまり堅苦しくならないように面白話も入れつつ、とにかく喋ったよ。先週までほとんど喋っていなかったのが、今日は1日喋りっぱなしと、ちょっとメリハリがつきすぎかも。

ワークショップの最後は、それぞれの学校ごとに課題の発表。事前に「自分の学校をキャラにして、取材を元に10分の物語を作る」と言うお題を出していたのだ。

デザインに走りすぎて使いにくい校舎の話や、古い校門と新しい校門を主役にした学校の歴史、銅像がモノ語る話、苦労して残した校庭の木の話など、どれも「知ってるようで知らない身近な物語」で楽しい。生徒たちは、お互いの話に笑ったり感心したりと良い感じ。「身近なモノを通して人々の物語を知る」という、ギンギラの醍醐味を体感してくれたと思う。

今回は1日だけのワークショップなので、ボクの目標は「物語の完成」ではなく、「物語を作る楽しさを見つけるキッカケ作り」。今日の体験をキッカケに、部活で物語ごっこをするようにと伝えて話を締めくくった。

大塚ムネトの不定期日記