ギンギララジオ
午後からピクニックで雑誌の取材。その後FMでギンギララジオ4月放送分の収録。
第一週は、まずは春から天神に来る方へのメッセージ。あと今年4月12日で88歳になる福岡駅の話など。
約5分と短い時間だけど、毎週、街の想いを伝えさせてもらえるのが嬉しい。とりあえず1年間は放送する予定なので機会があればぜひ。街の話を中心に、時々はギンギラ公演についてもお伝えできればと。
午後からピクニックで雑誌の取材。その後FMでギンギララジオ4月放送分の収録。
第一週は、まずは春から天神に来る方へのメッセージ。あと今年4月12日で88歳になる福岡駅の話など。
約5分と短い時間だけど、毎週、街の想いを伝えさせてもらえるのが嬉しい。とりあえず1年間は放送する予定なので機会があればぜひ。街の話を中心に、時々はギンギラ公演についてもお伝えできればと。
これまでのギンギラは、次々企画を発表して、疾走しているよさもあったが、脚本を書くボクは、時間に追われてバタバタしていた。今年からは、「まず脚本ありき」で、しかも半年前からじっくり準備を始めることに挑戦している。
半年の準備期間というのは、宣伝をしっかりやるだけでなく、稽古も週一を予定し、「役者それぞれの活動に影響が出ない上でギンギラに参加」という、新しい稽古スタイルを試す期間でもある。
役者が食べる手段が圧倒的に少ない地方において、劇団のあり方とは何なのか、仮説と検証を繰り返す日々になるかと。
午後から3人の役者と会う。9月公演のキャスティングはほぼ決まっているので、今日は9月の次にやる作品への出演交渉。詳細はまだ秘密だが、早ければ年明け公演になるので、スケジュールを含めて色々話す。
もちろん「上演する脚本」を読んでもらってからの交渉。
ぜひ参加したいと言ってくれる役者、東京に行こうかと悩んで答え先送りの役者など様々。年明け公演は、古株メンバーからの参加もある予定なので楽しみにしていて欲しい。
先月で脚本を書き上げ、その本を読んでもらいながらの出演交渉。「前々から出て欲しいと思っていた役者」には、初めましての挨拶からはじまり、脚本を渡し「ぜひ出て欲しい」と想いを伝える。
次回9月公演は、新しい役者だけでなく、これまでゲスト的に出てくれていた役者にも出演してもらうことになっている。これまでゲストとしてピンポイントに出てもらっていた役者に、しっかりメインを演じてもらうのだ。
元々ギンギラは、「この役者ならお客様にしっかり作品世界を伝えてくれるだろう」と、ボクが演出として納得した役者に声をかけて、公演ごとにチームを組むところから始まっていたので、いつもの作業とも言える。
ただ、このところ忙しすぎて他の芝居をあまり観れていないので、若手のことがよくわからないんだよねぇ。きっと頑張っている若手は一杯いると思うんだけど・・・。
「この機会に、自分もギンギラに出たい」と言う役者がいれば、ぜひ問い合わせて欲しい。若手に限らずベテランも大歓迎。
この芝居を福岡で観ることが出来るとは、企画してくれた地元テレビ局に感謝。昼公演は「同世代の高校生たちを無料招待」、一般上演の夜は「入場料を全て寄付」と、見事な志の企画だなと。
表現者として、特にボクは街の記憶を描いているので、絶対に観ておきたいと思っていた芝居だった。高校生たちのひたむきな演技に(そして、とても訓練が行き届いている表現力に)大いに笑って、泣いた。
アフタートークで先生と生徒たちが「怒りを怒りで語るのでは悔しいし、ウソっぽくなる。だから思い切り笑ってやろうと、みんなで集団創作で出来上がった芝居だ。部活があったおかげでここまで頑張れた」と語っていたのが印象に残った。
公演後に楽屋にあいさつに行き、出演していた高校生たちに会う。当然の事ながら、そこにいたのは普通の素朴な子どもたち。しかし、どれだけのものを背負っているのだろうかと思うと、うかつな言葉はかけられないなと緊張してしまった。「良かったよ、本当に面白い芝居だったよ」としか言えなかった。
「ありがとうございます」と元気に言う彼らの笑顔は素敵だったよ。