西鉄本社の広報室へ
渡辺輿八郎の取材で午前中に本社の広報室へ。輿八郎が作った鉄道会社がのちの西鉄になるわけで、今日は「鉄道から見る輿八郎について」の取材。担当の方は、100年史も編纂した、いわば西鉄の生き字引。貴重な当時の資料を見せてもらいながら、福博鉄道史全体の流れを聞く。
この「わかっている方が持っている歴史全体をみる目」がとても大事。それぞれの資料だけでは断片的な情報が、全体をわかっている方の目を通すと、大きな流れとなって見えてくるのだ。
「全体をみる目」がつかめれば、あとは早い。と言うか、色々な情報が、さらにこの「大きな流れ」に合流して、どんどん面白くなる。明治の博多は本当に面白いエピソードばかり。
午後からは紙輿産業へ。輿八郎が作った紙輿呉服店は、紙輿産業として現在につながっている。輿八郎が田畑を切り開いて作った土地の管理など、今現在も天神を支えているのだ。
何だか、新作脚本の取材のように楽しくなってきた。