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2012年9月

2012年9月27日 (木)

ギンギララジオ収録&新たな企画相談

10月分の収録。10月は、渡辺通りの生みの親である、渡辺与八郎が亡くなった月。なので10月の4回は与八郎特集を。九経調で講演会をした時に取材で集めたネタがいっぱいあるので、印象的なエピソードを紹介することに。

今日は、収録前に新企画の相談があった。これまた面白そうな話でワクワクする。「ギンギラの面白さ」を大切にしながら、面白企画を実現させたいと思う。

止まって悩むより、動き出すと、そこから色々ひろがっていくのだなと。

2012年9月19日 (水)

企画会議

ある企画の打ち合わせ。先方の希望を聞いて、イメージ作りから。実現したら楽しそうな話だが、まだ決定前なので詳しくは内緒で。

この秋は、いくつかの企画が同時進行になりそう。仕切直しの第一弾も順調だったし、うまく流れに乗って進められたらと思う。

2012年9月17日 (月)

最終日「やっちまった!」

 ○やっちまった その1 終わりの挨拶の中で、「笹岡のダイエー」と言うべきところを、「笹塚のダイエー」と言っていたらしいのだ。「らしい」と書いているのは、自分では全然気づいていないから。田坂に「大塚さん、笹岡と笹塚を間違えてますよ」と指摘されて、初めて気がついた。そうか、それで反応が薄かったのか!間違えて伝えたお客様、御免なさい。

○やっちまった その2 これが一番いけない。ああ、ついにやってしまった!なんと、ボクが「かぶりモノを間違えて」舞台に登場してしまったのだ!・・・・ああ、なんたること!場面は、よりにもよって、今回一番お気に入りの歌の場面。

最終日を、気持ちよく歌い終わって満足して楽屋に戻ったら、なぜかみんなが笑っている。そして、鏡を見てびっくり。ああ・・・まさか作・演出のボクが、かぶり間違えるとは!さんざんみんなに「いいか、舞台に出る前は鏡で確認するんだぞ」と言っていた、自分がやらかしてしまった!

あとから聞いた話では、歌の途中でみんなは間違いに気づいていたが、福澤さんが「今伝えてもどうする事も出来ないから、最後まで言わずに気持ちよくやらせよう」とボクに言うのを止めてくれてたそうだ。ああ・・・申し訳ない。

ボクがやらかした以外は、良い感じで本編は終了。そしてカーテンコール。キャスト紹介の途中で、どうにも我慢が出来なくなって、お客様にかぶり間違えた事を告白する。で、「もし、キャナルの1月公演でも間違えたら全員にコーヒーをおごります宣言」をした。そのぐらい覚悟して望まないとね。

片づけのあとは打ち上げ。挨拶では、この座組誕生のキッカケとなった「漂流画祭」の話を。今回の座組は、急に亡くなったマヤさんを偲んで上演した「漂流画祭」で一緒だったメンバーが多い。そもそもボクが今回参加しているメンバーと出会えたのも、面白い劇団や役者の情報を、マヤさんが教えてくれた事がキッカケだった。マヤさんに感謝・・・と、マヤさんの話からはじまり、締めくくりは「ギンギラが初めての出演者、そしてこれまでと変わらずスタッフをしてくれているみんな、新しい座組に参加してくれてありがとう。本当にありがとう。おかげで良いスタートが切れました。1月も盛り上がっていきましょう」と話した。

あとはワイワイおいしいお酒。

2012年9月16日 (日)

お客様の声に感動する

連日大入りなのはとてもありがたい。そして公演後に色々な方が来てくれる。登場キャラの会社の方が「ご挨拶を」と楽屋に来られた時は、「勝手に出してスミマセン」と謝り、担当の方々は「いえいえ登場して嬉しいですよ」と喜んでくれているのでホッと安心。

恒例の「西鉄の竹島社長からのお寿司の差し入れ」も美味しく頂いた。

新しい座組での公演ながら、これまでと変わらない日々を嬉しくかみしめている。何より嬉しくありがたいのは、お客様の反応だ。初めてのお客様は楽しんでくれているし、「昔から観てくれているお客様も「観るまでは不安だったけど良かったよ」と書いてくれている。もちろん「古株がいないのは寂しい」との声もあるが、そりゃあ10年以上頑張ってくれたメンバーなので、こうした声があるのは当然。その上で、「これからも応援するよ」と書いてくれているので、本当にありがたい。

2012年9月14日 (金)

ゲネ&初日

午前中にいくつか確認をして、午後からゲネ。開演前のお約束「記念写真大会のマル秘ネタ」からはじまり、怒濤の早替えが続く本編へ。演じるだけでなく、歌い踊り、大ラスのカーテンコールまで。

前回は1つの役しかやっていなかったボクも、今回は出まくっている。久々に役者で暴れている感じ。メインは新しい主役たちに託しつつ、世界観を支える役割として存分にやっている。というか、久々の早替えラッシュにヘロヘロ。衣裳のパーツが多いのでホント大変なのだ。まあ衣裳から丁寧にキャラ設定をしているからこそ、キャラの背景をしっかり表現できているので、嬉しいんだけど。

そして初日。

新しい座組での第一弾。長年観てくれているお客様も「大丈夫かな」と不安に思われているだろう。開演直前、「稽古場でやっているよう存分にやってくれれば大丈夫だから」とみんなに話して、全員で手をつないで輪になり、主役の田坂に声がけをしてもらう。こんな感じで本番を迎えるのがとても新鮮。

かぶりモノを忘れるとかのハプニングもなく、初参加のメンバーもよく頑張ってくれた。多少ぎくしゃくした部分もあったが、すぐに慣れると思う。

お客様の反応も、とても嬉しいものだった。「次につながるスタート」が出来たなと。よかった。こうして本番を迎える事が出来て、本当に良かった。

ちょうど福岡公演のコンドルズに参加している義太郎が開演前に遊びに来て、そのまま本番を観ていった。席は全て売り切れなので、照明ブースで手伝いながらの鑑賞だったとの事。オムレット初演でバーガー王子を演じた義太郎が来てくれたのが、なんとも嬉しい。

公演後は楽屋で簡単な初日乾杯。

2012年9月13日 (木)

小屋入り2日目

さあ今日はキッカケあわせの日。朝から順番に場面の確認。音と明かりのタイミングを細かく調整し、早変わりがある人は前後の場面を続けて演じて「着替えが間に合うか」の確認。

特に時間をかけたのが、今回初挑戦の「ミュージカル場面」。フレーズごとの役者の動き、照明を確認。何度も手直しをして、短いながらも楽しい場面になった。中村雪絵、田坂哲郎の2人がメインの今回だからこそ生まれた、いわば「新しい座組の象徴的な場面」。

ボクは自分の芝居に、毎回新しい試みを入れているが、今回は念願の歌を入れて大喜びなのだ。

2012年9月12日 (水)

小屋入り1日目

朝から小屋入り。いつものように1日目は舞台作りと照明、音響の仕込みなので、キャストは楽屋で衣裳、かぶりモノのチェック。

きららで衣裳も作っている池田さんを筆頭に、女子チームで(あと、器用なヒデも入って)「衣裳の手直し」「早替え用のマジックテープ付け」などをやってもらう。今回は、特に全員バタバタと早変わりをするので、その準備が大変なのだ。

男子は、かぶりモノの微調整を手伝ってもらう。作業をしながらおバカな話で騒いだりしながら、平和な感じで時間が過ぎていく。

楽しい小屋入り。

2012年9月 3日 (月)

かぶりモノに仕掛けがいっぱい

ギンギラが15年という事は、かぶりモノ作製歴も15年。15年の間では、かぶりモノを作るスタイルも実は色々あった。まずは「ひたすら忠実に再現するシリーズ」。これの究極はハウステンボス。つぎに「動くシリーズ」。川端商店街の「揺れる提灯」とか。電飾をしかけたのは「Zサイド」。逆に徹底的に省略したものもある。

で、今回のかぶりモノだが、まあ自分でも楽しくなるぐらいバラエティに富んだかぶりモノの数々。動くもの、分離するもの、カラフルなもの等々。

とくに「ぱかぱか動く最新作」がお気に入り。ネタバレするので詳しくは書かないが、初演の時にも出ていたキャラに、ちょっと「ぱかぱか仕掛けを一工夫」する事で、よりおバカで、さらにキャラの心の動きも象徴できるようになった。「おバカ+心の動きの強調」この両立は素晴らしいと、我ながら思う。稽古場でも、大好評。このかぶりモノをつけるのは中村雪絵なので、きっと見事に使いこなしてくれると思う。

このキャラは大人気になると思うよ。

2012年9月 1日 (土)

のんびり穏やかな9月1日

無事宿題の数々を8月で終了。恥ずかしながら47歳にして初の「予定通りの宿題終了」かなと。しかも数日余裕を持たせての終了。ああ、この「計画的行動力」が小学生のころにあったら・・・。

昨日は、かかりつけの耳鼻科へ予防をかねて行く時間も出来た。先生の顔を見ると、ほっと安心できる。アレルギーの薬などをもらい、少し公演の話など。いつもは子どもたちでにぎわっている病院が、たまたまなのかボクと数人だけ。さては、みんな宿題の追い込みだなと。

おかげさまで公演チケットも完売しているし、稽古も順調。こんな穏やかな9月1日は初めてかも。来週は通し稽古なので、じっくり脚本と向き合う。

大塚ムネトの不定期日記