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2013年4月11日 (木)

「新しいこと」と「古いこと」

今日で48歳。今年は早々と1月に本公演を済ませているので、公演に向けた「いつものギンギラ的な過ごし方」というよりは、講演、観光、番組製作など、「新しいこと」に色々挑戦している。

新しい経験を、ギンギラにフィードバックして、より豊かな芝居を作れたらと思う。

「古いこと」というのは、手に入れた一冊の古本のこと。昭和51年に発行された「小学館入門百科シリーズ 紙工作入門」。小さい頃から感覚として工作をしていたボクは、この本で「技術としての工作力」を身につけた。本は、道具の紹介、作り方、そして動物から乗り物まで様々な展開図が掲載と、この一冊があれば全てOKの、まさに工作の入門書だった。

何十年かぶりで読んだが、「作る物の資料を集めよう」と図書館や現場に行くことを勧める記事に、自分の取材から始まるスタイルの原点はここかもしれないと、驚きの再発見。これは忘れてたなぁ。

覚えているのは、一番最後に載っている作品、「80分の1で作るD51機関車」の事。何度挑戦しても、一度も完成までたどり着けなくて悔しかった。ああ・・・でも、悔しかった記憶も含めて嬉しい再会。まるで懐かしい先生にあったような。「先生のおかげで今があります」と本に語りかけたよ。 

大塚ムネトの不定期日記