悲劇の人「平野国臣」
4月から博多歴史講座に参加している。幕末史の講座で、明治政府が作った「維新史」と、黒田藩に残る「幕末史」が違っている事は、この日記でも紹介した。
実は、明治新政府を作った薩長土肥より10年近く前に、「黒田藩で、新しい政府を作ろうとした動き」があったのだが、維新史では、この「黒田藩の先進性」が無かったことにされているのだ。あくまでも手柄は明治新政府だということになっているらしい。
地元に住んでいながら、全然知らなかった。衝撃の真実というか。
この講座で幕末史を担当されている小河先生は、西日本新聞社から「平野国臣」と「野村望東尼」の本も出している。
もちろん、2冊とも読んだが、学校で習っていた歴史とは違うエピソードの数々に、驚き、悔しくなり、なんとも複雑な気持ちになった。「平野国臣」の生き様には泣けたよ。