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2013年10月30日 (水)

2015年に開催の国民文化祭で芝居を作ります!

鹿児島県伊佐市へ。2015年に開催の国民文化祭で、伊佐市の街を題材にした芝居を作ることになったのだ。

昼過ぎに伊佐に到着し、まずは明治時代に作られた水力発電所の遺構を見学。この遺構は、普段はダム湖の底に沈んでいて、水位が下がる夏場しか見ることが出来ないのだが、ちょうどダムの改修工事中だったおかげで水位が低くて見ることが出来た。

湖の底に沈んでもなお、レンガで組まれた建物の外側が残っている姿に、100年を超えて存在し続ける執念のようなものを感じてしまった。この建物がキャラになったら、なんとしゃべるんだろうか・・・。これから取材を積み重ねることできっと言葉が聞こえてくるはず。楽しみだ。

続いて、下流の鶴田ダムへ。こちらも隅々までしっかり見学させてもらった。普段は取材で苦労することが多いが、国民文化祭に向けてなので、どこもとても協力的。とことん取材が出来るので嬉しい。日本の土木技術のすごさに堪能し、帰りは「ダムカード」というカードまでもらった。

この「ダムカード」というのは、全国に収集しているマニアもいるくらい人気のカードとのことで、表にダムの写真があり、裏にはダムのデータが書かれている。全国のダムにあるらしく、そのダムの管理事務所に直接行かないともらえないらしい。こんなカードがあるなんて、しかもマニアに人気とは知らなかった!ダムの世界も奥深くて面白い。

夜は伊佐市の劇団「非常口」の皆さんと交流会。伊佐市を舞台にした芝居は、非常口の皆さんと共同製作をすることになっているのだ。大野城で「四畳半の翅音」がリーディング公演されたのを見て以来、作・演出の島田さんといつかご一緒したいと思っていたので、今からとてもわくわくしている。

2年後に向けて楽しい企画が始まった。

大塚ムネトの不定期日記