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2013年10月24日 (木)

久々の休み。ひたすら本の世界へ。

「腰ぬけ愛国談義(文春ジブリ文庫)」。対談で戦争や時代を語る。宮崎駿の「機械の色は激しく発色してしまう、渋い色が作りにくい」とデジタルと格闘しながらもジブリらしさを守る苦労話なども面白かった。

「文藝春秋11月号」。記事の「没後十五年、渾身のノンフィクション 三船敏郎の栄光と、その破滅」を読みたくて。これまでに知られていた話の、さらに裏側に迫っている。スキャンダラスな部分も取り上げていて、そのため近親者からの取材拒否があったと記事内でも書かれていた。人としての弱さや素顔がみえても、世界の三船のすばらしさは変わらない。

「恋しくて - TEN SELECTED LOVE STORIES (中央公論)」。村上春樹が選んだ恋の物語。ちょっと買うのが恥ずかしいタイトルだったなと。最後に収録されている村上春樹の短編「恋するザムザ」が目当て。カフカの変身を初めて読んだときのショックを思い出しながら、楽しく読む。彼が戻ったとき、今度は世界が変身していたのか・・。

活字の疲れは、「3月のライオン9巻」「銀の匙9巻」のマンガ2冊で癒し、ひたすら本の世界。徹夜でだらだら読み続ける幸せは、体を酷使して休みになってないような気もするところだけど・・・。さらに明け方は、三船敏郎映画大会(もちろんボク一人)をこっそり開催し、気がつくと寝ていた。

幸せな休日。

大塚ムネトの不定期日記