NHKドキュメント72時間「恐山死者たちの場所」
恐山を訪ねてくる人々を描いたドキュメンタリー。死別からまだ日が浅くて悲しさが一杯の方、時間も経ち別れを受け入れて過ごしている方・・・死への思いは様々だ。
恐山に人々は集まり、そして「生きる決意」を強くして山を下りていく。
この番組を見ていて、亡くなった父親の事を思った。
あまり公にする事ではないかもしれないが、父親とは20年以上縁が切れていた。亡くなる前に一度だけ会ったのは、「末期ガンになった」と電話がかかってきたからだった。その時の電話で「一緒に病院に行ってくれないか」と頼まれ、久留米の病院で再会したのだ。
亡くなってからの方が、何かにつけて思い出す。生きていた時よりもよっぽど考えているかもしれない。
さてさて、この先自分に残った時間で、何ができるだろうか。