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2014年8月 7日 (木)

見捨てられたおもちゃを救助

 ○出会い 去年、公演用の小道具を探してリサイクルショップをまわっていたとき、ある店で、大好きなSF映画のおもちゃを発見した。切なかったのは、棚の一番上でホコリまみれになっていたこと。買って帰ろうかと一瞬思ったが、そのときは本番前でそれどころではなかった。

○再会 別件で店に行き、ついでに「もう無いだろうなぁ・・・」と棚を見たら、さらにホコリにまみれた哀れな姿が!定価の半額以下なのに、ネットオークションとかだと定価の倍以上で売られている人気アイテムなのに・・・。マニアが見たらすぐに買っていくヤツなんだけど、まさか、リサイクルショップで捨売りされているとは思ってないんだろうなぁ・・・。

○そして家へ 再会したら、そりゃあ縁でしょう。安かった事もあり家へ連れて帰る事に。ボロボロの箱を開けると、パーツが足りない。まあ、訳ありだから安いんだろうと思っていたので驚かないが、本体の目立つ部分に「そのパーツを取り付ける穴」がポッカリあいているのが、何ともかわいそう。

そこで、足りないパーツを自作する事に。大好きな映画に登場するメカなので、手元に資料はある。まず資料を見てリアルな形をふまえ、次におもちゃの画像をネットで検索して「そのおもちゃの形」も確認。パーツの再現は、リアル追求ではなく「そのおもちゃのゆるさ」で統一感を出すのだ!こういうこだわりに燃えて作業をするのは本当に楽しい。脚本の作り込みと一緒というか。

楽しく自作したあとは、本体の色にあわせて、グリーン、ブラウン、ブラック、オレンジの塗料を調合してエアブラシで着色。塗料が乾燥したら本体にパーツを取り付けて、ついに「俺版メカ」として復活!!

これからは、家の飾り棚で堂々と存在感を主張して欲しいと思う。久々の細かな作業が、脚本執筆中のよい気分転換になったよ。 

大塚ムネトの不定期日記