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2014年11月17日 (月)

読書&NHK「浦沢直樹の漫勉」

今日は稽古が休み。たまっていた本と録画した番組に手をつける。

読んだのは、「天才 勝新太郎(春日太一・著)」、「なぜ時代劇は滅びるのか(春日太一・著)」、「もう一度天気待ち(野上照代・著)」の3冊。

どれも古き良き日本映画の話。「黒澤明の思い出話」にしみじみ。そして、「準備を全てひっくり返す即興撮影で現場を混乱させる勝新の話」には、こっちまでドキドキした。

実は、この即興で撮影した「座頭市・テレビ版」を見ているのだが、テレビの枠を超えたまるで映画のような絵作りで、話も凄く面白かった。この傑作が、まさか、てんやわんやの即興で生まれていたとは・・・・。奇跡を目撃する喜びも良いけど、自分の現場だったらイヤだなぁ。

録画していた番組からは、「NHK 浦沢直樹の漫勉」を見た。漫画を書く現場に複数の小型カメラを設置して、原稿が出来る様子を定点観測するという番組。

「沈黙の戦艦」「ジパング」の作者、かわぐちかいじの現場を撮影し、その映像を、書いた本人と浦沢直樹が見ながら語り合うのだが、「顔はどこからかく?」とか「正面から見た鼻の輪郭と穴の描き方が難しい」なんて、現場の話が面白い。これシリーズ化されてるのかな。 

大塚ムネトの不定期日記