ありがたい言葉
公演が終わったあと、各所に無事終了の挨拶にまわった。感想を聞いたり、次のヒントをもらったりと嬉しく癒される時間だった。
特に印象に残っているのは、承天寺のご住職と長谷川先生からもらった言葉。ご住職からは「振り返れば一本道だが、進むときは無数の道がある。もがいて、もがいて、進みなさい」。長谷川先生からは、「とにかく、自分のやりたい世界を追求するんだよ」。
2人の言葉に、「道はどこまでも続くのだな」と改めて思った。新年を前に、心にぐっとくるありがたいお言葉をもらった。
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公演が終わったあと、各所に無事終了の挨拶にまわった。感想を聞いたり、次のヒントをもらったりと嬉しく癒される時間だった。
特に印象に残っているのは、承天寺のご住職と長谷川先生からもらった言葉。ご住職からは「振り返れば一本道だが、進むときは無数の道がある。もがいて、もがいて、進みなさい」。長谷川先生からは、「とにかく、自分のやりたい世界を追求するんだよ」。
2人の言葉に、「道はどこまでも続くのだな」と改めて思った。新年を前に、心にぐっとくるありがたいお言葉をもらった。
ロビーで演出の市岡さんに挨拶。観たのは2階席の一番前。舞台も近く役者がよく見えるし、全体も見渡せて良い感じ。
物語は、黒田藩にあった学問所「甘棠館」の館長・亀井南冥を主人公に、志賀島で発見された金印の謎を解いていくという内容。
庶民にも学問所を開放する、気さくな亀井館長を演じる座長。ボクの勝手な思いこみかもしれないが、その姿が、劇団を背負って集団を率いてきた座長に重なって見えた。「色々あるけど、頑張ってるよね、うん」と、前のめりで見守っていたよ。客演で一緒だった役者達が、博多座の舞台に立っている姿を見るのも嬉しかった。
セリ、スッポン、廻り舞台と、舞台機構も存分に使い、道具の転換も見せる演出も博多座ならでは。博多座の道具さん達はさすがだ。
終わったあとロビーで脚本の生田君に会う。途中の苦労していた姿を見ていたので、良かったねと握手。そのあとは楽屋に挨拶。ちょっとだけ来年の事などを座長と話す。
お互い「地元にこだわった芝居」をやっていながら、これまでは全然接点がなかったが、今年の1月公演に客演した事がキッカケとなり、こうして縁が出来た。さて、何をしようか。
幕開きまでは「初日の夜」が残っていたが、当日券がたくさん出てほぼ完売となり、全公演完売という、嬉しいスタートを切る事が出来た。ご来場のお客さま、ありがとうございました!
この日記でも書いているが、今回の新作は、まず2時間越えの長編を書いて、わざとラフな1時間に作り直している。「長年作ってきた自分」と「初期の何でもありな自分」を合体させた感じというか。
最終的には、「歴史ドキュメント」、「新作のハチャメチャ活劇」、「音楽のみで進行するセリフ無しコント」と、3つの作品をオムニバス形式で上演する構成となった。
今後は、じっくり観てもらう長編と、よりお祭りのようなオムニバス形式の今回というように、ギンギラの中でもジャンルを分けていければと思っている。
午後からゆっくり集合してかぶりモノと衣装の輸送。
ホールに着いてからは、まずは楽屋作り。JRホールは、楽屋が離れているので、ステージ裏の機材置き場を整理して、臨時の楽屋を作るのだ。まあ臨時と言っても、元々広い空間なので、立派な楽屋が出来上がった。これから4日間、ギンギラの劇場楽屋として使用するのだ。
今日のキャストの作業は、衣装とかぶりモノの確認。途中、晩ご飯を食べて22時過ぎには解散。
さあ明日は怒濤のキッカケあわせとゲネプロだ!
通し稽古が続いている。
今日はクライマックスで使う大道具も持ち込んで通し。今の稽古場は、本番の舞台とほぼ同じサイズで、しかも道具を置いておけるので、日々かぶりモノや衣装が増えいく。
何もなかった稽古場が、本番に向けた劇空間に変わっていく。今回は、新シリーズに向けて充実した稽古が出来ているのがありがたい。
冬の着色作業は、曇りだと寒くてなかなか乾かないし、晴れていても北風が強いと色を乗せるのに苦労する。最悪なのは、冬の雨。もうどうにも乾かない。
幸いな事に、今日は絶好のスプレー日和。
晴れてる上に風もない。大喜びで、朝からひたすら着色作業。気温は低いが、太陽の力でどんどん塗料が乾いていく。よかったよかった。
今回は饅頭のお話なので、丸い形が多い。平面構成で「丸み」をどう表現するか試行錯誤中。平面構成で曲面を作る時に、骨組みを入れすぎると重くなってしまうので、型くずれしないギリギリの骨組みを試している。
あと苦労しているのが、今回初登場の「博多織キャラ」。形のイメージは、丸めた反物で、これはすぐに作れる。問題は、博多織独特の文様。仏具の「どっこ」を元にしたパターンが続く柄になっているのだが、この文様をキチンと作りたいのだ。
取材したからこその、こだわりというか。