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2015年12月

2015年12月31日 (木)

今年もありがとうございました&時間差3年計画

いつもの大晦日。夕方から太宰府天満宮へ行き、いつもの店で年越しそばを食べる。暗くて画像が撮れなかったが、隣りにあるお菓子神社にも「2月やりますので」とお参り。

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来年の花粉症がひどくなりませんようにと、鼻をなでたよ。

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新国立競技場と同じ方が設計のスタバ。

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この日記でも時々書いているが、ボクは「時間差3年計画」で物事を進めるので、少なくとも3つのプロジェクトが常に進行している。今年も「ある企画の新規立ち上げの年」であり、「途中経過の2年目」であり、「結果を出す3年目」だった。

嬉しいのは、3年目で結果を目指す企画が、それで終わるのではなく、「結果を出したことで、引き続き関係が続いていく」と言う点。そうやって関係がひろがることで、「実現できる企画」の幅が広がっていくのだ。

2015年12月30日 (水)

アンミックス忘年会

ギンギラが所属しているアンミックスの忘年会。今年は高宮にある炉端焼きの店。

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自慢の魚料理を作っているところ。「おい火事か!」とビックリする迫力。

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お互いの今年の事、来年について大いに語った。

2015年12月29日 (火)

年内最後の稽古&お疲れ会

今日で年間の稽古が終わり。予定通り、ラストシーンまで全て作り上げた。

稽古場で殺陣の構成を考えているところ。前回の公演をふまえつつアレンジしている。

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後半は、「お疲れ会」。3階の事務所からテーブルを運び、1階の稽古場は宴会場に。

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もちろん今回の主役「チロルチョコ」も。

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2015年12月24日 (木)

クリスマスも稽古

ケーキとシャンメリーで、ちょっとだけクリスマス気分を。稽古前なのでアルコールは無し。みんな喜んでくれて何より。

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衣装部にもケーキを持っていったら、代表のケイコさんが作業中だった。彼女は、衣装デザインから製作まで、布を自由自在に操るプロ。ギンギラの衣装も製作してもらっている。

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ワイワイやった後は稽古へ。

年内あと3回の稽古で、ラストシーンまで一通りやりたいなと。

2015年12月21日 (月)

覚醒し余韻にひたる日々

時間があると、すぐにスターウォーズの世界へ心が行ってしまう日々。鑑賞前に徹底的にさけていたネタバレ情報にも目を通す。監督が、「存分にやった」と語っているインタビューにも納得。あと絶賛派も否定派も、どちらの言っていることも気持ちはわかる。観た当日の日記にも書いたが、言い出したらキリがない。誰がどう作っても、絶対色々言われていたろうし。

先日読んだ「職業としての小説家」の中で、村上春樹は「何をどのように書いたところで、結局はどこかで悪く言われるんだ。プロとしてのある程度の条件をクリアーすれば、あとは「自分が楽しむ」「自分が納得する」というのが、大事な目安になる」と書いていたが、ホントそうだなと。

監督はきちんと条件をクリヤーしつつ、存分にやってくれたと思う。

まあゲームの仮想世界やCGバリバリの活劇映画が当たり前の新作世代と、物語だけでなく特撮映像も新鮮だった旧作世代では、受け止め方が違うのは当然だよね。両方を巻き込んで、この先ずっと映画が続いてくれたらいいなと思う。

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1978年の公開当時に買ったストーリーブック。当時は、レンタルも有料テレビもない。本とサントラLPで「追体験」するしかなかった。

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場面写真と文章からなるストーリーブックには、映画になかった「主人公ルークと親友ビッグズ」の場面も。のちに映画ではカットされた場面だったと知ることになるが、情報がほとんど無い当時は、「えー!ビッグズって誰なんだ?」と悩んだよ。

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数少ない貴重な情報源として愛読していた「スターログ」の創刊号。隅々まで何度も何度も読んでいた。今でも全冊持っている宝物。

2015年12月19日 (土)

ついに「スターウォーズ新作」!!

公演に参加している中村宏平、西山太一と3人で映画館へ。今日はスターウォーズを観て3人で存分に語りあう計画。

午後から映画館に集合し、今日限定のメモリアルパンフを買って指定席へ。20世紀フォックスのファンファーレがないのが寂しいが、ディズニーマークのオープニングを入れないなど、最初から旧作ファンに気を使っているなと。

そして本編。待ちに待った新作は、本当に幸せな136分だった。色々言い出したらきりがない。「これもアリだよな」と納得させてくれる映画で嬉しかった。以下、ネタバレなしの感想を。

なんと言っても嬉しかったのは、「そこまで旧作ファンにサービスしなくてもいいのに」と思うほどの展開。ぬかりないマーケティングの結果かもしれないが、我が道を突き進んだ結果、旧作ファンが離れたジョージ・ルーカスを思えば、今回の映画の方が嬉しい。

ジョージ・ルーカスは、「新しい事やりたがり」で、新しい映像表現の追求がメインになってしまい、旧作ファンとの間に溝が出来ていたし・・・。ボクも、新三部作の「CGメインの映画作り」は旧作ファンとして好きになれず、「ピカピカだけど実感がない映画」に違和感を感じるばかりだった。この撮影方法には、出演俳優達からも「何もない合成スクリーンの前で演じる不満」が出ていたようだし。

だから、エイブラムス監督が「グリーンバックのCG合成映像は嫌、実際のセットも作りたい。」と語っている記事を読んで「そう、その通り!」と、この発言だけで監督を信じる気持ちになっていた。

発言通り、実写ならではの画が嬉しかった。今回は、旧作が持っていた「背景を説明しない世界で、無名の新人俳優が繰り広げる青春活劇」と言うテイストを取り入れつつ、「新シリーズへの、旧キャストから新キャストへの橋渡し」という難題に応えてくれたとボクは納得している。

映画を観た後は、ご飯を食べながら語る予定だったが、あまりの嬉しさに続けて2回観てしまった。一緒に行った2人には「ご飯は今度」と謝ったよ。

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今回のパンフと、1978年の公開時に買ったパンフ。

2015年12月14日 (月)

「ああ画伯!今回も延期ですか!!」

ネットで本を注文していたが、「発売延期になりました」とのメールが届いた。延期になった本は「集英社新書 江口寿史の「5分スケッチ」自分の線をつかむコツ!」。

「江口画伯!今回も延期ですか!!」と、徹底するパターンにあきれるのを通り越して、ちょっと感心してしまった。

中学生で「すすめパイレーツ」に出会って以来、全ての作品を読んできたが、画伯のマンガといえば、「休載」「打ち切り」が数知れず。どれほどの編集者と、ボクら読者をハラハラさせてきたことか。ついには、「マンガを書かないマンガ家」なんて事まで言われるし。

だから、「今回も延期ですか!!」と、感心してしまったのだ。どこまでも「ぶれない画伯」だなぁと。ちょっと嬉しくもなっているボクは、麻痺しているのかもしれない。いや、これが正しい江口寿史ファンの姿というか。

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正直日記も、心が痛む内容。でも・・・大好きなマンガ家なんだよなぁ。

2015年12月10日 (木)

伊佐から嬉しいニュース&「非常口」が頑張ってきたからこそ

11月で解散するはずだった「劇団いさ」の継続が正式に決まった。

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打ち上げで「これで終わりではなく、ここから何かをやろう」という流れになっていたのが、ついに具体的に動き出したのだ。演出部として一緒だった島田さんの劇団「非常口」を中心として活動を続けるとのことで、本当に嬉しい。

さらに嬉しいのは、劇団いさで初めて演劇を体験したメンバー「西元さん・春園さん・平さん」の3人が、正式に非常口に入団したこと。劇団いさの参加メンバーの中でも、驚くほど成長してくれた3人だったので、続けてくれるのが何より。

「カンヅメ少年」で主役を演じた西元さんは、なんと脚本を渡してすぐにラストまで全てのセリフを入れてきた。これは嬉しい驚きだった。さらに稽古の欠席もなく、誰よりも先に稽古場に来るという、まさに「役者の鏡」。彼女の姿勢が、劇団いさのムードを作ってくれていたと思う。初舞台でありながら、作品を支える主役としての仕事を見事やってのけたのが、本当に素晴らしかった。

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「主人公を支える黒ブタの女戦士」を演じた春園さんも、演技経験は無いとのことだったが、良く響く「凛とした声」はとても魅力的で、感情豊かに主人公を支える役を演じてくれた。身のこなしも素晴らしく、棒を使った「戦士としての動き」も見応えがあった。

「水害で苦しむお米」を演じた平さんは、仕事との両立を苦労していたが、やはりセリフをすぐに入れ、少ない時間の中で精一杯頑張っていた。こうして3人が続ける意思表明をしてくれたのは、一緒に作った仲間として嬉しく思う。

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でも、そもそもでいえば、伊佐が演劇祭をすることになったのは、劇団非常口が頑張っていたから。地元で島田さん達が踏ん張ってきたからこそ、今の流れがある。本当に良かった。「劇団いさ」のメンバーも参加する次回作が楽しみ。

2015年12月 8日 (火)

2月の稽古開始!

今日から2月公演の稽古開始。今回の上演用に「場面や人数を調整した脚本」を読む。

最初の読み合わせでの俳優達の反応は、「作品に最初にふれるお客様の反応」でもある。読み合わせは、笑いが絶えず嬉しい手応えだった。

お客様とモノ語りを共有するのが楽しみ。

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長年愛用している脚本ファイル。公演ごとに脚本を入れ替えている。

ちなみにボクの脚本はA4横サイズで、1ページ2分~3分。

2015年12月 1日 (火)

久々の映画

昼は脚本を頑張り、夜はゆっくり映画。こうして過ごすのも久しぶり。

観たのは「アバウト・タイム〜愛おしい時間について」。大好きなリチャード・カーティスが監督・脚本の映画。監督作品のレギュラー俳優「ビル・ナイ」が、今回も良い味を出している。

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映画は、ビル・ナイ演じる父親が「我が家系の男子はタイムスリップが出来る」と、息子に告白するところから大きく動き出す。笑えて優しい時間改変、結局変えることが出来ない悲劇など、素敵な映画だった。この監督は、元々「Mr.ビーン」を作っていた人なので笑い所も見事。大好きなベン・フォールズの曲が使われているのも良い。「ラブ・アクチュアリー」「パイレーツ・ロック」と、この監督が作る映画はどれもお気に入りだ。

残念なことに、監督作はこれで引退だそうで、今後は脚本家に集中するらしい。理由は「愛しい相手と過ごす時間を大切にしたいから」との事。この映画のメッセージそのものだなと。

さらに脚本を担当した英国SFテレビ「ドクターフー 第5シーズン ゴッホとドクター」も観る。結局「死を選ぶ運命」を変えることが出来ないゴッホと主人公が、時空を超えた友情を築く物語。お約束の「ビル・ナイ」も登場し、これまた心にしみる素敵な作品。

ただ、これでSF心に火がついてしまった。もう止らない。時間映画大会へ突入。ジョンバリーの名曲が流れる「ある日どこかで」を観て、ボネガット原作・ヒル監督の名作「スローターハウス5」へ。そして、締めくくりがハインライン「輪廻の蛇」が原作の「プリデスティネーション」。

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「プリデスティネーション」のパンフには、複雑怪奇な運命をたどった主人公の年表が。このカオスが切ない物語を生み出す。

どれもオススメの映画。今年は「バック・トゥ・ザ・フュチャー」が話題だが、時間モノは傑作が多いよ

大塚ムネトの不定期日記